注文住宅をおしゃれにするポイント
まずは、注文住宅をおしゃれにするためのポイントを、箇所別にみていきます。おしゃれさだけを重視するのではなく、バランスや素材などに注目することも大切です。
建物の形
家の第一印象となる建物の形。注文住宅は、自由度の高い好みの外観を実現することが可能です。ただし、あまり複雑な形にしてしまうと、落ち着きのない雰囲気になる可能性があるので注意が必要。四角形などのシンプルな形は、長く住んでも飽きないのでおすすめです。シンプルな形をベースにして、一部形を変えて中庭をつくるなど工夫すると、周りの建物とも調和しやすいでしょう。
また、和風にするのか洋風にするのか、使用する建材などによってもイメージが変わってきます。好みと全体のバランス、機能性を上手く調整しながら決めていくことが大切です。
外壁
外壁で使用する素材や質感、色によって家の印象は大きく変わります。また、外壁材によって機能性も異なるので、家づくりをする際に外壁選びは重要なポイントとなります。
例えば、タイルやレンガは重厚感や高級感を演出できます。和モダンや洋風にしたい方におすすめ。丈夫で耐久性に優れており、劣化しにくいのも特徴です。ただし、初期費用が高めということは頭に入れておきましょう。
セメントと水、砂を混ぜ合わせたモルタルは、職人が手塗りすることが多い外壁です。継ぎ目がなく独特の質感で、味のある風合いになります。汚れやカビ、ひび割れが発生しやすいので再塗装や補修などメンテナンスが必要な素材です。
このように、素材によって性質はかなり異なります。また、色選びも屋根やドアなどとの相性や、太陽光に当てたときなどを確認しながら慎重に行うことが大切です。
屋根
同じ形の家でも、屋根の形によって全く違う印象になります。ただし、屋根を決めるときはデザインや機能性だけではなく、立地や法律の制限などさまざまな要素を考慮しなければならないので事前に確認しておきましょう。
太陽光パネルの設置が可能かどうか、雨樋の設置の仕方やメンテナンスの必要性などもチェックすることが大切です。その上で、デザインや屋根材を選択していきましょう。
おしゃれな印象にするためには、正面からみたときのシルエットを確認することと、勾配の角度や素材、色などを細かく確認し、家全体のトータルコーディネートをするイメージで決めていくことが大切です。
窓
窓の種類や数、大きさなども、おしゃれな外観、内装にするための重要なポイントとなります。
大きな窓は高級感を、小さな窓はモダンな印象を演出してくれます。
窓にも形状や開閉の仕方など種類は豊富です。窓枠を何色にするかで、見た目の印象も変わるので、好みの組み合わせを検討しましょう。
内装
おしゃれな内装にするためには、まずどんなテイストにしたいかベースを考えることが大切です。和モダンやエレガント、リゾート風など、テイストにも種類はさまざまあります。
特にこだわりがない方は、シンプルやナチュラルなテイストがおすすめ。シンプルやナチュラルなテイストにしておくと、住んでいる途中に好みが変わっても、そのテイストに対応しやすいという利点があります。
また、内装も外装と同じく、どんな素材を選ぶかによって雰囲気は大きく変わります。空間の一面のみ違う素材にするアクセントウォールは、簡単におしゃれな内装に仕上がるのでおすすめ。
フローリングは部屋全体の印象を決めるといっても過言ではないので、慎重に選びましょう。木の素材感を感じられる無垢のフローリングは、インテリアの邪魔をせず、ナチュラルで優しい印象になります。
間取り
開放的な間取りにするとおしゃれな空間になります。例えば、中庭や吹き抜け、大きなドアや窓を取り入れることで、おしゃれでリラックスできる空間をつくり出すことができるのです。
また、収納スペースを確保して、隠したい部分は収納して隠せるようにするのもポイント。
ただし、間取りは快適に生活することも意識する必要があるので、おしゃれだけにとらわれず、家族構成や生活動線も考えることが重要です。
照明やインテリア
照明は場所ごとにデザインを変えるとおしゃれに見えます。ダウンライトや間接照明、デザイン性のある照明など、その場所に必要な明るさを考えながら部屋のテイストに合ったものを選択してみてください。
インテリアに関しては、同じフロアにある部屋に統一性を出した方がおしゃれになります。家具や家電を置いたときのイメージをしながら、全体のバランスを考えて空間をデザインしていきましょう。
おしゃれな注文住宅の実例
ではここで、おしゃれな注文住宅の実例をみていきましょう。
シャープな黒い箱の中で変化に富んだ空間を楽しむ家
シャープな外観
