家づくりをする際の選択肢
写真②3つの選択肢を前に迷っている女性-min.jpg 40.61 KBまずは、マイホーム計画を進める上で重要となる、建売住宅・自由設計・注文住宅の3つの選択肢について詳しく見ていきましょう。
建売住宅
土地と建物をセットで販売している分譲住宅のことを指します。厳密には住宅完成後に販売される「建て売り」と、設計プランが決定した状態で販売し契約締結後に建てられる「売り建て」があります。しかし、基本的にはどちらの場合も設備・間取り・デザインの変更ができません。
土地と建物をまとめて購入する建売住宅は、コストを安く抑えやすい、資金計画を立てやすいといったメリットがあります。一方で、自分でプランを決められないことがデメリットといえるでしょう。売り建ての場合はデザインの一部を選択できることもありますが、自分の好みを多く反映させたいのであれば、建売住宅以外の選択肢を検討するのがおすすめです。
自由設計
自由設計には、明確な定義がありません。しかし一般的には、土地購入後に一定の制限・条件のもとにプランを決定して家を建てる方式を指すことが多いでしょう。例えば、間取りのみを自由に決定できるケースなどが自由設計にあたります。「自由設計」と聞くと、さまざまなものをカスタマイズできそうなイメージがありますが、完全に自由に決められるわけではない点に注意しましょう。
注文住宅
自由設計と注文住宅の違いは?
写真③指示棒を持ち解説するビジネスマン-min.jpg 76.67 KBここまでのご説明で、ある程度違いがわかった人もいるでしょう
。自由設計は、建売住宅と比べて柔軟性が高いですが、注文住宅のように自分の思い通りにプランを決められるわけではありません。例えば、土地購入後一定期間以内に、指定の住宅会社と契約を結ぶなどの条件があることも。この場合、自分の希望が通らないケースも少なからずあるでしょう。
一方で注文住宅は、法令や予算などにより選択できる範囲が変わることもありますが、基本的には自分が希望する家を実現させられます。設備・間取り・デザインなども自由にセレクトできるため、理想を反映させたマイホームが手に入るでしょう。なお、住宅会社によっては、セミオーダー型の注文住宅を自由設計と呼ぶこともあります。すべてを自由に選べるフルオーダーに対して、セミオーダーは選択肢がある程度決まっています。住宅会社により自由設計の意味合いが異なることもあるため、プランをよく確認しましょう。
【自由設計】メリット・デメリット・おすすめの人は?
注文住宅と比べると自由度が低い自由設計ですが、注文住宅では実現しにくい魅力もあります。ここからは、自由設計のメリットとデメリットを改めて確認していきましょう。
自由設計の3つのメリット
写真④メリットデメリットを考える男性(メリット優勢)-min .jpg 52.12 KBまずは、自由設計の3つのメリットをご紹介します。
【自由設計のメリット①】家を短期間で手に入れやすい
メリットの1つ目は、比較的短期間でマイホームを手に入れられること。注文住宅の場合は、土地探しや住宅会社探しのほか、間取り・デザインなどを決定するのに時間がかかります。家づくりを決めてから入居まで、一年以上かかるケースもあるでしょう。一方で自由設計は、土地や住宅会社が決まっています。さらに間取りなども用意されたプランから多少変更する程度なのですぐ決められるほか、打ち合わせの回数も少なく済みます。そのため「ある程度自分で選びつつ短期間でマイホームを手に入れたい」という場合は、自由設計が向いているでしょう。
【自由設計のメリット②】注文住宅よりコストが安い
