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建築家と注文住宅を建てる魅力とは? 3つのメリットと建築家住宅の実例

更新日 2024.08.16 / 公開日 2024.08.16
#コスト #マイホーム #一戸建て #注文住宅 #新築

「建築家との家づくり」と聞くと、ハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。しかし、建築家と建てる注文住宅にはさまざまなメリットがあります。特にマイホームで実現したいライフスタイルがある方には、建築家住宅がおすすめ。今回は建築家に依頼する主なメリット3点と建築家住宅の実例をご紹介します。

植栽が美しい白い外壁の平屋
目次
建築家に注文住宅の設計を依頼すると、以下のようなメリットがあります。

・自分たちのライフスタイルに合ったデザインを設計してもらえる
・風や光を味方につけたパッシブデザインが可能
・悪条件の土地でも建築家の工夫で理想の住宅が手に入る

ここからは、メリットを一つひとつ詳しく見ていきましょう。
建築家住宅の大きな特徴のひとつは、完全オーダーメイド。マイホームに対するこだわりが強ければ強いほど、建築家との家づくりがおすすめです。

建築家が手掛ける家づくりのスタートは「マイホームでどんな暮らしをしたいか」をヒアリングすること。間取りや部屋数ももちろん大切ですが、まずは夢のマイホームでどんな暮らしを実現したいと思っているのか、施主のライフスタイルや希望をしっかり聞いた上で、その暮らしが実現できる家をつくり上げていくイメージです。

また、建築家住宅には、そもそも規格というものがありません。一般的な注文住宅と違い、何か要望を伝えたときに「規格外だからできない」というケースがないのも、建築家住宅のメリットといえるでしょう。
パッシブデザインを得意としている建築家が多いのも、メリットのひとつです。パッシブとは、英語で「受動的な」という意味。パッシブデザインは、設備(アクティブ)に頼りすぎず、太陽の光や熱、風といった自然エネルギーを最大限に活用して、快適に過ごせるよう工夫された設計手法です。

夏は熱い外気を遮断して、室内の涼しい空気を逃さないように。冬は外の冷たい空気を室内に入れず、暖かい空気を外に逃さないように。そんな快適な家にするためには、光の取り入れ方や風通し、日射熱の利用などを考慮したパッシブデザインが有効です。

パッシブデザインは、周辺環境を含めた敷地の条件や四季折々の日射時間、光の入り方、風の通る方向など、さまざまな面から細かい調整をして設計をします。まさに、その土地に合わせたオーダーメイドの設計。R+houseの建築家はパッシブデザインを得意としており、ライフスタイルに合っているだけでなく、快適性も兼ね備えた家づくりができるのも建築家住宅のメリットです。
マイホームを建てる予定の土地が、狭かったり変形していたりするなど、一般的に悪条件とされる土地もあるでしょう。そのような悪条件も、設計家の手にかかれば設計力とアイデアでカバーできるのです。

一般的なハウスメーカーの注文住宅では、社内規定で設計上の規制があったり規格外の施工にはオプション料金がかかったりするため、要望どおりのマイホームが建てられないかもしれません。一方、建築家住宅では規格などに縛られない自由な設計が可能な上、建築家のアイデアで悪条件を利用した個性的な設計ができることも。

立地を優先して購入した土地や、元々所有していた土地の条件が悪くても、建築家の設計なら妥協することなく理想のマイホームを追求できるでしょう。
ここからは、建築家住宅のメリットを存分に活かした実例をご紹介しましょう。

敷地の奥に誘うようにつくられた玄関アプローチ
写真②敷地の奥に誘うようにつくられた玄関アプローチ.jpg 151.44 KB

まずご紹介するのは、自分たちのライフスタイルに合わせたマイホームを実現したケース。埼玉県にお住いのF様邸を手掛けたのは、建築家の木内浩司氏。

F様はマイホームを建てるなら、リビングの床を一段下げたダウンフロアにしたい、という要望があったとか。ほかの会社に相談したときは、床暖房の関係で難しいという答えだったそうです。

R+houseで打ち合わせがはじまったとき、まず木内氏が聞いたのが「どうしてリビングをダウンフロアにしたいのか」という要望に秘められた想いと、F様ご夫妻のライフスタイル。

話が進むうちに分かったのは、F様が高校教師であること、バスケットボール部で教えていること。また、マイホームが完成したらバスケ部の生徒たちを呼びたい、という要望もありました。背が高いF様やバスケ部の生徒たちにとって、標準仕様の天井高は少し窮屈に感じるだろうと予想されることからも、床レベルを30cm下げたリビングは理想的。木内氏は「回」という漢字に似たダイアグラム(記号)がひらめき、30cmのダウンフロアを椅子代わりにしてリビングにたくさんの人が集まれる設計を提案。

