そもそもワークスペースと書斎は何が違う?
写真②落ち着いた雰囲気の書斎の水彩イラスト-min.jpg 95.53 KBワークスペースと書斎の明確な違いはありませんが、若干ニュアンスが異なります。
ワークスペースはリビングやダイニングなどにつくられた場所を指すのに対して、専用の一室を設けた場合は書斎と呼ばれる傾向があります。個人的な趣味や勉強・仕事に集中するための書斎よりも、ワークスペースのほうがオープンなイメージがあり、特定の1人だけではなくフレキシブルに使えるスペースともいえます。
書斎を設けようとすると、机や椅子を設置できるほどの広さが必要です。充分な広さが確保できないからと、設けることをあきらめる方もいるかもしれません。しかし、ワークスペースであれば1畳ほどの広さでもカウンターを設置して仕事をするスペースを設けることができるのです。
ワークスペースのある間取りのメリット・デメリット
写真③住宅のメリットとデメリット(背景がコンクリ)-min .jpg 83.11 KBそれでは、ワークスペースを取り入れるメリットやデメリットは、どのようなところにあるのでしょうか。それぞれ確認していきましょう。
ワークスペースのある間取りにするメリット
ワークスペースのメリットは以下のような点にあります。
● 仕事や趣味に集中して取り組める環境が手に入る
● 作業内容に合ったワークスペースなら作業効率がアップする
● 仕事関連のアイテムや書類をまとめて整理しやすい
● オープンスペースであれば家族の様子を見ながら作業できる
● 個室でなければ冷暖房は不要
ワークスペースを取り入れることで作業に集中でき効率アップが期待できるでしょう。また、オープンスペースであれば、作業中も家族の様子を見ることができますし、冷暖房を新たに設置することなく室温調整ができるのも魅力です。
ワークスペースのある間取りにするデメリット
メリットが多いように感じる自宅のワークスペースですが、以下のようなデメリットも挙げられます。
● デザインや広さ、設置場所によっては費用負担が増える
● ワークスペースを設けるためのスペースが必要になる
● オープンスペースは人によっては仕事に集中しにくい
● どんなシーンで使うかをイメージせずにつくると使用しなくなる可能性がある
オープンになっているワークスペースは、家族との繋がりを感じながら仕事ができる一方で、仕事とプライベートのメリハリがつけにくいというデメリットも。個室に比べると、家族の空間が近くにあるため、人によっては仕事に集中しにくいことがあるかもしれません。また、どんなシーンで使うかをより具体的にイメージせずにワークスペースをつくると、実際に使ったときに使い勝手が悪く、せっかくつくったのに使わなくなってしまうということも考えられます。
自宅のワークスペースを集中できる環境にするポイント
写真④ポイントと書かれた紙 .jpg 63.37 KBせっかくワークスペースを設けても、そこで集中できないのでは意味がありません。ここからはリモートワークでも集中して仕事ができるような、仕事がはかどるワークスペースづくりのポイントをご紹介していきます。
作業中の視界を意識した間取りにする
自宅にちょっとしたカウンターを設ければ、ワークスペースとして使えますが、プライベートで使っている自宅だからこそ、仕事には関係のないもので溢れています。たとえば、娯楽用品やテレビなどが仕事中に目に入れば、集中力を切らしてしまうでしょう。また、部屋全体が見渡せても、仕事中に片付けをしたくなってしまう、なんてこともあるかもしれません。
そのため、自宅にワークスペースを設けるときには、仕事中の視界を意識しておくと良いでしょう。間取りの都合上、どうしても視界に入ってしまう場合はロールスクリーンなどを使って隠す工夫をするのがおすすめです。
圧迫感を感じにくい工夫をする
視界に気になるものを入れない間取りにするなら、カウンターや机を壁で囲ってしまえば良いと考える方もいるかもしれません。もちろん、壁で机を囲まれた環境が集中できるという方もいるでしょう。しかし、人によっては圧迫感を感じて、かえって集中できなくなってしまうこともあります。
そのため、壁に向かって机やカウンターを配置する場合は、圧迫感を感じにくい充分な奥行きをとるように設計すると良いでしょう。採光や換気に必要な窓に近い場所にワークスペースを設けると、開放感があるだけではなく、外の景色が見えるのでリラックス効果も高まります。
仕事用に使える収納があると便利
