「シンプルだけど、見た目も間取りも他にはない個性的な家にしたい」とお話ししていたお施主様。大きな窓による開放感や吹き抜けを活用した明るいリビングに憧れる一方、隣家に囲まれた敷地なのでプライバシーへの配慮が必要でした。その課題に対して建築家が出した答えは “光庭”。外に開く窓を少なくし、家じゅうを明るくする光庭をロの字型に囲む住まい。建築家ならではの計画で夢を叶えることができました。
プライバシーを確保するため、外部の窓は少なく。
長い時を経ても風化しない、スタイリッシュなデザインとなりました。
外観からは想像もできない、玄関に入った瞬間から差し込む光。
光庭に対しては大きな窓で開かず、あえて地窓にすることで絶妙な光のバランスを生み出しています。
玄関に入ってすぐの洗面は、お子様の手洗い・うがいの習慣化に繋がっています。
友人や親戚など、多くの来客を迎えるお施主様。
小上がりの畳スペースはダイニングと繋がっているので、くつろぐ来客との会話も弾みます。
お家の中心に設けられた光庭にはお施主様が望まれた大きな窓をふんだんに採用し、8帖のリビングと吹抜けとの相乗効果で明るく開放感のある空間が実現しました。
外観はブラックなのに対し、光庭の外壁材はホワイトを使用することで、反射光を利用し1階まで光を届かせています。
回遊性を持たせたキッチン。
前面収納はLDKの細々したものを収納できるので便利です。
隣家からの視線を気にしなくて良いように、南側は1階に窓を設けずに高窓を設置。
パッシブデザインの観点から、室内が快適な空間になるように庇の深さも計算されています。
洗濯物が乾きやすいよう、吹抜けに面した手摺の上に物干しを設置。2階の窓配置も考慮されているので、屋外からは部屋干しをしていることが分かりません。
共働きのお施主様がストレスなく家事ができるように、水回りは2階にまとめられています。
朝の支度を行う2階洗面はLDKから目の届かない位置に。
洗濯室・浴室との距離が近く、使いやすくなっています。
基本情報
家族構成
夫妻+お子様2人
敷地面積
199.25㎡ (60.27坪)
延床面積
98.74㎡ (29.86坪)
0.50W/㎡・K
0.14㎠/㎡
この家を設計した建築家
この家を建てた工務店
株式会社アップルホーム
埼玉県狭山市中央