広々としたダウンフロアリビング
写真③広々としたダウンフロアリビング.jpg 78.59 KB

ダウンフロアにしたリビングを中心に、キッチンや水回り、各部屋をぐるりと回遊できる間取りに仕上がりました。大勢のお客様を招きたい、ホームパーティーのときにリビングの様子を眺めながら料理の準備をしたい、といった住まい手の理想の暮らしを実現できる設計の提案こそ、建築家住宅の醍醐味といえるでしょう。

以前床暖房の関係でできないとされていたダウンフロアですが、結果としてR+houseで建てたマイホームにも床暖房は設置していません。しかし、高断熱高気密の家はエアコンの効きがよく、床暖房がなくても全く問題ないそうです。

一部板張りの外壁がアクセントの白い家
写真④一部板張りの外壁がアクセントの白い家.jpg 181.2 KB

次にご紹介するのは、建築家 戸高仁人氏が手掛け、パッシブデザインを取り入れた事例。外壁の一部は板張りになっており、シャープな形状の中にも暖かみを感じる外観になっています。

大きな窓や吹き抜けから降り注ぐリビング
写真⑤大きな窓や吹き抜けから降り注ぐリビング.jpg 232.47 KB

家の内部はまさに光と白の家、というネーミングがぴったり。大きな窓や吹き抜けから降り注ぐ光が白壁の室内に広がり、明るく開放感あふれる空間を演出しています。

吹き抜けに面した2階ワークスペース
写真⑥吹き抜けに面した2階ワークスペース.jpg 210.53 KB

吹き抜けに面した2階部分は、ワークスペースに。仕切りを設けないことで、圧迫感のない広々とした空間になっています。

2方向に窓のある明るい寝室
写真⑦2方向に窓のある明るい寝室.jpg 98.13 KB

寝室にも2方向に窓を設け、風通しのよい明るい空間に。

時間の経過とともに光の変化するリビング
写真⑧時間の経過とともに光の変化するリビング.jpg 206.54 KB

外からの光を存分に取り入れる設計は、日中だけでなく夕方から夜にかけて、外の変化も楽しめます。照明によるライティングにはない、時間の経過とともに移り変わる光の変化は、パッシブデザインならではの魅力です。

「くの字型」の平屋住宅
写真⑨「くの字型」の平屋住宅.jpg 131.95 KB

最後にご紹介するのは、不整形地の形状を建築家の設計とアイデアで最大限に活かしたケース。実家に隣接する土地に建てることは決まっていたため、土地の場所を変えることはできません。広いLDKと自分だけのスペースが欲しいご主人と、家事のしやすさを重視したい奥様の要望に応える形でできたプランは、敷地の曲線に合わせた「くの字型」の平屋住宅。

正面の大きな窓によって視線の抜ける玄関
写真⑩正面の大きな窓によって視線の抜ける玄関.jpg 70.79 KB

玄関に一歩足を踏み入れると、正面には大きな窓が。反対側まで視線が抜けることで、広々とした空間の広がりを感じます。

他の部屋とゆるく仕切ったリビングダイニング
写真⑪他の部屋とゆるく仕切ったリビングダイニング.jpg 45.39 KB

特徴的な、くの字部分の内部はリビングダイニング。当初の要望どおり大きくスペースを取ってあります。奥の通路は子ども部屋や寝室へとつながっており、ゆるく仕切ったワンルームのような仕様です。

外の様子がわかるリビングダイニングの大きな窓
写真⑫外の様子がわかるリビングダイニングの大きな窓.jpg 50.01 KB

子どもたちが外で遊ぶ様子を見渡せる、リビングダイニングに設けた大きな窓。一方で、隣家からの視線をずらした位置に設置して、プライバシーを確保する配慮も。

外から入れたものを家の中から取ることも可能な外部収納スペース
写真⑬外から入れたものを家の中から取ることも可能な外部収納スペース.jpg 97.96 KB

こちらは、外部の収納スペース。仕事道具やアウトドア用品が収納してあります。奥のドアは居住部分とつながっているため、外から入れたものを家の中から取ることも可能。ご主人お気に入りのポスターも飾り、ちょっとした隠れ家のようなガレージハウスに。ライフスタイルに合わせて柔軟に設計できるのは、建築家住宅ならではの強みです。
建築家と建てる家は、一見ハードルが高いように感じるかもしれません。また、費用面でも高くつくイメージがあるでしょう。R+houseネットワークの工務店では、快適性や省エネ性など機能面を充実させながらも、建材をメーカーと直接取引することなどで徹底的なコストダウンを図っています。そのため、あこがれの建築家住宅を、手が届く価格で提供できているのです。こだわりのマイホームを建てるなら、ぜひR+houseネットワークの工務店にお任せください。
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