写真⑤本棚-min.jpg 88.9 KB仕事用の参考資料や本など、仕事に使うアイテムに合わせてキャビネットや棚など、収納を設けると便利です。
また、パソコンを使って作業する方はプリンターや外付けハードディスクなど、周辺機器をまとめてすっきりさせたいという方も多いでしょう。とりわけ、パソコンや関連機器の配線は、ワークスペースが雑多に見える原因になります。パソコンを使って仕事をする場合は、コンセントの位置や配線の収納方法も考えておきましょう。
照明の色は白っぽい色に
人は本来、日の出とともに起きて活動を始め、日が沈めば活動をやめて眠るという1日のサイクルのもと生活していました。そのため、光の量や色を上手に活用すると、集中力を高めたり、リラックスしやすくしたりと、住環境をコントロールできるのです。仕事をするワークスペースであれば、集中力の高まる白色や青みがかった白っぽい色合いの照明がおすすめ。
また、集中しやすい明るさは作業内容によって異なります。机の上であれば最低でも300ルクス以上。パソコンを使う作業であれば300ルクスから500ルクスほど、細かな作業をするのであれば750ルクスから2,000ルクスほどを目安にしておくと良いといわれています。照明にもこだわりたいという方は、住宅会社や建築士に相談してみましょう。
机と椅子は差を意識して選ぶ
写真⑥ゲーミングチェアに座りリモートワークする女性-min.jpg 65.06 KB職場でも自宅でも、デスクワークの悩みの種は腰痛や肩こりです
。仕事中に正しい姿勢が保てるかどうかで、不調の出やすさにかかわるため、作業する机と椅子が重要になります。正しい姿勢を保つためにポイントとなるのが、机の天板と椅子の座面の高さとの距離を表す「差尺」です。
体格によって差尺は異なりますが、一般的には28cmから30cmほどが適切だといわれています。一般社団法人日本オフィス家具協会によると、椅子の適切な高さは以下の計算式で求められます。
● 座面の高さ目安=身長×1/4
● 差尺=身長×1/6
● デスクの高さ目安=座面高+差尺
ワークスペースに設置する机やカウンター、椅子の高さを選ぶときには意識しておくと良いでしょう。
参考元:JOIFA 日本オフィス家具協会|安心・安全なイスの選び方
仕事しやすいワークスペースがある注文住宅の施工事例
それでは、ここからはR+houseネットワークの工務店が手がけた、ワークスペースのある注文住宅の事例16選をご紹介します。
キッチンと程よい距離感にあるワークスペース
写真①白を基調にしたワークスペース.jpg 45.19 KBキッチンの奥に配置したワークスペースは、仕切りをガラス戸にすることでキッチンとの程よい距離感を演出しています。
仕切り戸の枠をブラックにし、壁のクロスはほんのりグレーがかった色味にすることで、落ち着いたシックな印象に。ごちゃごちゃしがちな配線は、デスク下の配線ボックスにまとめて収納するとデスク周りもスッキリと見えます。
空間美を意識した家にあるワークスペースは、一つ一つのポイントにもこだわりが詰まっているのです。
コンパクトなスペースながらも、部屋のトーンや雑貨の色味、収納の工夫などを意識すると、こちらのワークスペースのように、美しくて過ごしやすい空間が仕上がります。
>>施工事例:東京都「妥協しない先にある こだわり抜かれた空間美」
夫婦で気ままに過ごせる快適空間の一部であるワークスペース
写真②壁一面の収納スペース.jpg 80.8 KB
建築家が“人間力の回復”をキーワードに設計した家のワークスペース。図書館のような本棚が、玄関からリビングまで続いており、その一角にワークスペースにもなるスタディカウンターを設置しました。仕事や勉強、読書など、そのときの気分に合わせてさまざまな使い方ができるスペースです。
夫婦二人で暮らす家のこちらのワークスペースは、あえてキッチンの前に設置されています。一人が料理をしているときに、もう一人が読書をするなど、それぞれ家事や趣味の時間を過ごしていながらも、自然に同じ空間で同じ空気を吸って過ごしている点がポイントです。仕切りをつくらず、気ままに夫婦が思い思いの時間を過ごせる空間になっています。
>>施工事例:和歌山県有田郡「守られた箱の中で気ままに暮らす平屋」>>参考コラム:おしゃれなリビングの注文住宅を建てるには?ポイントや実例をご紹介
海が見えてリラックスしながら仕事ができるワークスペース
写真③デスクライトの置かれたワークスペースと窓から見える海.jpg 117.26 KB
