福岡県での注文住宅の購入にかかる費用は?
適正予算を知るには、注文住宅にかかるコストを知ることから。ここでは、土地、建築費用、諸経費に分けて、福岡県で注文住宅の購入にかかる費用を分析します。
福岡県の坪単価
まず、注文住宅を建てる際に重要なのが土地の価格
。福岡県の2024年における坪単価平均は、745,681円/坪です。では、各市町村における坪単価平均が高い地域を見ていきましょう。
地域 | 坪単価平均 |
福岡市 | 1,861,462円/坪 |
春日市 | 579,981円/坪 |
大野城市 | 540,359円/坪 |
参考元:土地代データ|福岡県日本全国の坪単価平均は845,565円/坪ですので、福岡県福岡市は特に土地の購入にコストがかかる地域といえるでしょう。都会に近く、利便性に富んだ土地を購入することに重きを置くか、郊外に家を建て建物にコストをかけるか、バランスを見て検討するのがよさそうです。
注文住宅の建築費用相場
続いて紹介するのは、注文住宅の建築にかかる費用の相場。注文住宅の建築費用は、延床面積や建物の仕様によって大きく変動します。国土交通省住宅局が発表した「令和4年度住宅市場動向調査」によると、それぞれの全国平均は以下の通りでした。
延床面積 | 123.5㎡(約37坪) |
敷地面積 | 248.1㎡(約75坪) |
住宅建築費用 | 3,866万円 |
土地購入費用 | 1,819万円 |
参考元:国土交通省住宅局|令和4年度住宅市場動向調査注文住宅の建築費用と土地購入費用の合計は、5,686万円です。しかし、これはあくまで全国平均。福岡市など福岡県の中でも人気のエリアに注文住宅を建てる場合は、さらに土地購入費用などがふくらむ可能性があることを念頭に置きましょう。
注文住宅の購入にかかる諸経費はどのくらいかかる?
ここまで注文住宅を購入する際にかかる土地代や建築費用についてまとめました。しかし、実際の購入にはさまざまな諸経費もかかるもの。
注文住宅の購入に関わる諸経費は「土地の購入費用+建物の建築費用」の合計額の10~12%程度といわれていますが、どのような諸経費がかかるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
土地の購入に関わる諸経費
土地を購入する際に発生する諸費用は以下の通りです。
・仲介手数料
・登記費用
・固定資産税や都市計画税
・印紙税
土地の購入には、これらの費用が諸経費としてかかります。また、現在建っている家を解体して新しい家を建てる場合は、解体工事費などがかかることもあります。
建物の建築に関わる諸経費
建物を建築する際に発生する諸費用は以下の通りです。
・地盤補強費用
・上下水道やガスの引込工事費用
・登記費用
・印紙税
・水道加入金
建物の建築にかかる諸費用は、購入した土地の状態や地鎮祭などの有無によって変動します。地盤補強費用や上下水道・ガスの引込工事費用は高額になることもあるので、不動産会社などに相談のうえ、しっかり土地の状態を見極めてから購入する土地を決定するようにしましょう。
住宅ローンの契約に関わる諸経費
住宅ローンを契約する際に発生する諸費用は以下の通りです。
・保険料
・登記費用
・火災保険料
・地震保険料
このほかにもがん団信と呼ばれる、がんと診断されると以降の住宅ローンの返済が免除される団体信用生命保険の保険料などがかかることもあります。
また、引っ越し費用や家具や家電を新調する費用が必要となることも。諸経費は少し多めに見積もっておくほうが安心です。
しかし、住宅は建てて終わりではありません。今後必要になるメンテナンス費用を考慮することも重要です。R+houseは、建築コストを抑えるだけでなく、ランニングコストまで考慮した家づくりを大切にしています。トータルコストを意識した注文住宅はを建てたい方は、R+houseまでお気軽にご相談ください。
年収から適正予算を考えよう
適正予算を把握し、計画的に購入を検討することが大切です。ここでは、年収から考える適正予算について見ていきましょう。
注文住宅にかける予算の考え方
では、実際に家を建てた方の年収はどれくらいなのでしょうか?
