お施主様の意向により、延床面積約30坪のうち3分の2がワンルーム構造の居住スペース+3分の1が非断熱である土間空間の平屋の住まい。土間空間は雨風をしのぎながら自宅でアウトドア気分を味わったり、家族で薪ストーブを囲んだり。屋内の最低限の機能と遊び心を兼ね備えた空間によって、お施主様の暮らしはより豊かになりました。また、住まいをL字型にクランクさせて中庭を設けることで、隣接する実家と程よい距離感を保ちながら心地よく暮らすことができています。
Photo by Yamauchi Takuya
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モダンでありながら、周囲によくなじむファサード。
道路に面する土間の屋外空間は、プライベートな庭への外部からの視線を遮る役割も果たしています。
土間空間は土足で行き来ができるので、家族や友人を招いたり、いずれはショップや展示スペースとして活用したり。
暮らし方の可能性が広がります。
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窓も開放して外とゆるりと繋がり、風が通り抜ける気持ちの良い場所。
暑い日には火照った身体を冷やしてくれて、寒い日には薪ストーブを焚いて暖をとることができます。
土間空間はあえて非断熱とすることで、コストダウンも叶えています。
断熱を気にしなくてよいので、サッシは間材用の木材を使ったオリジナルのものを。
断熱サッシによって夏は涼しくて冬は暖かい、ワンルームの内部空間。
オープンキッチンは開放感たっぷりで、まるでカフェのよう。
Photo by Yamauchi Takuya
廊下は構造梁と開口をリズミカルに配置。
ちょっとしたところにも建築家の遊び心が見られます。
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勾配天井と照明、造作家具とキッチン、そして開口が調和する内部空間。
建築家の細かな計算で、美しい陰影が生まれています。
Photo by Yamauchi Takuya
たっぷりと光が入り明るいLDK。
友人も集まりやすい、オープンな空間です。
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L型の住まいが生み出す庭。
開口部を多く設けているので、四季の移ろいをダイレクトに感じることができます。
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中庭を介して実家と行き来できるように。
現代の家族構成に合わせた、程よい距離感の住まいです。
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街の景色を作りだす住まいの夜景。
照明計画も非常に重要なピースの一つです。
基本情報
家族構成
夫妻
敷地面積
321.58㎡ (97.27坪)
延床面積
103.51㎡ (31.31坪)
0.35W/㎡・K
0.15㎠/㎡
この家を設計した建築家
この家を建てた工務店
岩見建設有限会社
島根県益田市かもしま西町