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注文住宅のこだわりを予算内で叶えるには?優先順位や失敗事例をご紹介

注文住宅の基礎知識
更新日:2024.05.18 / 公開日:2024.03.01

注文住宅の醍醐味は、理想のライフスタイルに合わせて間取りや設備を自由に決められることです。しかしこだわりと予算がなかなか合わず、家づくりのスタートに踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。今回は予算別にどんな家が建てられるのかご紹介。あわせて、優先すべきこだわりポイントや、予算内で希望を叶えるコツも解説します。

ダークブラウンのすっきり落ち着いたリビングダイニング
目次
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マイホームとお金
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建てたい家の具体的なイメージができない方は、まずはこちらを参考にしてみてください。注文住宅の予算は、土地・建物・手続き費用から総合的に考えるのが一般的です。ここでは建物に割ける予算別に、どんな家が建つのかご紹介します。
予算1,000万円~の場合、無駄を省いたシンプルな住宅を建てられます。建物は形状が複雑になるほどコストが上がるため、低予算の住宅では長方形や正方形など単純な形になるケースが一般的です。
内装は無垢材や漆喰といった自然素材を多く使用することはできず、凝った間取りも採用しにくいでしょう。低コストで家が建つ理由は、メーカーが仲介業者を入れず自社で設計から建築まで行うパターンや、標準仕様の建材を大量仕入れしているパターンなどがあります。
予算2,000万円~ですと、ローコスト住宅に比べて、内装や設備の希望が叶いやすくなります。床や壁に自然素材を使用しない代わりにお風呂やキッチンのグレードを上げたり、家具や家電にお金をかけない代わりに窓やバルコニーを増やしたりと、予算をやりくりすることで叶えたい希望の実現が可能になるでしょう。
とはいえ希望を盛り込みすぎるとあっという間に予算オーバーになってしまうため、優先順位をしっかりつけておくことが大切です。
予算3,000万円~は、全国における注文住宅の建築費用の相場となる価格帯。土地に合わせた形状の建物にしたり、自然素材の建材やグレードが高い設備を採用したりと、比較的こだわりを叶えられます。
一方で、予算内でできることを多くの選択肢から選ばなければならず、プラン確定まで時間がかかりやすいのもこの価格帯の特徴。外構にもこだわりたい方は、建材や設備、デザインと実用性のバランスをとることで希望が実現しやすくなります。

住宅購入を考える夫婦
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理想をあげればキリがない注文住宅のこだわり。住みはじめてから後悔しないためにも、優先しておきたいポイントを知っておきましょう。
家の中で快適に過ごせるかどうかは、住宅の性能が影響します。とくに断熱性能が高い家は、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。その際気密性も同時に高めることで、冷暖房の使用を削減できて省エネに。省エネ住宅は光熱費のランニングコストが下がるだけでなく、条件を満たすことで国の補助金制度を利用できるといったメリットもあります。

また、地震が多い日本で安心して暮らすためには耐震性も重要。新築の場合は建築基準法で耐震基準が定められているため安心ではありますが、採用する耐震構造はメーカーによって異なります。住宅の性能はUA値や耐震等級などの数値で確認できるため、複数のメーカーと予算を比較して、納得できる性能の家を建てましょう。
使い勝手や暮らしやすさに影響し、あとから変更ができない部分にはこだわりましょう。とくに間取りや収納の数は、住みはじめて不便やストレスを感じ「失敗した」と思う方が多いポイントです。
住宅のプランニングに正解はなく、家族構成や将来の計画によって生活スタイルもさまざま。家事動線や収納したいものをあらかじめ想定し、長く住む上でいかに心地よく過ごせるか考えましょう。


家と注意点
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こだわるポイントを見誤ってしまったために起きた、注文住宅の失敗事例を紹介します。
まずは予算オーバーで後悔している事例を見ていきましょう。

必要以上の収納をつくったら不便になった

備えあれば憂いなしと、収納をつくり過ぎた例です。収納はあると便利ですが、必要以上に設けてしまうと整理整頓が大変になるだけでなく、居住スペースが狭くなるといったデメリットもあります。

憧れの設備を採用したが、使いこなせていない

業務用の冷蔵庫や、庭のプール、暖炉など、憧れの設備を採用できるのは注文住宅の魅力でもあります。しかし実際に使う頻度が少なければ、投資したお金が無駄になるという結果に。メンテナンスや実用性まで考慮することが大切です。
続いて、コストを優先するあまり、重要な設備や性能を削ってしまい、後悔が残る結果になってしまった例を紹介します。

住宅性能が低く、光熱費がかかる


光熱費
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性能を気にせず低予算で建てた家が、冷暖房を多く使わなければ快適に過ごせないという事例です。初期費用は抑えられますが、結果的に高い光熱費を長年支払い続けるという結果に。予算はランニングコストも見据えて計画しましょう。

防犯設備を削ったが、不安が残る家に

人通りが多いから安心だと防犯設備を削ったことで、視線や死角が気になるようになってしまった事例。防犯設備といっても防犯カメラのようなセキュリティグッズの導入だけでなく、窓に設置する柵を採用したり、死角をなくす間取りにしたりとさまざまな面で工夫ができます。

一戸建ての建築模型を持つ若い男性
写真⑥一戸建ての建築模型を持つ若い男性-min.jpg 98.34 KB

せっかく注文住宅を建てるなら、予算があるとはいえなるべくこだわりを詰め込んだ家にしたいですよね。予算内で理想の家を建てるためのコツをご紹介します。
こだわりの優先順位をつける際に、ネットやSNSで情報収集される方も多いでしょう。もちろん自分で勉強することは大切ですが、見た目や流行に左右されたり、「リビングは最低〇畳必要」のような固定概念に縛られたりと、こだわりの決め手に偏りが出る可能性もあります。ショールームや完成見学会に足を運び、自分や家族に最適なライフスタイルはどんなものか体感してみましょう。その際気になることや不安なことは、担当者に相談してみるのもおすすめです。
予算内でいかに理想の家を建てられるかどうかは、施工会社選びがもっとも重要です。家の雰囲気や完成までのスケジュール、使用する建材や設計へのこだわりポイントは、ハウスメーカーや工務店によって多種多様。気になる会社があれば施工事例や口コミをチェックし、資料請求や無料相談イベントへの参加は積極的に行いましょう。
注文住宅の予算決めは建物の費用を優先的に考えがちですが、土地や手続きにかかる費用を抑えることも検討してみましょう。例えば日当たりが悪い土地や旗竿地などは、価格が安い傾向にあります。地盤改良が必要なければ予算も浮かせられ、建物の工夫でデメリットを回避できることも。
また上述したように、省エネ住宅はランニングコストを抑えながら補助金制度の対象になる場合があります。トータルの予算を抑えることができれば、諦めていたこだわりも実現できるかもしれません。

黒とグレーの外壁にシンボルツリーが映える外観
写真⑦千葉県_黒とグレーの外壁にシンボルツリーが映える外観-min.jpg 414.7 KB

注文住宅の予算のかけどころは人それぞれですが、性能やあとから変えられない間取りは後悔が残らないよう慎重に決めましょう。また希望のこだわりが叶うかどうかは、メーカーの方針や技量によっても異なります。
R+houseネットワークの工務店では独自の家づくりシステムを設けることで、断熱性・気密性・耐震性に優れた高性能なデザイン住宅を、手の届きやすい価格で提供することが可能です。「予算を抑えて快適に暮らせる家をつくりたい」とお考えでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。

>>予算内で希望に近い注文住宅を提供できる「R+house」のコストパフォーマンスについてはこちら
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