写真②水面加工を施した光沢ある黒い外壁の外観-min.jpg 73.98 KB外観は、水面加工を施した光沢のある黒い外壁でシャープな印象を演出しています。
こちらの住宅は、北国に位置しているため、克雪対策として無落雪屋根や駐車スペースにロードヒーターを採用。見た目にも機能性にもこだわっています。
小上がりスペースのあるリビング
写真③おしゃれな居酒屋のように大人数が集えるリビング-min.jpg 95.09 KB大きな食卓を置いたリビングダイニングの隣には、畳を敷いた小上がりスペースがあります。食卓と同じデザインの座卓を制作したことで、統一感のある空間を演出しているのも特徴。また、食卓と小上がりの座卓をつなげると、大人数でも食事などを楽しめるよう工夫もされています。
レトロチックな見せる洗面台
写真④アンティーク調の照明やモザイクタイルでレトロチックな見せる洗面台-min.jpg 66.69 KB2階レベルから3段下がった場所に、見せる洗面室を設置。アンティーク調の照明やモザイクタイルを使うことで、レトロチックなテイストに仕上がっています。
>>シャープな黒い箱の中で変化に富んだ空間を楽しむ家
木の温もりを感じる大空間
写真⑤袖壁の隙間を薪で覆った牧歌的な平屋住宅-min.jpg 93.59 KB袖壁の薪が印象的な、木の温もりを感じる平屋住宅です。外観の一面に大きな窓があり、よりおしゃれさを演出しています。
リビングと同じ空間に薪ストーブを設えた土間
写真⑥リビングと同じ空間に薪ストーブを設えた土間-min.jpg 96.43 KB開放感溢れる家の中は、リビングと同じ空間に薪ストーブを設えた土間があります。大胆な間取りですが、高い断熱性・気密性を備えているため一年を通して快適性を損なわない設計。
外壁や床板、壁面、壁紙などに自然素材を使用した住まいには、こだわりが詰まっています。
>>木と炎のぬくもりに癒される大空間の家
おしゃれな注文住宅を建てる際の注意点
では最後に、おしゃれな注文住宅を建てる際の注意点をいくつか紹介していきます。
流行りを意識しすぎない
注文住宅には流行りがあります。インターネットなどで注文住宅を検索すると、そのとき流行っているデザインの家が多く出てくるでしょう。そんな家を見て、「こんな家にしたい」と思うかもしれませんが、あまりにも流行りを意識しすぎないことが大切です。
流行りを意識しすぎると、その流行が去ったときに時代遅れのデザインになってしまう可能性があります。
そうならないために、おしゃれや流行りを目指しつつも、ベーシックな雰囲気を保つことが大切なのです。
暮らしやすさも考える
家は建てて終わりではありません。その後住み続けることを考慮し、暮らしやすさや利便性も意識してデザインしましょう。
選ぶ素材や構造などのメリットやデメリットをしっかり把握しておくことも大切です。家族構成や機能性、生活動線を考えて、毎日快適に過ごせる家づくりをしましょう。
具体的なイメージを伝える
施工店や建築家に、自分のイメージを具体的に伝えるのも注文住宅を建てるときの大切なポイント。
自分たちが何を重要視しているのか、どのような暮らしがしたいのか、どんなデザインが好みなのかなど、ぼんやりではなくはっきりとしたイメージで伝えることが重要です。
具体的に伝えるために、言葉だけではなく写真やイラストを使って説明するのもおすすめ。
自分の理想や好みを共有することで、施工店や建築家はより最適な提案ができるのです。
予算オーバーにならないように気を付ける
注文住宅を建てるときに、こだわりすぎて「気付けば予算オーバーしていた!」ということが起こりがちです。
予算オーバーしないためには、あらかじめ優先順位を決めておくことがポイント。とくにこだわりたいところが、キッチンなのか外観なのか、インテリアなのかなどを決めておくと、コスト配分のバランスがとりやすくなります。
追加費用がかかるオプションも、しっかり予算を確認しながら取り入れていきましょう。
おしゃれな注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店へ
写真⑦住宅購入を考える夫婦-min.jpg 68.69 KBおしゃれな注文住宅を建てるには、ポイントや注意点をしっかりと押さえておくことが大切です。R+houseは、建築家との家づくりの流れをできるだけシンプルにすることで、誰もが住んでみたいと思うような理想の住宅を手の届く価格で実現しています。おしゃれで生活にフィットする注文住宅を建てたい!と考えている方は、ぜひ一度R+houseネットワークの工務店へご相談ください。
>>R+houseのデザイン性について詳しい情報はこちら