海水浴場などの絶景を望み、常に大自然に囲まれているような贅沢な空間が広がる家。海が大好きなお施主様の希望に沿って、ワークスペースのカウンターからも美しい海を眺められます。ワークスペースとリビングには仕切りをつくらず、リビングダイニングの大きな1枚のFIX窓のそばにカウンターをつくり、テーブルライトを置いてワークスペースにしています。
ワークスペースにあるリビングダイニングにはもう1面の壁にも大きな窓があり、2面採光で室内に心地よい日が差し込みます。どちらの窓にもブラインドを設置し、光の量を調整できる工夫も。仕事をするために集中できる明るさや、リラックスタイムに思い切り開放的になれる明るさなど、シーンに合わせて家の明るさを調整できるのが、過ごしやすさを叶えているポイントの1つです。
>>施工事例:島根県益田市「海を切り取る平屋」
開放的なLDKの先にあるプライべートなワークスペース
写真④ワークスペースと後ろの背面収.jpg 68.1 KB回遊性の高い間取りを意識したワイドな平屋。玄関を入ってそのまま手洗いコーナーに続いたり、キッチンとダイニングを横並びにしてたりして、使い勝手のよい動線を確保。浴室への移動やクローゼットを使用するのにも便利な動線など、回遊性を意識しているのがこちらの家の特徴です。ドアが少なく開放的なリビングダイニングの奥に、高腰壁を隔てて、プライベートな空間が広がるワークスペースを設置しました。
ワークスペースの壁には、オーダーメイドで仕上げたつくり付けの収納棚。収納棚はあえて足元まで埋めてしまわずに空間をつくります。その空間に、バッグなどを掛けられるパイプを設置したことで、子どもの荷物などもスッキリと整理整頓ができる仕組みになっているのです。
>>施工事例:愛知県蒲郡市「広がり溢れる 外観が心地よい平屋」
テレビ裏にある大自然を眺めるワークスペース
写真⑤大きな窓の設置されたワークスペース.jpg 44.89 KB
「普通ではないカッコイイ家にしたい」と希望されたお施主様の、理想以上を叶えたスタイリッシュな住まい。1階には、家事がしやすく魅力的な生活空間やフリースペース。2階は贅沢にリビングダイニングとインナーバルコニーをメインとした空間が広がります。
2階のリビングダイニングには、ガラス張りの寝室を背に座り心地のよいソファや大画面のテレビを置いて快適なリラックス空間に。テレビ壁を設けており、その壁の裏に小さなワークスペースを設置。限られたスペースながらも、コンパクトなカウンターと本棚が備わっています。目の前には大きな窓があり、雄大な自然の景色を眺められます。天気のよい日には照明が必要ないほど採光が心地よく差し込み、外の景色に癒されながら仕事や趣味に没頭できる空間です。
>>施工事例:長野県小諸市「風景に溶け込むランドマークの家」
ダウンフロアを有効的に使ったワークスペース
写真⑥ダウンフロアに設置されたワークスペース.jpg 128.12 KB夫婦と子ども3人で暮らす2階建ての住宅。家族がそれぞれ部屋にこもるのではなく、みんなでリビングで過ごすというお施主様の話を聞いて、建築家は飽きの来ない空間づくりを意識しました。
そこで、家族が個々で思いのままに自由に過ごせる環境になるよう、リビングをダウンフロアに。そのダウンフロアにワークスペースを設けました。ワークスペースの背後には、学校の道具や勉強道具を整理整頓できる収納棚を設置。子ども3人の荷物が一角にまとまることで、開けたリビングもスッキリと見えます。
このワークスペースは、キッチンからも見渡すことができる位置にあるので、料理をしながら子どもたちの勉強の様子などが見られることも大きなメリットです。
>>施工事例:奈良県生駒市「ダウンフロアのある暮らし」
3人兄弟専用のオープンなワークスペース
写真⑦階段横の机に座る3人の子供.jpg 74.73 KBプライバシーよりもオープンな空間を大事にしたいと考えるお施主様の希望を叶えた家。ドアで仕切るのではなく、スキップフロアを5つのレベルに分けることで緩やかに空間を区別しています。フロアを繋ぐ階段も、圧迫感が出ないようスケルトン階段にするなど細やかな工夫も。
2階は3人兄弟専用のスペースにし、フルオープンな空間になっています。そこに設置したのが、兄弟3人が並んで使える仕様になっているオーダーメイドのデスク。このワークスペースのおかげで、3人一緒に宿題をしたり読書をしたりもできます。
建築家の裏テーマでもある「子ども部屋がない子育てハウス」のこだわりがふんだんに詰まっています。
