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注文住宅で理想の二世帯住宅を建てる!建築ポイントや間取りの工夫を紹介

更新日 2024.08.16 / 公開日 2024.03.05
#複数家族 #二世帯住宅

子育てサポートや親の見守りのことを考えて、二世帯住宅を検討する方が増えています。しかし、自分の家族に合った二世帯住宅をつくるためには、家を建てる際のポイントを理解しておくことが大切です。そこで今回は、注文住宅で二世帯住宅の建築ポイント、間取りの工夫などをご紹介します。基礎知識として、二世帯住宅の種類、それぞれのメリット・デメリットもまとめました。「二世帯住宅を建てたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

玄関が2つある白と黒の外壁の家
目次

住宅の調査
写真②住宅の調査-min.jpg 85.69 KB

二世帯住宅は、親と子どもの世帯がともに暮らせる住宅のことです。生活空間の分け方や間取りにも、さまざまなタイプがあります。近居と似ていますが、1つの屋根の下で一緒に生活することが特徴的です。

親と子が一緒に暮らす二世帯住宅には、生活面におけるメリットが多くあります。例えば、小さな子どものいる家庭の場合、子どもの世話をサポートしてくれる親が近くにいることは非常に心強いでしょう。また、親が高齢である場合、親の様子を近くで見られるのは子どもにとって安心な環境です。

しかし、二世帯住宅を建てる際には、慎重に検討する必要があります。住宅の種類や間取りによって、さまざまなメリット・デメリットがあるからです。

メリットとデメリットの天秤で悩むスーツの中年男性のイラスト
写真③メリットとデメリットの天秤で悩むスーツの中年男性のイラスト-min.jpg 42.65 KB

大きく分類すると、二世帯住宅の種類は3つに分けられます。それぞれのメリットとデメリットに触れながら、特徴をご紹介します。
親世帯と子世帯で、寝室以外の部屋や設備を共有する住宅です。リビングをはじめ、玄関・お風呂・キッチンなども共用で、日常的に生活をともにします。完全同居型のメリットは、生活における設備のほぼ全てを共有するため、建築費用が抑えられることです。また、両世帯が毎日顔を合わせて生活するので、安心感があります。デメリットは、プライバシー確保が難しいところです。みんなが同じ空間で過ごすため、世帯別の電気代・ガス代などの光熱費が把握しづらくなっています。
親世帯と子世帯で、生活空間を完全に分けた住宅です。両世帯で共有する部分がなく、家の中から世帯を行き来することはできません。別々の空間で毎日を過ごすため別居に近い感覚ですが、すぐ隣に世帯があるので必要な時にすぐコミュニケーションを取れる環境です。完全分離型のメリットは、プライバシーが確保されるところでしょう。また、世帯別で光熱費の把握ができます。デメリットは、それぞれにお風呂やキッチンなどの設備をつくるため、建築費が高くなってしまう点です。生活空間が分かれているので、お互いにコミュニケーションを取ろうとしないと交流の機会が少なくなってしまいます。
玄関や水まわりなど一部のスペースを共有しながら、それ以外は親世帯と子世帯が分れて暮らす住宅です。ある程度のプライバシーが確保でき、適度に顔を合わせられるため、バランスのとれた生活が送れます。一部共有型のメリットは、完全分離型よりも建設費用が抑えられることです。ちょうど良い距離感を保ち、両世帯が協力して暮らせる点も魅力的でしょう。デメリットは、完全分離型と同じく、世帯ごとの光熱費把握がしづらい点です。また、完全にプライバシー確保ができるわけではないので、共用部分の使い方のルールを決めて、お互いの生活に配慮する必要があります。

