注文住宅を建てる場合の建築相場と土地の坪単価
注文住宅を建てる場合の建築相場と土地の坪単価について解説していきましょう。
建築相場はどのくらい?
まずは、愛知県で木造住宅を建てた場合の建築費用について見ていきましょう。国税庁の「地域別・構造別の工事費用表(1㎡当たり)【令和5年分用】」によると、
蒲郡市がある愛知県の木造住宅の建築費用は、全国平均と同じ177,000円(約58万円/坪)となっています。次に、愛知県蒲郡市の地価公示の平均についてです。
2023年蒲郡市の地価公示の平均は、63,314 円(約21万/坪)となっています。以上をふまえて、以下では蒲郡市で50坪の土地に建坪30坪の住宅を建築した場合の建築費用の相場を算出しました。
住宅建築費用:58万円×30(坪)=1,740万円
土地取得費用:21万円×50(坪)=1,050万円
蒲郡市内で住宅を建てた場合、2,790万円が建築相場として考えられるでしょう。また、
注文住宅を建てる際は、土地と建物本体以外にも費用が発生します。擁壁(ようへき)をつくったり整地したりするための工事や、地盤工事にかかる費用などがあります。さらに、新居用の家具やカーテンといったインテリア関連、庭や外構を作るための費用もあるため、土地や建物以外の費用についても考えておく必要があるでしょう。
参考元:国税庁「地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり)【令和5年分用】」
注文住宅を建てた世帯の平均年収について
国土交通省が2022年に公表したデータを見ていくと、全国で注文住宅を建てた世帯の平均年収は801万円となっています。
また、全国で注文住宅を購入した平均年齢は44.1歳。なかでも30歳代が最も多いことが分かります。
30歳代が多くなる理由としては、結婚や子育てなどライフスタイルが変化しやすい年齢であることに加え、住宅ローンの返済期間などが関係しているといえるでしょう。参考元:国土交通省「令和4年度 住市場動向調査報告書」
年収からみる住宅ローンの借り入れ可能額
住宅を購入する際は、数千万単位の大きなお金が必要となるため、住宅ローンを組む方がほとんどでしょう。住宅ローンを組むうえで注意するポイントがあります。それは、
住宅ローンは制限なく借りられるわけではない点と、返済可能な金額であるかという点です。以下の表は、三井住友銀行の「新規借り入れシミュレーション」を活用して、年収別に借り入れ可能な金額を試算したものになります。
年収 |
借入金額 |
毎月返済額(変動型) |
毎月返済額(固定金利型) |
300万円 |
1,840万円 |
47,560円 |
61,425円 |
400万円 |
2,860万円 |
73,925円 |
95,476円 |
500万円 |
4,900万円 |
105,719円 |
136,538円 |
※変動金利型(年0.475%)、固定金利特特約型10年(年2.050%)返済期間35年(元利均等返済)
各金融機関の審査基準は、おおむね年収が重要といえます。しかし、他にも住宅ローンを組む方の勤続年数や勤務先、家族構成といった項目も審査の基準となるため、覚えておきましょう。
>>参考コラム:住宅ローンの審査から借入までを解説!通過の基準やローンの選び方も
家づくりでコストを抑える7つのポイント
総2階建ての住宅にする
注文住宅の形や屋根はシンプルにする
住宅のコストを抑えるには、面積が広くなりやすい注文住宅の形や屋根をシンプルにするのもおすすめです。住宅の形を箱型にすることで、複雑な形の住宅よりも、外壁の面積を少なくできるため、施工費や材料費が安くなります。
また、屋根に関しても切妻や片流れなどのシンプルなデザインを選べば、施工にかかる時間を短くできコストダウンに繋がります。
オープン外構にする
外構をコストダウンするには、門扉やフェンス、ブロック塀などを設置しない方法があります。しかし、フェンスやブロック塀に関しては、防犯や車の衝突事故の被害を軽減する役割も含まれているため、一概に無くしても良いというわけではありません。コストの軽減を優先すべきか、建築家と相談してみると良いでしょう。
部屋の数を減らす
注文住宅は、部屋の数を減らすことで壁材やドア、クロスにかかる費用を節約することに繋がります。例えば、将来子供部屋にすることを考え、あらかじめ部屋を分けておくのではなく、子どもの成長やライフスタイルに合わせて部屋を使えるように工夫を施しておくのがベストです。
また、造作材や工事費用が洋室よりも高くなりやすい和室をつくらないのも、コストダウンのための方法といえます。どうしても和室がほしい場合は、リビング横に小上がりをつくるといった方法を検討してみると良いでしょう。
>>参考コラム:注文住宅にはなぜりんご型の間取りが良い?メリットや設計時の注意点を解説
ドアや窓の数は必要最低限にする
工事費や材料費がかかることを考えて、ドアや窓の数を必要最低限にするのもコストダウンの方法です。加えて、窓は種類によってコストが異なる点も知っておきましょう。例えば、写真やお花などを飾るのに重宝する出窓は、一般的な引き違い窓に比べるとコストがかかります。
水回りを集約する
キッチンや洗面所、トイレ、お風呂などの水回りを近い場所へ全て集約するのも、家づくりでコストを抑制できる方法の一つです。なぜなら、水回りが家のあらゆる場所に分散していると、配管が複雑になり工事費用が余計にかかってしまうからです。
収納スペースを一つの場所にする
「収納はあればあっただけ使えるから便利」と、注文住宅を建てる際に収納スペースを各部屋、あらゆる場所に設けようと考える場合もあるでしょう。しかし、押し入れやクローゼットといった収納のスペースを増やすと、扉やドアの数を増やすことに繋がります。そのため、施工費や教材費がかさむ原因となるのです。
細かい収納スペースを多く確保するよりも、1箇所に確保したほうがコストの節約になります。>>参考コラム:注文住宅のこだわりを予算内で叶えるには?優先順位や失敗事例をご紹介
蒲郡市で注文住宅を建てる際に外せない、コストを抑えるポイント
蒲郡市で注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店にご相談ください
マイホームの購入は、人生のなかでも特に大きい買い物といえます。そのため、注文住宅を建てるうえでの予算は、自分の年収に見合った借入額を検討し、無理のない返済が重要となるでしょう。
R+houseネットワークの家づくりは、工務店と建築家がタッグを組んで行います。
土地の特徴やお客様の希望、コスト面などを考慮しながら、デザイン性と機能性を兼ね備えた高性能な住宅をご提案。
理想の暮らしをカタチにするお手伝いをさせていただきます。蒲郡市で注文住宅を建てるなら、R+houseネットワークの工務店にお任せください。
>>蒲郡市で予算に合った注文住宅が建てられる、R+houseのコストのしくみについてはこちら