住宅金融支援機構によると、2022年度に注文住宅の購入においてフラット35を利用した方の世帯年収の平均は634万円。マイホームの購入にかける費用は、年収の約6~7倍が理想的だといわれています。しかし、これはあくまで一般的な目安。年収から適正予算を算出するには、資金計画が大切です。そこで有効なのがライフプランニング。今後の人生も見据えてきちんと計画をたてましょう。
>>参考コラム:注文住宅を建てるときに資金計画は必要?重要性と計画の立て方を解説
自分の年収でいくらのローンが借りられる?無理なく返済するには?
注文住宅を購入する際に多くの方が利用する住宅ローン。
住宅ローンの返済比率は、20~25%程度が一般的だとされています。返済比率とは、年収におけるローンの年間返済額が占める割合のこと。例えば、年収600万円の場合だと、借入額は3,260万円~4,080万円ほどが良いでしょう。国土交通省住宅局の調査によると、
注文住宅を建てた方の住宅ローン借入額の平均は3,772万円、年間返済額の平均は174万円でした。月額に換算すると、月々14.5万円です。また、頭金を入れることで金利等が優遇されるローンも増加しているので、現在の資金に余裕がある場合は、なるべく頭金を用意するのがおすすめです。
参考元:住宅金融支援機構|2022年度 フラット35利用者調査>>参考コラム:住宅ローンの審査から借入までを解説!通過の基準やローンの選び方も
福岡県でコスパ良く家づくりをするためのポイント
ここからは、予算別に建てられる家の仕様の目安と、コスパ良く注文住宅を建てるためのポイントを紹介します。
予算と注文住宅のクオリティの目安
建物にかける費用とそれぞれの予算で叶えられる家のクオリティをまとめます。
大まかなイメージが掴めると、理想を無理やり詰め込んで後々ローンの返済が苦しくなってしまった、という事態を回避できます。
予算 | 家のクオリティ |
2,500万円~3,000万円未満 | ・外観はシンプルながらも、外構にタイルを使用するなど素材を工夫できる ・キッチンやバスルームなどこだわりたい場所に最新の設備を取り入れられる ・採光窓など窓の数を増やせる ・各階にトイレを配置するなど利便性の高い間取りにできる |
3,000万円以上 | ・無垢のフローリングや漆喰の壁などの自然素材を取り入れられる ・全館空調や床暖房など快適性を重視した設備を導入できる ・ハイエンドモデルのキッチンなど設備のグレードアップが叶う ・ウッドデッキや太陽光パネルなど実用性にこだわった外構設備やオプションを選択できる |
R+houseは、性能とデザイン性を両立した家づくりを得意としている工務店。「なるべく低コストでおしゃれな家を建てたい!」という方にぴったりです。
コストを抑えるためのポイント
せっかく家を建てるなら、なるべく要望を取り入れた理想的な家に近づけたいもの。コストを抑えた家づくりのコツを取り入れて、おしゃれで実用的な家を目指しましょう。
・土地と建物にかける予算の割合を大まかに決めておく
・こだわりに優先順位をつける
・建物の外観や間取りをシンプルにする
・自分たちで手配できるものは施主支給にする「駅近は譲れない」、「キッチンはいちばんこだわりたい」などこだわりに優先順位をつけると、コストをかけるべきところとそうでないところが見えてきます。間取りを見直し、実際の生活スタイルを考えて、不要な部屋や設備は削るのもひとつの手です。
>>参考コラム:注文住宅のこだわりを予算内で叶えるには?優先順位や失敗事例をご紹介
福岡県でコスパの良い注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店にお任せください!
この記事では、福岡県で注文住宅を購入する際にかかる費用の相場や、コストを抑えて注文住宅を建てるポイントを紹介しました。適正予算を把握し、住み始めてからの生活も考慮した家づくりをしましょう。福岡県で理想を上手に取り入れつつ、なるべくコストを抑えた注文住宅を建てたい方は、R+houseネットワークの工務店までご相談ください。R+houseネットワークの工務店は、家づくりの一環として予算や住宅ローンの相談も承っております。お客様の年収やライフプランをもとに返済のシミュレーションも可能。建物の住みやすさだけでなく、資金面からもお客様の人生に寄り添った注文住宅をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
>>福岡県で無理のない資金計画で建てられるマイホーム!R+houseネットワークのコストのしくみについてはこちら