マイホームのチェックポイント
写真④マイホームのチェックポイント-min.jpg 88 KB

二世帯住宅を建てる時には、どのような点に気をつけると良いのでしょうか。ここでは、二世帯住宅を建てる時のポイントを3つご紹介します。
建築基準法上では「二世帯住宅」といった言葉はなく、専用住宅や共同住宅などに分類されます。二世帯住宅は1つの建物の中に、2つの世帯が使う設備を設置するため、建築法規に基づいた設計プランをつくらなければなりません。場合によっては、住居間を分けるのに防音壁を設けたり、両世帯ごとに分電盤を取りつけたりする必要があります。
二世帯住宅では、両世帯が同じ建物の中に暮らしているので、プライバシーの確保が難しくなります。一部に独立した設備・部屋を設けることで、それぞれのプライバシーを確保されて、暮らしやすくなるでしょう。また、親世帯と子世帯を分ける床や壁の性能を高めて、遮音・防音を強化することも大切です。
親世帯の住居や共有スペースには、老後に備えてバリアフリー設備を取り入れるのがおすすめです。廊下や玄関に手すりを取りつけたり、滑りにくい床材を選んだりすると、転倒防止の対策になります。また、親世帯の生活が1階で完結できる間取りにするケースも多いようです。

住宅図面
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二世帯住宅を建てるなら、両世帯の家族が快適に過ごせる家にしたいですよね。ここからは、二世帯住宅を建てる時に取り入れられる、間取りの工夫をご紹介します。
二世帯住宅における、世帯ごとの空間の分け方はさまざまなパターンがあります。土地の坪数にもよりますが、居住空間の分け方は、大きく重層型(上下)と連棟型(左右)の2つに分けられます。それぞれの特徴・メリットを見て、両世帯のライフスタイルに合った間取りを選んでいきましょう。

重層型(上下分離型)

重層型とは、1階が親世帯、2階が子世帯など、フロアで世帯ごとの暮らしが完結し、上下で居住スペースを分ける住居タイプです。屋外に階段を設置すれば、プライバシーが確保しやすい完全分離型にできます。一部共有型なら、内階段で玄関を1つにすることも可能です。

連棟型(左右分離型)

連棟型とは、世帯ごとに縦割りで横長に居住スペースを分ける住宅タイプです。メゾネットとも呼ばれます。縦に空間を分けるので、庭を共有できるつくりです。完全分離型の場合は、階段がそれぞれの居住スペースに必要になります。

柱の仕切り壁があるリビング
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二世帯住宅では、両世帯の生活リズムを考慮して、お互いに協力して暮らす工夫が必要になります。そのため、間取りを考える際には共有部分を設けるのもひとつの手です。主に、共有部分として検討されるのは、次の設備・スペースです。

玄関

共有玄関は、家族の外出や帰宅が把握できてコミュニケーションが取りやすい場所です。その反面、気軽に外出しにくい・来客時に気を遣うなどのデメリットもあります。近年は、世帯間のコミュニケーションを重視する傾向があり、二世帯住宅を建てる時に「玄関だけ共有にする」といった考えの方も増えているようです。

お風呂

お風呂を1つにして共有にすると、光熱費も抑えられて経済的かつ掃除の手間も省けます。しかし、「好きな時間帯にお風呂に入れない」「汚れが気になる」などの理由から、お風呂を2つにしたり、別でシャワーユニットをつくったりするケースも多いようです。

キッチン

キッチンを共有するか否かは、夕食スタイルによって検討すると良いでしょう。両世帯が一緒に夕食を食べるのか、食事の時間帯は同じなのか、などがポイントです。メインのキッチンとは別に、簡単な調理ができるミニキッチンを設けるといった選択肢もあります。

住宅について相談する人
写真⑦住宅について相談する人-min.jpg 63.58 KB

今回は二世帯住宅の建てる際のポイント、間取りの工夫などをご紹介しました。理想の二世帯住宅を建てるためには「どんな二世帯住宅タイプにするのか?」それぞれの家族同士でよく相談することが大切です。また、お互いの生活を干渉せず、一緒に暮らすメリットを活かせるよう意識しましょう。

R+houseネットワークの工務店では、両世帯が「ほど良い距離感で暮らせる」二世帯住宅の提案が可能です。空間を上手に使った間取りで、家族みんなが快適に過ごせる家づくりをサポートします。デザイン性と機能性を兼ね備えた、理想の二世帯住宅をR+houseネットワークの工務店で実現してみませんか。世帯ごと、一人ひとりのライフスタイルに合ったプランをご提案します。これから注文住宅で二世帯住宅を考えている方は、ぜひR+houseネットワークの工務店までお問い合わせください。

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