>>施工事例:兵庫県洲本市「親子で暮らす時間を慈しむ 5つの床が連なる平屋」
リビングの一角にありながらも集中できるワークスペース
写真⑧リビング脇のワークスペース.jpg 60.4 KB緑とやわらかな光で、温かな空間が広がる平屋。リビングにワークスペースとしてフリーカウンターを設置しました。将来的には子どもの勉強スペースとしての利用も考えているのだとか。リビングとの仕切りは、カウンターとほぼ同じ幅の壁のみ。一つの部屋として区切らないことでリビングの広々空間をキープしながらも、壁に向かってカウンターをつくることで、程よいプライバシーを保てています。
窓の位置も天井近くに設計しているため外からの視線を気にせず、集中して作業ができる空間です。
>>施工事例:岡山県岡山市「日常に彩りを添える緑の景色を眺める平屋」
気兼ねなく趣味や仕事に没頭できる広々ワークスペース
写真⑨横に広がったワークスペース.jpg 61.95 KB白いクロスと木目を基調に、リラックスできる癒やし空間が広がる家。吹き抜けを設置し、大きな窓を設けることでエントランスや室内を温かい光が包み込みます。
そんな吹き抜けに面したところにフリースペースをつくり、洗面カウンターと一体になったデスクをワークスペースとして使っています。
広々としたデスクは、ミシン作業で何かを作成するのにも十分な環境。絵を描いたり、DIYをしたり、汚れものが出ても洗面台と一体になっているので手洗いもすぐできて便利です。お施主様の趣味や仕事内容にしっかりと寄り添って、使いやすさを意識した空間になっています。
>>施工事例:和歌山県和歌山市「心が温かくなる居心地の良い家」
空間を有効活用したワークスペース
写真⑩階段の踊り場に設置されたワークスペース.jpg 70.84 KB大通り沿いの土地で、マンションが近接するため日照とプライバシーの確保を最も意識した家。限られた空間でありながらも、建築家の工夫が凝らされていることで、豊かな生活環境が生まれています。
ワークスペースは、玄関から入ってすぐの階段の踊り場に設置。踊り場の壁にデスクを設置して、テーブルランプやアートをインテリアにしておしゃれなワークスペースに。階段や玄関を背にしているので、階段の上り下りや、玄関の出入りからも視線を回避できます。踊り場を有効活用しながらも、しっかりと集中して作業ができる空間づくりの工夫がされています。
>>施工事例:愛知県安城市「スミキリハウス」
夫婦二人で快適にリモートワークができるワークスペース
写真⑪窓から光の差し込む明るく広々としたワークスペース.jpg 75.75 KB
夫婦2人と猫が暮らす家。コンパクトな住まいながらも、中庭を設置することでどこからも緑が楽しめる工夫がされています。さらに、その中庭や窓の配置によって、家の中でどこにいても愛猫と一緒に緑に囲まれながら豊かな暮らしができているのです。
2階には贅沢に広々としたワークスペースを設置。夫婦のどちらもが主にリモートワークをするため、2人が並んで作業ができる大きなデスクを部屋の中央に配置しました。部屋の3方面に窓があり、目の前に広がる自然や空を眺めてリフレッシュも。壁には空間に合わせた木目調の造作家具を製作し、収納力も抜群です。
仕切りがなく、窓からの採光もたっぷりと差し込むため、開放的な空間で仕事ができる自慢のワークステーションです。
>>施工事例:千葉県八千代市「猫と暮らす緑豊かな中庭のある家」
家事と仕事の両立を叶えるワークスペース
写真⑫アクセントクロスがかわいいL字型のワークスペース.jpg 73.24 KB
キッチン横に配置したワークスペース。在宅で仕事をする奥様のためにつくられたスペースで、キッチンや脱衣所の近くに設置し、奥様の作業動線がスムーズになるよう考えられています。ドアは設けておらず、キッチンへの出入りのしやすさも考慮。リビングやキッチンなどとは少し印象が異なるトーンのアクセントクロスで、生活空間と差別化しています。
コンパクトな空間を有効的に活用するため、デスクは壁に沿ってL字型をチョイス。L字型のデスクを有意義に使えるよう、動きやすいローラー付きの椅子を選んだところもポイントです。壁に備え付けの棚を設け、収納やインテリアも楽しめる仕様になっています。
家事もしやすく、仕事もしやすい工夫が満載なので、在宅ワークをする方に是非真似してほしいワークスペースの一つです。
>>施工事例:静岡県沼津市「プライバシーに配慮した大屋根の家」
