広島県で注文住宅を建てる際の費用相場は?
広島県は、中国地方最大の都市でありながら、瀬戸内海と中国山地を有した自然豊かな場所。世界遺産などの名所も存在する、観光スポットも多くあります。
そんな暮らしやすい広島県で注文住宅を建てる際に知っておきたい、建築相場や坪単価について見ていきましょう。
注文住宅の建築相場
住宅金融支援機構が、住宅ローン「フラット35」の利用者を対象に2022年度に調査集計した建築相場を表で見てみましょう。
注文住宅のみ
地域 | 住宅面積 | 敷地面積 | 建築費 |
全国 | 37.14坪(122.8㎡) | 97.31坪(321.7㎡) | 3,715万円 |
三大都市・首都・近畿・東海以外の地域 | 36.69坪(121.3㎡) | 118.21坪(390.8㎡) | 3,502万円 |
広島県 | 37.87坪(125.2㎡) | 93.5坪(309.1㎡) | 3,856万円 |
広島県で注文住宅を建てた場合、全国平均より敷地面積は狭いですが、住宅面積は広いかわりに建築費は約100万円高いことが分かります。また、広島県は三大都市・首都・近畿・東海以外の地域と比べて敷地面積をおさえる傾向があると読み取れます。
参考元:住宅金融支援機構|「2022年度 フラット35利用者調査」注文住宅
土地付注文住宅
地域 | 住宅面積 | 敷地面積 | 建築費 |
全国 | 33.72坪(111.5㎡) | 71.69坪(237.0㎡) | 3,194円 |
三大都市・首都・近畿・東海以外の地域 | 34.03坪(112.5㎡) | 88.84坪(293.7㎡) | 3,223万円 |
広島県 | 35.21坪(116.4㎡) | 68.84坪(227.6㎡) | 3,299万円 |
土地付きで注文住宅を建てた場合も、全国平均より敷地面積は狭いですが、住宅面積は広いかわりに建築費は約100万円高いということが分かります。坪単価とは、家を建てる際の、1坪(約3.3㎡)あたりにかかる建築費のこと。フラット35利用者の注文住宅のみの坪単価平均は74.9万円です。
「注文住宅のみ」の表から、坪単価をもとに考えると、広島県で坪単価74.9万円のハウスメーカーや工務店で約38坪(125.2㎡)の家を建てる場合、約2,846万円になると予測できます。参考元:住宅金融支援機構|「2022年度 フラット35利用者調査」土地付注文住宅
広島県の坪単価
土地価格相場が分かる土地代データによると、広島県の坪単価は、2024年7月時点で535,394円/坪。全国で10番目に公示地価が高いことが分かります。
広島県で公示地価が高い市町村は以下の通りです。
<広島県・公示地価>
市町村 | 坪単価平均 |
広島市 | 971,356円/坪 |
府中町 | 577,378円/坪 |
海田町 | 571,900円/坪 |
土地付注文住宅を建てる場合の広島県の敷地面積約69坪(227.6㎡)をもとに、土地を購入すると考えます。広島市では約6,700万円、府中町では約3,980万円、約3,950万円かかると予測できます。
※万単位以下四捨五入
参考元:土地代データ|広島県>>参考コラム:注文住宅の坪単価とは?坪・㎡(平米)の広さの目安を解説!
年収から考える注文住宅のコストとローン
住宅金融支援機構が、住宅ローン「フラット35」の利用者を対象に2022年度に調査集計した表から平均世帯年収を見てみましょう。
<世帯年収>
地域 | 注文住宅 | 土地付注文住宅 |
全国 | 623万円 | 659万円 |
三大都市・首都・近畿・東海以外の地域 | 595万円 | 614万円 |
広島県 | 648万円 | 632万円 |
これらの平均年収を参考に、自分の年収や資金で注文住宅を建てることが可能かどうかを考える必要があります。実際に注文住宅で借りることができるローンの相場や返済額を見ていきましょう。
参考元:住宅金融支援機構|「2022年度 フラット35利用者調査」
注文住宅で借入可能な住宅ローンの相場
住宅ローンを利用して注文住宅を建てる際には、借入可能なローン相場を知っておく必要があります。ローン相場を知るうえで必要なのが「年収倍率」。年収倍率とは、住宅を購入する際の所要資金が年収の何倍かを表した値です。
住宅ローンの無理のない借入額は、年収の5~6倍と言われます。年収が400万円なら2,000万円~2,400万円、500万円なら2,500万円~3,000万円、600万円なら3,000万円~3,600万円となります。世帯の年収合計から計算してみましょう。また、世帯の貯蓄や家族の人数などによって返済額は変わってくるので、注意してください。
無理のないローン返済比率は?
