縦すべり出し窓とは?
写真②横滑り出し窓.jpg 122.71 KB早速、縦すべり出し窓とはどのような窓なのかを解説していきましょう。基本的な構造や主な種類についてもご紹介します。
縦すべり出し窓の概要
縦すべり出し窓とは、縦方向を回転軸とし、外側に滑り出すようにして開く窓のことです。縦すべり出し窓と同様に仕組みで、横方向を回転軸として開閉する窓は、横すべり出し窓と言います。
縦すべり出し窓は、開けた際に風を窓の部分が受け止めて室内に効率的に流し込む点が大きな特徴です。開き具合を調整しやすく、通風量の調整も楽にできます。ほとんどの場合、90度まで開く設計になっています。
縦すべり出し窓の操作方法は主に2種類
縦すべり出し窓には、主に取っ手タイプと、ハンドルの2種類の操作方法があります。取っ手タイプは、引くことで開閉する操作方法。簡単に操作できる点が魅力です。ハンドルタイプは、ハンドルを回すことで開閉するシステム。細かく空き具合の調整ができます。
縦すべり出し窓にはどのようなメリットがある?
写真③メリット.jpg 40.49 KB続いては、縦すべり出し窓にはどのようなメリットがあるのかをチェックしていきます。すべり出し窓の魅力を知ることで、設置したい場所が定まるはずです。
省スペースで設置可能
縦すべり出し窓は、窓の規格サイズの最小値が引き違い窓より小さいため、省スペースでも取り入れやすい点がメリットです。そのため、様々なプランに取り入れやすく、デザインの幅も広がるでしょう。特にキッチンや浴室といった狭くなりがちな空間に設置されることが多い傾向です。
風をキャッチし風通しを良くできる
縦すべり出し窓は、大きく窓を開けられるため、通風量の確保がしやすい点が大きなメリットです。風が窓の前を横切るように吹いている場合は、「引き違い窓」のような横にスライドする窓だと風をうまくキャッチすることができません。しかし、外側に開く縦すべり出し窓なら通り過ぎていく風を上手にキャッチして室内に取り入れやすくすることができます。縦すべり出し窓を左右につけ、2つの窓の内側を吊元とすることで風の入り口と出口ができ換気が効率よくおこなえるようになります。そのため、室内の空気を循環させたい場合にぴったりな窓。開放角度を調整することで、必要に応じた通風量の調整ができる点も魅力です。
臭いがこもりやすいトイレやキッチンなどの換気目的で設置されることもあります。
気密性を高めやすい
防犯対策にも役立つ
縦すべり出し窓は、構造上人が通り抜けにくいとされる窓です。1階などの侵入経路となりやすい部分には幅の狭い縦すべり出し窓を設置するなど、工夫することで防犯対策に役立ちます。
なかには、複数のロック機能を兼ね備えたもの、防犯センサーなどが備わった縦すべり出し窓もあるため、理想的なセキュリティ対策ができる縦すべり出し窓を選んでみてください。
R+houseネットワークは、個々のライフスタイルにマッチした設計を心がけています。そのため、防犯面に配慮した家づくりもサポート。デザイン性と機能性を兼ね備えた住まいを実現したい方は気軽に相談してみてください。
>>参考コラム:注文住宅を建てる時に考えるべき防犯対策は?おすすめの防犯グッズもご紹介
デザイン性に長けている
縦すべり出し窓はサイズやサッシの種類などが豊富にあるため、イメージにマッチしたデザインが選べるのも魅力のひとつです。特に、樹脂製のサッシはカラーが豊富にあるため、空間のアクセントとして設置したり、個性的な雰囲気を演出したりすることができますサイズやカラーといったデザインの種類はメーカーによって異なるため、プロと相談しながらイメージにマッチする縦すべり出し窓を選んでみてください。
また、縦すべり出し窓を並べて設置し、ホテルライクな空間を作ったり、インテリアを考慮してカラーやデザインを選びまとまりのある空間に仕上げたりすることもできます。そのためR+houseネットワークのような、建築家と一緒にデザイン性に優れた注文住宅を建てたい場合にもピッタリな窓です。
>>参考コラム:おしゃれなデザインの注文住宅15選!センスのいい家をつくるポイントは?
