山梨県の特徴
山梨県は日本のほぼ中央に位置し、富士山や南アルプス、八ヶ岳など高い山に囲まれている盆地と呼ばれる地形をした地域。これら山々が海からの湿った空気を遮るので、雨や雪が少なく日照時間が長いといった気候の特徴があります。そのような気候の特徴や豊かな自然を活かし、様々な農産物やワインなどが生産されています。また、都市部へのアクセスが良いのも山梨県の魅力の一つ。JR中央線や中央自動車道の整備に加え、リニア中央新幹線の開業が予定されており、さらなる利便性アップが期待できるでしょう。認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが行った移住先希望調査によると、2021年は3位に、2022年は4位に山梨県がランクインしています。
「自然が豊かだけど生活に困らない」「都市部へのアクセスが良好」などを理由に、移住先として多くの人に選ばれています。参考元:ふるさと回帰支援センター|移住希望地ランキング2023
山梨県の建築相場と坪単価
ここでは、山梨県の建築相場と坪単価について見ていきましょう。
建築相場
坪単価
山梨県民の平均年収
2022年度の「山梨県の賃金概要」によると、山梨県民の1ヶ月の平均賃金は333,746円でした。単純計算をすると、年収は約400万円です。ここで、注文住宅を建てた世帯の平均年収を見ていきましょう。住宅金融支援機構が行った2022年度の「フラット35利用者調査」によると、注文住宅を建てた世帯の平均年収は624万円で、土地付注文住宅を建てた世帯の平均年収は660万円であることがわかりました。400〜600万円の年収の世帯が最も多く家を建てていますが、注文住宅を建てた世帯の22.1%、土地付注文住宅を建てた世帯の10.3%は400万円以下の年収で家を建てています。
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参考元:厚生労働省|2022年度 山梨県の賃金概要参考元:住宅金融支援機構|2022年度 フラット35利用者調査
年収を踏まえて建てるべき住宅のコスト、ローンの月々の返済額
住宅金融支援機構が行った、2021年度の「フラット35利用者調査」から、山梨県のデータを見ていきましょう。
| 注文住宅 | 土地付注文住宅 |
年齢 | 41.4歳 | 38.3歳 |
世帯年収 | 約541万円 | 約588万円 |
建築費 | 約3,075万円 | 約2,869万円 |
土地代 | 0円 | 約771万円 |
手持金 | 約553万円 | 約344万円 |
機構からの借入金額 | 約2,453万円 | 約3,143万円 |
月々の予定返済額 | 約8.5万円 | 約10.2万円 |
総返済負担率 | 20.6% | 22.9% |
土地がある状態で家を建てる場合は約3,075万円、土地付の注文住宅を建てる場合は約3,640万円が必要です。
注文住宅だけの場合は年収の約5.7倍、土地付注文住宅の場合は年収の約6.2倍までが設定すべき予算の目安といえます。また、年収に見合ったコストの住宅を建てるには、総返済負担率にも注目しましょう。総返済負担率とは、年収に対して月々の返済額が占める割合のこと。フラット35では、年収が400万円未満なら30%以下、400万円以上なら35%以下を基準に定めています。
参考元:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査 2021年度集計表>>参考コラム:注文住宅を検討中の方必見!住宅ローン情報まとめ|組む手順や注意点も解説
家づくりおいてコストを抑えるポイントやコツ
ここでは、家づくりにおいてコストを抑えるポイントやコツを紹介していきます。「もっと理想を追求したいけど予算が足りない」「総返済負担率が高くなり過ぎてしまう」などの悩みがある場合は、以下のポイントやコツを意識してみてください。
家族にとって必要最低限な広さの住宅にする
家族にとって必要以上の広さの家にすると、建築費や材料費が余計にかかるだけでなく、将来的な修繕費や光熱費なども多くかかることが予想できます。延床面積は、家族が快適に暮らせる最低限の広さに設定し、広くなりすぎないようにすることで、コストを抑えられるでしょう。
単純な造りの住宅にする
凸凹が多い住宅は個性的でおしゃれに見えますが、単純な造りの住宅よりも建築費や材料費がかかります。家づくりにおいてコストを抑えたい場合は、1階と2階のフロア面積が同じ総2階建ての住宅にするのがおすすめです。
収納はまとめて設置する
収納を作るには棚や扉が必要で、もちろん施工費もかかります。その収納をあちこちの部屋に配置すると、その分の材料費や施工費がかさんでしまうでしょう。家づくりにおいてコストを抑えたい場合は、収納をまとめて設置するのがおすすめ。収納が足りない箇所は、タンスや衣装ケースなどを活用すると便利かつ、コストの節約にもなるでしょう。
窓の数や種類を見直す
コストダウンを実現したい場合は、窓の数を見直してみましょう。種類によって異なりますが、一般的な窓は3〜10万円ほどします。
必要ないと思った箇所の窓を減らすことで、コストカットに加えて、断熱性能の担保にもつながるでしょう。また、窓の種類を変えるのもおすすめです。開閉しないFIX窓は、開閉する窓に比べて安価。
あまり開閉しない箇所の窓をFIX窓に変えると、コストダウンが見込めるでしょう。>>参考コラム:注文住宅のこだわりを予算内で叶えるには?優先順位や失敗事例をご紹介
コストを抑えつつも、地域にとって外せないポイント
山梨県はエリアや標高によって気候の特徴が異なります。そのため、エリアごとに家づくりにおいて注意しなければならない地域がありますが、ここでは一つの例として、富士川の流域や富士五湖周辺について見ていきましょう。
富士川の流域や富士五湖周辺は水害に注意が必要な地域。盆地では年間降水量が少ない傾向にありますが、南岸低気圧・前線の影響を受けやすい富士川の流域や富士五湖周辺では、降水量が盆地の2倍以上に達することもあります。そのため、富士川の流域や富士五湖周辺に住まいを建てる際は、水害に強い家づくりが大切です。
参考元:気象庁|山梨県の気候特性>>参考コラム:注文住宅でできる水害対策は?ハザードマップの見方や高リスクな場所も紹介
山梨県で憧れのマイホームを建てるならR+houseネットワークの工務店へ
せっかく建てるマイホーム。思い通りの住まいを実現したいと考えるのではないでしょうか。一方で、資金計画も欠かせません。また、注文住宅を建てる際は、その土地の気候や周辺環境を加味した上で計画を進めていく必要があります。
R+houseでは、地域に根付いたプロとしての視点で、お客様の資金計画や土地探しをお手伝いさせていただきます。山梨県で注文住宅を検討している方は是非R+houseネットワークの工務店へご相談ください。
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