沖縄県における注文住宅の費用相場
注文住宅を建てる際は、建築費・土地取得費・諸費用が必要です。住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」をもとに、沖縄県で注文住宅を建てる際の費用相場をチェックしてみましょう。なお、データは2022年度のものを参考にしています。
建築費・坪単価の相場
土地取得費の相場
次に、土地取得費の相場です。沖縄県の土地付注文住宅における土地取得費・敷地面積は、以下の通りです。
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沖縄県の平均 |
全国の平均 |
土地取得費 |
約1,641万円 |
約1,500万円 |
敷地面積 |
71.11坪(235.1㎡) |
71.69坪(237.0㎡) |
沖縄県における土地取得費は、平均約1,641万円です。敷地面積は全国平均とほぼ同じですが、土地取得費は141.3万円高いことがわかります。沖縄県で家づくりをする際は、建築費・土地取得費ともに全国平均と比べてやや高いことを念頭に置いておきましょう。
参考元:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2022年度集計表」
諸費用
沖縄県の注文住宅でかかる費用の総額
諸費用を510万円として建築費・土地取得費と合算すると、沖縄県ではマイホームを建てるのに約5,623万円かかっていることがわかります。ただし、この金額は平均から計算したものです。エリアや家のデザインなどによってかかる費用は変わってくるため、あくまでも目安にしてください。
沖縄県の平均年収から考える建てるべき住宅のコスト
マイホーム購入時は、住宅ローンを返済することも考慮しなければなりません。では、どのくらいを目安にすれば良いのでしょうか。
年収についてははっきりとしたデータがありませんが、2020年に公開された沖縄労働局のデータによると、沖縄県のボーナス・賞与なしの場合の年収は333万円前後と考えられます。また、ボーナス・賞与ありの場合は417万円前後です。
また「フラット35利用者調査」では、
年収の7~8倍程度の家を購入する方が多いことがわかります。つまり、年収が420万円なら住宅コストを2,940万~3,360万円程度に収めておくと無理なく返済できるでしょう。年収は人によって異なるうえ、共働きの場合はもう少し家にお金をかけられる可能性があるので、予算を決めるためにもご自身のケースで計算してみるとよさそうです。
住宅ローンの返済額
計算した住宅コストの目安を参考に、住宅ローンの返済額をシミュレーションしてみましょう。
借入金額:3,000万円
金利:固定金利・10年(2.050%)
返済期間:35年
返済方法:元利均等返済
ボーナス払い:なし
上記の条件で住宅ローンを組む場合、月々の返済額は約10万円となります。ボーナス払いありにすれば、毎月の返済額を減らせるでしょう。返済額は、住宅ローン会社のウェブサイトなどでシミュレーションできます。月々の返済に無理がないように、計画的に利用しましょう。
>>参考コラム:注文住宅を建てるときに資金計画は必要?重要性と計画の立て方を解説
建築コストを抑えるには
長年にわたって住宅ローンを返済していくことを考えると、抑えられるコストは抑えたいもの。家づくりでコストを抑えるポイントを以下にまとめましたで、参考にしてください。
【建築コストを抑えるポイント】
・箱形やキューブ型のシンプルな形状の家にする
・安価でメンテナンスしやすい建材をチョイスする
・延床面積を大きくしすぎない
・部屋数を最小限にとどめる
・水回りをワンフロアにまとめる
・吊戸棚や小屋裏収納などのオプションを付けない
・外構は必要な場所にのみ設置する形状が複雑な家は、必要な資材数も作業工程も増えてしまいます。建築費用を抑えたい場合は、シンプルな形状にするのがおすすめです。建材は、安さだけを重視するとメンテナンス費用がかかる場合もあるため、耐久性も考慮して選ぶことが重要でしょう。
沖縄県での家づくりで外せないポイント
コストダウンを考えるときは、こだわるべきポイントも知っておく必要があります。沖縄県でマイホームを建てるときに外せないポイントを紹介します。
断熱性・気密性
台風への備え
沖縄県では台風への備えも重要です。2019~2023年においては、年間6~7の台風が沖縄県に接近しており、過去には接近数が10を超えた年もあります。台風から家を守るためのポイントは、以下を参考にしてください。
・防風戸や雨戸を設置する
・屋根の形状を寄棟(よせむね)にする
・家の周りに屋敷林を植える
・家を石垣やブロック塀で囲う4方向に勾配のある寄棟屋根は、風を受け流しやすい形状が特徴です。また、外壁を日差しから守って劣化を防ぐ効果もあるため、家を長持ちさせやすいでしょう。
沖縄県内には、洪水が予想されているエリアもあります。このような場所に家を建てる場合は、盛土をしたり高床にしたりといった工夫をしておくと安心して生活できるでしょう。
参考元:気象庁「沖縄地方への接近数」>>参考コラム:注文住宅でできる水害対策は?ハザードマップの見方や高リスクな場所も紹介
地震への備え(耐震性)
沖縄県で建てる注文住宅はR+houseネットワークの工務店にお任せください!
沖縄県における注文住宅の費用相場は、全国平均と比べて高くなっています。しかし、家の形状や建材、間取りなどを工夫すれば、コストを抑えられるでしょう。一方、断熱性・気密性や台風・地震への備えは外せないポイントです。沖縄県でマイホームを建てるときは、紹介した内容をもとに家づくりを考えてみてはいかがでしょうか。
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