性能や仕様に対してコストを抑えやすいことも、自由設計の大きなメリットです。注文住宅で理想に合うものをセレクトしていたら「いつの間にか予算をオーバーしていた」という人も少なくありません。その点、自由設計は土地・住宅の金額がある程度わかっており、可能な範囲で間取りを変更するプランが多いため、建築総額を予算の範囲内に収めやすいでしょう。
コストを抑えやすい理由はほかにもあります。自由設計の場合、住宅会社が得意とする工法で建てられることがほとんどです。そのため、工期が短縮されることにより、人件費の面からも金額を抑えられるでしょう。
【自由設計のメリット③】専門家が考えた設計をプランに反映できる
自由設計の家は、専門家が考えた設計をもとにしてプランを組んでいきます。そのため、プランを一から決めていく注文住宅と比べて、スムーズかつ合理的に家づくりを進めやすいといえます。
自由設計の4つのデメリット
写真⑤メリットデメリットを考える男性(デメリット優勢)-min .jpg 52.4 KB自由設計のデメリットは、主に以下の4つです。
【自由設計のデメリット①】住宅会社を自由に選べない
自由設計は、住宅会社を好きなように選べないことが難点です。自由設計の家は、販売されている時点ですでに住宅会社が決まっています。「自由設計」というと、住宅会社や間取りなどが自由に選べるような印象がありますが、実際のところはできません。決められた住宅会社、そして一定の選択肢のなかから間取りなどをセレクトする必要があります。設備などもあらかじめ決定されていることが多いため「マイホームを一から建てたい」という場合には不向きです。また「自分好みのおしゃれで快適な家を建てたい」といった希望をすべて叶えるのは難しいでしょう。
【自由設計のデメリット②】細かなこだわりを反映できない
注文住宅と比べると、自由設計はどうしても自由度が低くなります。デザインや暮らしやすさといった細かいこだわりは、家づくりにほとんど反映できません。そのため、ライフスタイルに対して明確な理想を持っている人や、オリジナリティがあふれるマイホームを求める人は、自由設計だと「物足りない」と感じる可能性が高いでしょう。
【自由設計のデメリット③】住宅会社によりセレクトできる範囲が異なる
自由設計でセレクト可能な範囲は、住宅会社によって大きく異なります。場合によっては、間取りの変更はできても内装・外観に制限があるケースや、ロフト・吹き抜けなどの設置が制限されることも。また、ユニットバスを広くできないケースなどもあるため、自由度を確認しましょう。
【自由設計のデメリット④】変更内容により追加料金がかかることがある
間取りの変更内容によっては、料金が追加になる可能性もあります。間取りをベースプランから大きく変更する場合は、当初予定していた金額よりも高くなることが多いでしょう。特に「リビングを吹き抜けにしたい」「ロフトをつくりたい」などの希望がある場合は、対応可能なのか、また可能だとしたら追加料金は必要なのかを事前に確認しましょう。どこにどの程度の追加料金が発生するかを確認し、予算の範囲内で建てられるように計画することが重要です。
【自由設計】おすすめの人
写真⑥笑顔の四人家族と家-min .jpg 69.08 KB自由設計が向いているのは、以下の特徴に当てはまる人です。
・スケジュールに余裕がない人
・コストパフォーマンスを重視したい人
・建売住宅では物足りない人
・選択肢がある程度あれば満足できる人「子どもの進学に合わせて引っ越ししたい」「高齢の親が心配で一刻も早く同居したい」など、スケジュールに余裕がない場合は自由設計がおすすめです。選択する項目が限られており、スピーディーに家づくりを進められるため、入居までの期間を短縮できるでしょう。ほかには「費用を安く抑えたい」「建売住宅では物足りないが、ある程度の選択肢があれば良い」という人も、自由設計に適している可能性があります。
【注文住宅】メリット・デメリット・おすすめの人は?
