出雲市での注文住宅！建築費用と坪単価の相場は？年収に見合う借入返済額も解説



出雲市で注文住宅を建てるなら、どれくらいの建築費と土地購入費用がかかるのでしょうか。それぞれの相場を解説します。

国税庁が2024年分として公表する「地域別・構造別の工事費用表」によると、木造住宅における全国の工事費用の平均は20.7万円／㎡です。したがって、1坪あたりは約68万円／坪という計算になります。
出雲市のある島根県を見ると、23.9万円／㎡で、1坪あたりに換算すると、約79万円／坪。全国平均と比較するとやや高めの傾向です。

次に、住宅金融支援機構が公表した、住宅ローン「フラット35」の利用者調査（2022年度）によると、島根県で建てられた注文住宅の面積の平均は127.6㎡で、坪数では約38.6坪です。
したがって、住宅部分の建築費用のみで約3,050万円がかかると把握しておきましょう。

参考元：国税庁｜地域別・構造別の工事費用表（1㎡当たり）【令和6年分用】
参考元：住宅金融支援機構｜2022年度集計表



2024年の公示地価から見る出雲市での坪単価の平均は、122,729円／坪となっています。最も公示地価が高いのは今市町で239,338円／坪。次いで渡橋町は202,314円／坪です。これらのエリアは、島根県内で主要駅として挙がる出雲市駅に近いエリアにあたります。
今市町の変動率は－0.62％ですが、渡橋町は＋1.32％と上昇傾向にあることをふまえると、
駅近くの土地価格は高めに推移しているといえるでしょう。

一方、宍道湖に近い平田町の公示価格は99,063円／坪、斐川町は77,575円／坪です。公示価格のみで見ると、出雲市駅周辺エリアよりは宍道湖エリアのほうが比較的、安価に土地を購入できる傾向にあると予測できます。

住宅金融支援機構による住宅ローン「フラット35」の利用者調査（2022年度）では、島根県で土地付き注文住宅を購入した方の平均敷地面積は264.1㎡（約79坪）であることから、出雲市の平均坪単価「122,729円（／坪）×79（坪）」で計算すると約970万円が土地価格の目安となるでしょう。

参考元：土地代データ｜出雲市のエリア地価

＞＞参考コラム：注文住宅の坪単価とは？坪・㎡（平米）の広さの目安を解説！



ここまでの解説をふまえ、出雲市で家づくりに必要な費用の目安をお伝えします。



建築エリアだけではなく、住宅構造ほか、さまざまな要因によって差がありますが、出雲市で注文住宅を建てるには、3,000万円台～5,000万円近くが相場となるでしょう。
ただし、注文住宅の購入に際しては、建築費と土地購入費のほか、付帯工事費や諸費用も発生するため、ゆとりのある予算設定が必要です。

参考元：土地代データ｜出雲市のエリア地価

＞＞参考コラム：注文住宅の購入には諸費用がかかる！項目や費用の目安を知っておこう



出雲市で注文住宅を建てる場合、どれくらいの世帯年収があれば可能なのでしょうか。また、ローンの返済額についても見ていきましょう。

2022年に住宅金融支援機構が集計した「フラット35利用者調査」によると、島根県で土地つき注文住宅を購入した方の平均年齢は41.7歳。世帯年収は757万円となっています。
全国の平均が659万円であるため、100万円近く高い数値です。

ただし、国土交通省の「令和4年度住宅市場動向調査」によると、注文住宅を購入した方の世帯年収の全国平均は、400～600万円の割合も高い傾向にあるため、島根県でも平均値より低い世帯年収で注文住宅を購入している方がいると想定されます。

参考元：住宅金融支援機構｜2022年度集計表
参考元：国土交通省｜令和4年度住宅市場動向調査報告書

住宅ローンを利用して注文住宅を購入する場合、住宅の購入資金は年収の5～6倍以内が目安です。たとえば、世帯年収700万円であれば、3,500万円～4,200万円の住宅が妥当ということになります。

また、住宅ローンの返済額は年収の20～25％を目安にすると良いといわれています。つまり、世帯年収700万円の場合は、毎月の住宅ローンは約14.6万円を返済していく計算です。（年収の25％で算出した場合）
ただし、頭金の有無や額面、家族の人数やライフスタイルによって差が生まれます。あくまでも参考として捉え、家庭によって無理のない範囲での返済ができるよう考えていきましょう。

R+houseネットワークの工務店では、住宅ローンの返済シミュレーションを行い、家計を圧迫しない資金計画の中で、理想の家づくりをご提案いたします。

＞＞参考コラム：注文住宅を建てるときに資金計画は必要？重要性と計画の立て方を解説



設定した資金計画のもと、出雲市で注文住宅を建てる際には、どこを重視すると良いのでしょうか。出雲市の気候の特徴をもとに考えていきましょう。

出雲市のある島根県は日本海側気候に属しており、年間の平均気温は15℃です。春・夏・秋の気候は比較的、緩やかで過ごしやすいでしょう。日本海に接しているため、冬は曇天の日が続きますが、積雪自体はさほど多くなく平野部では10cmほどです。

参考元：出雲観光ガイド｜出雲市の気候

出雲市は、冬は寒さを感じるものの比較的過ごしやすいエリアです。しかし、より快適に暮らすため、高い住宅性能を有した家づくりがポイントになるでしょう。

R+houseネットワークの工務店では高断熱・高気密の家づくりで「夏は涼しく冬は暖かく」を実現します。R+houseではHEAT20の定めるG2グレードを標準仕様としており、健康的にかつコストを抑えた暮らしをめざせます。
窓にはアルミ製よりも断熱性の高い樹脂製枠を採用。屋根や壁、基礎といった各箇所に適した断熱材を用いるなど、徹底しています。

＞＞参考コラム：注文住宅を建てるなら性能が重要！住宅性能の種類からメリットまで解説



注文住宅を購入するにあたり、居住エリアの建築費用と土地購入費用を把握しておくことが第一歩となるでしょう。そのうえで、世帯年収やライフスタイルに適した資金計画を立て、無理のない範囲で家づくりを進めることが大切です。
R+houseネットワークの工務店では、資金計画をふまえた理想の家づくりを徹底サポートいたします。安心しておまかせください！

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