すべり出し窓にはデメリットがあることも把握しておこう
写真④デメリットとチョークで書かれた黒板.jpg 83.04 KB縦すべり出し窓には、良い点だけでなく知っておきたいデメリットもあります。悪い面もしっかり理解して、納得した形で設置しましょう。
開口部分が制限される
縦すべり出し窓はレールによって開口する仕組みであるため、引き違い窓のように窓を全面開けることができません。そのため大きな荷物を搬入したい場合などには不向きです。大きな開口部が必要である場所への設置は避けましょう。
風や雨の影響を受けやすい
縦すべり出し窓を開けている際に、雨が降ると室内が濡れるリスクがあります。窓の内側が濡れることもあるため、ふき取る手間が増えることも考えられるのです。設計の段階で軒や庇などを設置しておくと、雨の侵入を軽減できるでしょう。
また、強風にも注意が必要です。縦すべり出し窓を開けている際に強風が吹くと、窓があおられることがあります。ときには、騒音の発生や突然閉じてしまうこともあるため、指詰めなどに注意しましょう。また、強風によって開閉しづらい場合もあります。強風が吹くことが多い地域はもちろん、マンションの高層階なども強風が吹きやすいため注意してください。
安全面における危険性も潜んでいる
比較的人の侵入が難しいとされている縦すべり出し窓ですが、子どもやペットなどが乗り出す危険性があることを覚えておきましょう。また、物の落下にも注意が必要です。乗り出しや落下物を避けるために、手が届きにくい高い位置に縦すべり出し窓を設置する、ハーフロック機能をつけるといった対策をしてみてください。
縦すべり出し窓を選ぶ際に知っておきたいポイント
写真⑤ポイントPOINTの単語と指差し棒.jpg 68.14 KB縦すべり出し窓には多くの種類があるため選ぶ際に迷いがちです。そこでここからは、縦すべり出し窓を選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
目的や用途に合わせて選ぶ
縦すべり出し窓は、どこに設置するか、何を目的とするかを考慮して選ぶことが大切です。縦すべり出し窓は外側に開口します。そのため、開口側が狭い場所の場合、人などにぶつからないようにスペースを確保しなければなりません。また、通風や採光をしっかり確保したい場合には、ある程度大きな縦すべり出し窓を選ぶ必要があります。ほかにも、高い場所に設置する場合には、自動開閉機能が備わっているタイプが便利です。このように、どのような目的と用途に活用するかを定めることで、多くある種類の中から自身の理想にマッチした縦すべり出し窓を選べるでしょう。
デザインをチェックする
デザインを重視して選ぶのもポイントのひとつです。家全体のコンセプトを決定し、それにマッチしたデザインやカラーの縦すべり出し窓を選ぶことで素敵な住まいへと仕上がるはずです。窓のサイズはもちろん、サッシのカラーや素材などによってさまざまな雰囲気が楽しめます。
縦すべり出し窓で起こりうるトラブルと対策をチェック
写真⑥家と虫眼鏡.jpg 40.01 KB縦すべり出し窓を設置した場合、起こりうるトラブルと対策についてご紹介しておきます。もしもの場合に備えて覚えておくと良いでしょう。
開閉しなくなることがある
縦すべり出し窓は、サッシ自体が少しでもゆがむことで、開閉しなくなることがあります。気密性に配慮して、ミリ単位で調整して設置されているサッシは、少しずれただけでも開閉に影響しやすいのです。また、長年縦すべり出し窓を開閉しなかったことで、ゴム製のサッシがくっついてしまい開かなくなることもあります。
こういった場合には、サッシごと交換するといった対策が一般的です。サッシがくっつくことを防ぐため、こまめに開閉を心がけることも覚えておきましょう。
ロックがかかりにくくなることがある
ロックがかかりにくい原因としては、窓やサッシがずれているといったことが考えられます。また、サッシに固定されている鍵部分のねじが緩み、鍵部分そのものがずれてロックがかからないケースも。まずは、ねじが緩んでいないか確認し、緩んでいる場合はドライバーなどで絞めましょう。ただし、ねじが完全に外れてサッシ内部の固定金具部分が落下してしまう可能性も考えられます。ご自身で行う際は注意して作業を進めましょう。心配な場合はプロに対応をお願いするのがおすすめです。