次に、注文住宅の特徴やおすすめの人についてご説明します。
注文住宅の3つのメリット
写真⑦メリットとデメリットの比較(メリット)-min .jpg 70.88 KB注文住宅には3つのメリットがあります。それぞれチェックしていきましょう。
【注文住宅のメリット①】土地と住宅会社を自分で選べる
注文住宅のメリットの1つが、土地や住宅会社を自分で決められることです。土地選びでは、通勤・通学の利便性や最寄り駅へのアクセス、買い物施設との位置関係などが重要となります。注文住宅では、自分でこれらの優先順位を付けて、暮らしやすいエリアを選べます。また、建てたい家に合わせた形状・大きさの土地を選ぶこともできるでしょう。
工法やデザインは、各住宅会社の特徴が出やすい部分です。「木造建築がいい」「都会的でシンプルな外観にしたい」など、工法やデザインに関する希望は、住宅会社を選んだ時点である程度決まってしまう可能性があります。そのため、自分好みの家を建てている住宅会社を選べる点は、注文住宅の大きな魅力といえるでしょう。
【注文住宅のメリット②】間取りやデザインを好きなように決められる
注文住宅は、土地と住宅を別々に購入します。一から家づくりができるため、間取り・設備・広さだけでなく、土地にもこだわりを反映できるでしょう。フルオーダーの場合は、使う素材なども自分ですべて決められます。完全オーダーメイドの家は、自分のこだわりが詰まった唯一無二の住まいにできるといえるでしょう。
ライフスタイルに合った家づくりが叶う点も、注文住宅の魅力。「家族を近くに感じたいから平屋にしたい」「高齢者がいるからバリアフリーにしたい」「将来を考えた間取りにしたい」といった希望ももちろん通ります。
【注文住宅のメリット③】住宅の性能を追求できる
注文住宅は、断熱性や気密性などの性能にこだわれる点も魅力です。高断熱高気密の住宅は、夏は涼しく冬は暖かいという特徴があります。一年を通して快適に過ごせ、光熱費を抑えながら暮らしていくためには、住宅性能が重要なのです。ほかに重視したいのが耐震性です。地震大国の日本では、住まいの倒壊や損壊を最小限に抑えて暮らしを守る耐震性が必要不可欠といえます。
住宅会社が最初から決まっている自由設計は、断熱性・気密性・耐震性などにこだわった家づくりが難しいでしょう。家のクオリティを追求したい場合は、住宅会社を自分で選べる注文住宅がおすすめです。
>>参考コラム:注文住宅を建てるなら性能が重要!住宅性能の種類からメリットまで解説
注文住宅の2つのデメリット
写真⑧メリットとデメリットの比較(デメリット)-min .jpg 75.2 KB住宅会社はもちろん、間取りやデザインなども自分で決められる注文住宅。こだわりの家づくりができることが魅力ですが、一方でデメリットもあります。ここからは、注文住宅の2つのデメリットをご紹介していきます。
【注文住宅のデメリット①】家ができるまでに時間がかかる
先述したように注文住宅は、家づくりを決めてから入居するまでに一年前後かかります。土地がうまく見つからなかったり、何をセレクトするか長い間迷ったりしていれば、引き渡しまで一年以上かかることも少なくありません。
時間にゆとりがあれば引き渡しまでの期間が長くても問題はありませんが、完成希望時期が決まっている場合は注意が必要です。また、自由設計と比べて、打ち合わせに必要な時間も長くなるでしょう。そのため、仕事などが忙しい人は、打ち合わせが負担になる可能性があります。
>>参考コラム:家を建てるまでの流れをわかりやすく解説!費用・補助金・注意点もチェック
【注文住宅のデメリット②】予算をオーバーする可能性がある
注文住宅は細部までこだわってつくれる反面、費用が高くなる可能性があるというデメリットも
。決まったプランや家の定価があらかじめ決まっていないため、選ぶ設備や間取りによっては予算をオーバーしてしまうケースもあります。予算を超えてしまった場合は、削れるポイントを考えてみましょう。例えば土地に関しては、地盤に問題がないところや更地を選ぶことで、地盤改良費や古屋解体費を削れます。また、同じ見積もり内容でも、住宅会社により値段が異なります。複数の住宅会社で見積もりを取り、比較すると良いでしょう。