住宅ローンの「返済比率」とは、年収におけるローン年間返済額の割合のこと。年間返済額から自分の年収を割ったものに100をかけて割合(%)を計算します。
たとえば、年収500万円で、年間返済額が100万の場合、100万÷500×100=20となり、返済比率は20%ということになります。
借入可能な返済比率は、金融機関によって違いますが、無理なく返済可能な返済比率は一般的に20~25%と言われています。住宅金融支援機構が、住宅ローン「フラット35」の利用者を対象に2022年度に調査集計した「土地付注文住宅」の表から比率を見てみましょう。
地域 | 総返済負担率(返済比率) |
全国 | 25.6% |
三大都市・首都・近畿・東海以外の地域 | 24.6% |
広島県 | 24.7% |
全国的にも、広島県でもやはり無理のない比率でローンを組んでいると分かります。
より現実的に月々のローン返済額を知るために、返済比率を考える際には、「手取り」の年収で計算しておきましょう。参考元:住宅金融支援機構|「2022年度 フラット35利用者調査」土地付注文住宅>>参考コラム:注文住宅を建てるときに資金計画は必要?重要性と計画の立て方を解説
年収別に建てられる無理のない注文住宅とは?
年収別に、無理なく建てられる注文住宅が、どんな家に仕上がるかのイメージを見ていきましょう。
年収400~500万円
ハウスメーカーや工務店から提案されたものから外観や間取りを選択します。箱形のシンプルな外観になるでしょう。
年収600~700万円
高断熱高気密など性能面を高め、キッチンやお風呂など家の一部の場所の設備を豪華にすることが可能です。家づくりの自由度が高くなり、バルコニーやガレージなどこだわれる部分も多くなります。
年収800~900万円
キッチンやお風呂など家の複数の場所の設備を豪華にしたり、部屋数を増やしたりとさらに自由度が上がります。自分の理想の外観や間取りを採用した家づくりができるようになります。
年収1,000万円以上
設備だけでなく、建築家にデザインを依頼して全て自分の理想を詰め込んだ家づくりができます。面積や間取り、外観、部屋数など自由自在に。
注文住宅を建てる際にコストを抑えるには?
注文住宅を建てる際に、こだわりすぎて予算を超えてしまった場合、どこかで費用を抑える必要があります。コスト削減する際に見直したいポイントを見ていきましょう。
・建物
床面積を減らし、屋根や外壁のデザインを見直しましょう。
・間取り
部屋数や窓数、収納スペースなどを減らし、玄関ホールの有無を再考しましょう。
・設備・性能
水回り設備のランクを見直し、照明やエアコンなど自分で手配できるものは自分で用意しましょう。
広島県で注文住宅を建てるときのポイント
広島県は、都市でありながら、山や海など自然に囲まれた場所も多い土地です。まずは、同じ広島県でも、場所によって環境が変わるため、どのようなところで暮らしたいか明確にすることが大切なポイント。
また、広島県内には、これまで何度も台風や豪雨など大きな災害に見舞われている土地があります。2014年8月には133戸の家屋が全壊した豪雨、2018年7月には1,029戸もの家屋が全壊した豪雨が広島を襲っています。
注文住宅を建てる際には、コストを抑えるのも重要ですが、外観や部屋数以外の性能にこだわるのも重要なポイント。R+houseネットワークの工務店では、台風などの強い風にも強い「耐風等級2」の確保をしており、広島で起こる可能性がある災害に対応した家づくりができます。
参考元:土砂災害ポータルひろしま|広島県の主な災害>>参考コラム:注文住宅でできる水害対策は?ハザードマップの見方や高リスクな場所も紹介
広島県で注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店がおすすめ
注文住宅を建てる際には、自分の年収に合わせた家づくりが必要です。R+houseネットワークの工務店は、デザインや性能だけでなく、コストのバランスも重視しています。耐震等級3や耐風等級2の最高等級で、安定性に優れた住みやすい家づくりをいたします。年収に合わせて無理のない注文住宅を建てるなら、R+houseネットワークの工務店にご相談ください。
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