ライフスタイルの変化に合わせて応用が利くワークスペース
写真⑬壁にコルクのクロスが用いられ、段差で仕切られたワークスペース.jpg 111.31 KB
道路に面した変形地に建てられた家。道路からの視線をカットし、プライバシーを確保しながらデザイン性の高い住まいになっています。
主寝室の横に設けた趣味のスペースには、壁に沿って幅が広いデスクを設置。釣りがテーマになっているこちらのワークスペースでは、デスクの上でルアーの手入れなどの作業が可能。一方、反対の壁はコルクのクロスを用いて、ウォールシェルフを設置し、ピンで小物を飾ったり収納したりできます。
趣味のグッズで染められたこの空間は、多趣味の家族にぴったりのワークスペースで、ゴルフやアウトドア用品の収納や手入れにも応用が可能です。
変化させられるワークスペースは、多趣味の方や、作業アイテムが多い方、これからライフスタイルがどんどん変わっていく予定の方などにおすすめの空間です。
>>施工事例:熊本県荒尾市「庭と家が繋がる、こだわりの平屋」
ダイニング奥のちょっとしたスペースを活用したワークスペース
q7ha3YzWcJBQKfI1736484999_1736485005.jpg 208.9 KBLDKのアクセントになるおしゃれなキッチンカウンターの奥のスペースに、作業用のカウンターデスクを配置しています。ダイニングテーブルの雰囲気に合わせた作業デスクで、ちょこっとPC作業をしたり書類を書いたり。シンプルなデザインで使いやすさの幅も広がります。ダイニングテーブルでは汚れなどが気になる家事の合間の作業もワークスペースがあると便利です。ワークスペース用の空間を確保するのではなく、キッチンの奥のスペースを有効活用することで、キッチンの空間を狭くすることもなく、省スペース化が叶っています。これから家を建てるにあたって、ワークスペースの配置に悩んでいる方に是非参考にしていただきたい施工事例の一つです。
>>施工事例:奈良県奈良市「家族の距離がぐっと近くなる間仕切りの少ないお家」
リビングを見渡せるスキップフロアにあるワークスペース
写真⑧リビングを見渡せるスキップフロアにあるワークスペース.jpg 78.15 KBスキップフロアに設けられたワークスペースはリビングを見渡せる、家族に気を配りながら仕事ができるパブリックスタイル。掘りごたつ式になっているので、ワークスペースに椅子を置く必要がなく、上り下りの邪魔になりません。座面は畳になっているので和モダンなテイストを楽しめます。
スキップフロアにワークスペースを設置したことで、リビング側から見るとワークスペースがあることがわかりにくい構造になっています。書類や仕事中のデスクの散らかりを、来客の視線から自然とカットできるのも現実的で嬉しいポイントです。
>>施工事例:三重県多気郡「パブリックなスキップフロアのある家」
ちょっとした空間を有効活用したワークスペース
写真⑨ちょっとした空間を有効活用したワークスペース-min.jpg 51.57 KB階段の踊り場にある空間を活用したワークスペースは、1階・2階どちらからでも使いやすく、デザインのアクセントに。踊り場という限定的なスペースですが、工夫次第で2つ椅子を置けるほどのワークスペースが叶っています。足元からは1階の様子ものぞける細かい工夫が。
大きな窓が設けられているので、明るい光が降り注ぐ心地よい空間に。もちろん、夜に作業することも考慮してデスクを照らすためのライトも設置されています。
>>施工事例:徳島県徳島市「夢が散りばめられた “自由なお家”」
自由なワークスペースのある注文住宅ならR+houseネットワークの工務店へ
ワークスペースが自宅にあれば、リモートワークでも集中しやすい環境が手に入るので快適です。
ただし、どんなシーンで使うかをイメージせずにワークスペースをつくっても、使わなくなってしまう可能性もあるため、充分考慮しながら間取りやレイアウトを決めなくてはなりません。R+houseネットワークの工務店では、経験豊富な建築家がデザインしているため、自由度の高いワークスペースが実現できます。お客様の普段の生活をヒアリングすることで、生活スタイルや重視していることを採り入れた、使い勝手の良い家が建てられるのです。快適なワークスペースのある注文住宅を検討中の方は、R+houseネットワークの工務店までお気軽にご相談ください。
>>R+houseネットワークの工務店が手がけた、おしゃれで使いやすいワークスペースのある注文住宅の施工事例はこちら