虫が入ってくることがある
縦すべり出し窓は、風を取り込みやすいぶん、開けている際には室内に虫が入ってくることがあります。この場合、窓周辺に虫よけスプレーをする、網戸を設置するという方法があります。網戸の設置は、オプションに設定されていることもあるため、縦すべり出し窓を選択する際にはメーカーなどに事前に確認しましょう。
縦すべり出し窓に網戸を設置した場合、構造上、窓と網戸の間に虫が入り込みやすい点も注意したいポイントです。窓と網戸の間に虫が入り込んでいないか、チェックしてから閉めましょう。
縦すべり出し窓を設置する際に注意点
写真⑦びっくりマークの積み木.jpg 73.72 KB縦すべり出し窓を設置するにあたり、注意したい点をご紹介します。後悔しないためにもしっかり覚えておいてください。
カーテンの取り付け方法に注意
防犯面やプライバシーに配慮して、縦すべり出し窓にカーテンを設置したいと考える場合もあるでしょう。しかし、縦すべり出し窓は内側に網戸を設置するのが定番であるため、一般的なカーテンが設置できないこともあります。そのため、カーテンを取り付けたい場合には、天井や壁にカーテンレールを設置しましょう。また、ツッパリ棒を活用してカーテンを取り付ける方法もあります。
外側に格子がつけられない
縦すべり出し窓を開いた際には、開けた際に外側に窓が飛び出すため、防犯面を考慮しや格子などの設置ができません。もちろん先述した通り、網戸も内側に設置することになります。セキュリティを強化したい場合には、人が入れないサイズの窓にする、ストッパーを設置することで大きく開かないようにするといった工夫がおすすめです。
越境に注意する必要がある
隣に住宅などがある場合には、開けた際に越境しないよう配慮した設計にすることを覚えておきましょう。特に、隣家との距離が近くなりがちな都心部などでは注意が必要です。
また、越境と合わせて、窓の設置位置にも注意が必要です。具体的には、隣家の窓と同じ位置に窓を配置してしまうとプライバシーの観点で使いづらい窓になるでしょう。
縦すべり出し窓の基本的なメンテナンス方法
縦すべり出し窓を自身でメンテナンスする際には、まず窓を全開にして、拭きやすい状態にします。網戸を設置している場合は、取り外しましょう。網戸を外し、窓を開けたら吊元側にできた隙間から手を入れて、雑巾などで拭き掃除します。
縦すべり出し窓は、全開にした場合90度まで開きますが、吊元側の隙間が狭くて手が入らない場合は、窓を半分程度閉め、裏側に腕を伸ばして掃除してください。
また、レールの掃除も忘れてはいけません。定期的にごみを取り除いてスムーズな開閉ができるようお手入れしましょう。レール部分に潤滑剤を塗布するのもひとつの方法です。
万が一、部品が劣化している、ゆがんでいるといった故障が見られる場合には、早めに点検と交換を実施してください。故障に備えて、縦すべり出し窓を設置する前に、メーカーなどにアフターサービスの内容を確認しておくと良いでしょう。
縦すべり出し窓を設置して素敵な住まいを作ろう!ご相談はR+houseネットワークの工務店へ
写真⑧茨城県_白い壁と木目の床の清潔感のあるキッチンダイニング.jpg 361.56 KB縦すべり出し窓は、開口部が制限される、雨や風の影響を受けやすいといったデメリットがありますが、通風や採光を確保しやすいなどのメリットも複数あります。また、限られたスペースであっても比較的設置しやすいため、狭い空間の部屋や狭小地であっても活用しやすいでしょう。さらには、デザイン性にも長けており、おしゃれな住まいを理想としている方にもぴったりです。R+houseネットワークの工務店では、建築家が在籍していることからおしゃれかつ機能性に優れた注文住宅を多数手がけています。そのため、縦すべり出し窓のおしゃれな雰囲気を活かした家づくりも可能です。縦すべり出し窓を使ったおしゃれな注文住宅を検討している方は、是非気軽にご相談ください。
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