狭小住宅とは?
狭小住宅とは、名前のとおり狭くて小さい土地に建てた住宅のことをいいます。土地の大きさを示す明確な定義があるわけではありませんが、一般的には、15坪以下の敷地に建つ住宅が狭小住宅と呼ばれることが多いです。都心部など、地価が高い地域では、狭小住宅が多い傾向にあります。
狭小地での家づくり!建築家に任せるメリット
狭小地での家づくりにおいて、建築家に設計してもらうメリットは、暮らしやすさとデザイン性を両立できる点にあります。
暮らしやすさにおいては、狭さを解消するため、建築家がさまざまな工夫をした間取りを提案してくれるでしょう。
人が広さを認識する時、単純に「床面積の狭さ=狭く感じる」ではありません。広さを感じるために、部屋に入った時に視線が遠くにいく「視線の抜け」をどのようにつくるかが大きなポイントといえます。たとえ同じ距離であっても、視線が抜けることにより床面積以上の広さを感じられるのです。
狭小住宅の場合は、対角線上で視野の抜けを意識することが大切です。また、デザイン性においては、建築家が住む人の好みやライフスタイル、要望をヒアリングし、それを踏まえたデザインが可能です。これは、あらかじめ仕様が決まっている住宅メーカーとの家づくりとは大きく違う点といえるでしょう。
>>参考コラム:注文住宅のおすすめ間取りを紹介!日当たりが良いのは本当に南向き?
建築家との家づくりに向いている方は?
建築家は、一から家づくりを始めていきます。そのため、「こだわりが詰まった家」「他にはない唯一無二の家」を建てたいと考えている方は、建築家との家づくりに向いているでしょう。反対に、「なるべく時間をかけず楽に家を建てたい」と思っている方は、建築家に家づくりを任せるのは向いていないかもしれません。
建築家との家づくりは、「大変そう」「敷居が高い」などのイメージを持っている方もいるでしょう。しかし、理想のマイホーム実現には、建築家に任せるメリットは大きいため、検討してみてください。
狭小住宅の建築実例3つ!
見た目では、狭そうに見える狭小住宅でも開放的な空間をつくり出せるのが建築家の力です。ここでは、そんなR+houseの建築家が、お客さまの要望を丁寧に汲み取り、設計した注文住宅の建築実例を紹介します。
豊かで美しい空間が曖昧に繋がる家
季節感を感じられるよう設計された住宅で、狭小地ならではの工夫が施されています。
住宅内は、約26坪の土地に建っていることを忘れるくらい、視界が伸びやかに広がる空間構成となっています。狭さを感じさせないポイントは「連続性」。土間を中心にリビングやキッチン、洗面所などを配置しています。また、扉を少なくすることで、回遊動線が確保され生活のしやすさも叶えています。
さらに、LDK空間の対角線を11m設けることで、さらに広さを感じさせる空間構成となっているのもこの狭小住宅の特徴です。
>>施工事例:愛知県東海市「豊かで美しい空間が曖昧に繋がる家」
無駄をそぎ落としたシンプルでミニマルなお家
こちらは、
無駄を削ぎ落として完成したシンプルかつ洗練された狭小住宅です。お施主様がR+houseの店舗で働く社員ということもあり、建築家と作り上げるマイホームを知り尽くしているからこそ完成した、工夫が満載の住宅といえます。
約29坪の土地に建てられた住宅内には、雨に濡れることなく出入り可能なインナーガレージ、そして愛車が見える室内窓も設置しています。大切な愛車を常に感じられる理想的な間取りです。
水廻りは真似したくなるような回遊家事楽動線。そして、収納が必要な場所に必要な分だけ設けられているのも特徴です。徹底したこだわりと、無駄を削ぎ落としたことで、快適な広々空間を手にしています。
>>施工事例:熊本県熊本市「無駄をそぎ落としたシンプルでミニマルなお家」
暮らしの楽しさを詰め込んだコンパクトな家
延床面積が25坪以下というコンパクトな狭小住宅です。紹介している3つの施工事例の中でも、一番小さい家となっています。
間仕切りを最小限にし、床の高さに変化をつける工夫を施すことで、住宅内のいたるところに居心地の良い空間を設けています。2階にあるセカンドリビングは、間仕切りをなくし寝室との続き間として、圧迫感のない広々空間をつくり出しているのが特徴です。また、このセカンドリビングは、ホームシアターのほか、お子様家族が帰省した際の寝室として活用できるのも注目ポイント。
バーベキューができるデッキテラスや庭まであり、狭小地と感じさせない住宅となっています。>>施工事例:静岡県静岡市「暮らしの楽しさを詰め込んだコンパクトな家」>>参考コラム:注文住宅で3階建てを建てるポイント!狭小地でも後悔しない注意点や間取り
狭小住宅でもできるおしゃれな収納アイデア3つ
狭小住宅は、広く見せるための間取り以外に、収納の面でも工夫が必要です。ここでは、狭小住宅でもできるおしゃれな収納アイデアを紹介していきます。
階段下の見せる収納
最近では、階段下のデッドスペースを活用した収納を取り入れる住宅が増えてきている印象です。それは、狭小住宅でも同じであり、むしろ、スペースに限りのある狭小住宅には、階段下収納はピッタリといえます。クローゼットのように、扉を設置して隠す形の収納もありますが、あえて見せる収納として小物や本などを収納するのもおすすめです。
また、階段の「けこみ」部分に引き出しを設けるスタイルも、収納量がアップするのでおすすめです。
造作家具を活用した見せる収納
壁に直接取りつける造作家具も、スペースが限られてしまう狭小住宅にはおすすめです。造作家具はコストがかかりますが、サイズやデザインを部屋に合わせて制作できます。さらに、インテリアとしても統一感が生まれるので、おしゃれな部屋を目指している方にもピッタリな収納対策といえます。
狭小住宅に造作家具を取りつける場合は、設計の段階で建築家に理想を伝えておくことで、内装全体のイメージやバランスを壊さずに考えてもらえるでしょう。
キッチンの見せる収納
狭小住宅のキッチンは、キッチン周りの用品を収納するためのスペースが少なくなる場合があります。そのため、
キッチン収納もあえて見せる収納にすることで、快適でおしゃれなキッチンに仕上げられるでしょう。たとえば、素材や色を統一させたフライ返しやフライパンなどのキッチン用品を吊り下げたり、キッチン下はあえて扉をつけずにそのまま鍋などを置いたりする収納のタイプです。そうすることで、必要な収納スペースは確保しつつ、アイテムを出し入れする手間も省けるので、快適なキッチン空間をつくれます。
>>参考コラム:注文住宅にパントリーは必要?収納上手になれるコツと設置する際のポイントも
狭小地でおしゃれな注文住宅を建てたい方は!ご相談はR+houseネットワークの工務店へ
狭い土地に建てる狭小住宅は、デメリットのほうがフォーカスされやすいですが、アイデア次第で快適かつおしゃれな家づくりが可能になります。そのためには、建築のプロフェッショナルである建築家に任せることが第一歩となるでしょう。
R+houseでは、「建築家とのこだわりの家づくりをもっと多くの方に」をモットーに、土地や予算、周辺環境などさまざまな条件に配慮しながら、建主の理想を超える住まいをカタチにします。おしゃれな狭小住宅を建てたいと考えている方は、R+houseネットワークの工務店に、是非ご相談ください。
>>施工事例:「狭小住宅・狭小地」の注文住宅