埼玉県で注文住宅を建てる人の相場を知りたい！年収・毎月のローン返済額など




家づくりにかかるお金は、主に「土地の購入費用」と「建築費用」の2つです。まずは、土地購入にかかる費用の目安を知るために埼玉県の「坪単価」をみていきましょう。建築工事にかかる平均相場もチェックします。

坪単価とは、家を建設するときに1坪（およそ3.3平方メートル＝畳2枚分）あたりにかかる費用のことです。住宅の坪単価は「本体価格÷延床面積（坪）」の計算式で算出できます。2・3階建てなどの場合は、全フロアの床面積も含めて計算します。

埼玉県の坪単価平均（2024年公示地価）は、県全体で約57.7万円/坪でした。都道府県別にみると、全国で7番目に坪単価が高く、変動率+2.09%で上昇傾向にあることが分かります。

市町村別にみると、最も坪単価平均が高い自治体は「さいたま市」（約112.4万円/坪）です。また、さいたま市は全10区に分かれており、区によって坪単価が大きく異なります。下記には、坪単価平均額が高い順に区名と坪単価平均を記載しました。

同じさいたま市でも、最も坪単価が高い「大宮区」、最も低い「岩槻区」には大きな差があることが分かります。また、さいたま市に次いで坪単価平均が高い市町村は、「和光市」（約109.1万円/坪）、蕨市（約101.3万円/坪）、川口市（約99.8万円/坪）となっています。埼玉県では、住むエリアによって土地代が大きく変わります。家を建てる土地を探すときには、市・区ごとの地価情報も事前チェックしましょう。また、土地を購入する費用の他にも、必要に応じて地盤調査費用・地盤改良費用などがかかるケースもあります。土地探しは、交通アクセスや治安はもちろんのこと、土地の地盤も必ずチェックしましょう。参考元：土地代データ｜埼玉県2024年［令和6年］ 公示地価参考元：土地代データ｜公示地価 都道府県ランキング 2024年［令和6年］参考元：さいたま市｜区別町字名一覧＞＞参考コラム：注文住宅を建てたい！土地探しに大切な3つのポイントや注意点を解説



次に、建築費用の相場をみていきましょう。住宅金支援機構「2022年度フラット35利用者調査結果」によると、埼玉県で土地付きの注文住宅を購入した人の建築費用の相場は、3,272万円でした。全国平均の3,194万円と比較すると、埼玉県は建築費用の相場がやや高いことが分かります。

家を建てるときの資金計画は、まず自分（もしくは世帯）の年収を基準にして考えていく人が多いでしょう。では、埼玉県で注文住宅を購入した人は、年収はいくらなのでしょうか。「2022年度フラット35利用者調査結果」をみると、埼玉県で土地付きの注文住宅を購入した人の世帯年収は665万円でした。全国平均659万円と比較して、約6万円ほど高いことが分かります。参考元：住宅金融支援機構｜2022年度フラット35利用者調査結果



住宅購入の際には、ほとんどの方が住宅ローンを活用するでしょう。年収を踏まえると、どのくらいの借入ができるのでしょうか。世帯年収から建てるべき住宅コストを考えてみましょう。

年収から住宅の予算を考えるとき、住宅購入の目安は年収の約6倍～8倍といわれています。（土地付き注文住宅の場合は、約7.7倍）埼玉県の世帯年収を約665万円として当てはめると、3,990～5,320万円が住宅購入の目安になります。下記に、年収別で住宅購入の予算をまとめました。参考にしてみましょう。

家計における支出は、固定費の上昇や子どもにかかる教育費などによって、大きく変化するでしょう。月々のローン返済額を考えるときには、それぞれの家計・貯蓄状況に応じて検討してください。一般的には、無理のない返済ができる住宅ローンの組み方は「返済負担率が25％以内」といわれています。

「2022年度フラット35利用者調査結果」をみると、埼玉県で注文住宅を建てた世帯では、平均4,264万円の住宅ローンを組み、返済負担率26.4%で毎月13.9万円を返済していることが分かります。ただし、これらのデータはあくまで目安です。実際に住宅ローンの返済額を決めるときには、ローンシミュレーションなどを行い、家計に無理のない範囲で決めていきましょう。

参考元：住宅金融支援機構｜2022年度フラット35利用者調査結果

＞＞参考コラム：注文住宅を建てるときに資金計画は必要？重要性と計画の立て方を解説




土地の購入費用・建築費用とさまざまなコストがかかる家づくりですが、コストを抑える方法はあるのでしょうか。また、埼玉県の家づくりで重視すべきポイントもみていきましょう。

住宅にかかる費用が増えすぎてしまったときには、下記のポイントを意識して予算を見直してみましょう。

外観は、凝ったデザインや凹凸のある形ではなくシンプルな箱型にすると材料・施工にかかる費用が抑えられ、コストダウンできます。

部屋数や窓数を減らしたり、和室を作らずに洋室のみにしたりすることで扉や窓の費用、和室にかかる費用などコスト削減が見込めます。また、部屋数を減らし仕切りを少なくすることで壁材やクロスの費用を抑えられるでしょう。

＞＞参考コラム：注文住宅にはなぜりんご型の間取りが良い？メリットや設計時の注意点を解説

キッチンや浴室など設備の性能をランクダウンしたり、自分たちで手配したりすることでコスト削減できます。エアコン、照明、カーテンなどは自分たちで用意すると大幅なコストダウンにつながるでしょう。




埼玉県は、大雨や雷、ひょうによる自然災害リスクが高い地域となっています。また、東日本大震災発生時には、県東部をはじめ地盤の弱いエリアにおいて大きな住宅被害がありました。県内東部低地を中心に液状化現象がみられ、家屋の倒壊・道路の寸断などの被害が確認されています。埼玉県で注文住宅を建設するにあたっては、自然災害リスクに対する備えや住宅の耐震性アップに関するコストは重視すべき点といえるでしょう。

R+houseでは、構造安全性レベルが高い、耐震等級3を確保した木造住宅を提供しています。また、住宅資産価値を決める家の耐久性・耐震性、住宅を建てる土地（地盤）チェックにもこだわっています。まずは地盤調査・解析を行い、地盤改良工事の必要性を判断。改良工事を行う場合には、環境に配慮した「エコ地盤改良」も推奨しています。是非、お気軽にご相談ください。

参考元：全国歴史資料保存利用機関連絡協議会 事務局｜埼玉県地域史料保存活用連絡協議会『地域史料の防災対策』

＞＞参考コラム：耐震とは？快適な暮らしに必要な耐震の知識｜メリット・デメリットも解説
＞＞参考コラム：【注文住宅の耐震関連情報】地震災害が生じやすい場所の特徴とは？

埼玉県で注文住宅を建てるときに参考となる、土地の購入費や建設費用などを紹介しました。注文住宅にかけられる予算を考えるときは、平均価格や相場を参考にするのも良いでしょう。しかし、各家庭の経済状況やライフスタイルによって、資金計画は大きく異なります。

R+houseネットワークの工務店では、賢い家づくり勉強会や個別相談会なども実施しており、お客様の家づくりに関するお金のお悩みなど、幅広くご相談いただけます。モデルハウス・見学会も開催中です。埼玉県内で土地探し・注文住宅を考えている方は、是非お近くのR+houseネットワークの工務店までお問い合わせください。

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