建設費を削る方法としては、建物形状をシンプルな四角形にする、外壁の種類を変更する、窓の数・形を再検討するなどがあります。そして内装も、床材を無垢から合板フローリングにする、ドアのグレードを下げるなどの工夫で費用の節約が可能です。予算をオーバーしたもしくは節約をしたい場合は、これらに優先順位を付けて、削れるところは削っていくのが得策といえるでしょう。
>>参考コラム:注文住宅の価格・費用相場は?土地あり・なしでどう変わる? 内訳や予算別の住宅イメージも>>参考コラム:注文住宅のこだわりを予算内で叶えるには?優先順位や失敗事例をご紹介
【注文住宅】おすすめの人
写真⑨マイホーム購入について考えるファミリーのイラスト-min.jpg 82.66 KB
注文住宅がおすすめな人の特徴を、以下にまとめました。
・間取りやデザインにこだわりたい人
・土地の広さを有効活用したい人
・時間に余裕があり家づくりのプロセスを楽しみたい人
・自分だけのマイホームを求める人
注文住宅の場合は設備や間取り、デザインなど、細かいところまで自分で決められます。そのため、こだわりを反映させて自分だけの家づくりをしたい人、入居までの期間にゆとりがある人に向いています。注文住宅を選択することで、自分の理想が一つずつ形になっていき、大きな楽しみを感じられるでしょう。また、ライフスタイルにマッチする快適な空間をつくりたい人にも、注文住宅はおすすめです。納得のいくマイホームを叶えられる可能性が高いでしょう。
マイホームは注文住宅がおすすめ!R+houseで叶う住まいの特徴は?
写真⑩建築家の図面作成の様子 .jpg 95.74 KB理想通りのマイホームを手に入れたい場合は、細部までこだわって決められる注文住宅を建てるのがおすすめです。注文住宅なら、断熱性や気密性などの性能にもこだわった住まいにすることができます。また、家づくりの過程を楽しめることも、注文住宅の大きな魅力です。自分の理想とじっくり向き合って、楽しい家づくりをしましょう。
最後に、R+houseが手がけている住まいの特徴と施工事例をご紹介します。
個性を活かしたデザイン
快適に暮らせる住宅性能
断熱性・気密性・耐震性にこだわった家づくりをしていることも特徴です。独自の外壁下地材「R+パネル」は、断熱性のみならず湿気耐性・耐久性・防火性にも優れています。また「施工マニュアル」で施工方法を細かく定めており、隙間のない高気密住宅を実現しています。なお、耐震性を高めるための工夫としては、面で支える耐震パネル工法を採用。暮らしが豊かになる高性能住宅をご提供します。
高いコストパフォーマンス
R+houseは、手の届く価格で住まいをご提供しています。高品質の部材をメーカーと直取引することで、物流コストを大幅にカットしています。また、材料をそのまま使える建物寸法にし、カットや接合にかかる費用も削減。住宅性能が高いため、暮らし始めてからのランニングコストに関してもメリットを実感いただけるでしょう。
【R+houseの施工事例①】インパクトある外観の平屋
【R+houseの施工事例②】モダンなデザインの住まい
写真⑬ガレージと一体化したモダンなデザインの住まい.jpg 358.58 KBダイニングからガレージの車を眺めたいというお施主様のご希望を叶えるため、住まいとガレージを一体化させました。白い壁にレッドシダーを張った柱がよく映えます。
写真⑭ガレージの愛車を眺められるダイニング.jpg 215.5 KBダイニングからは、このように愛車を眺められます。室内も白が基調となっており、レッドシダーが自然で温かな雰囲気を演出しています。
写真⑮アイアンの黒い階段のあるリビング.jpg 256.17 KB2階につながるアイアンの黒い階段が、ナチュラルな雰囲気の空間を引き締めます。自然の温もりとモダンなデザインを感じられる家になりました。
>>施工事例:静岡県袋井市「広々LDKに階段の魅力を感じる家」>>参考コラム:おしゃれなデザインの注文住宅15選!センスのいい家をつくるポイントは?
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