福岡県の特徴
九州の北に位置する福岡県は、空港をはじめ、鉄道や高速道路、貨客フェリーなど国内外への交通アクセスに困らない地域です。
特に、通勤や通学、通院、買い物など、日常生活における住民の重要な移動手段といえるJRや地下鉄、バスといった公共交通機関が充実しています。
また、福岡県は、海と山に囲まれおり、九州の一級河川「筑後川」が流れています。そのため、四季を感じて楽しめる豊かな自然環境もこのエリアの特徴です。
参考元:福岡県 移住・定住ポータルサイト 福がお~かくらし|福岡県ってどんなところ?参考元:国土交通省|筑後川
福岡市で注文住宅にかかる維持費
まずは、福岡市での注文住宅にかかる維持費について解説していきましょう。
固定資産税
固定資産税とは、土地や家屋、償却資産にかかる税金のことです。毎年1月1日の段階で、土地や家屋を所有している方が、固定資産税の納税義務者となります。
住宅の固定資産税の額は、土地面積や敷地面積、築年数などによって変わります。一般的に、15万円ほどが固定資産税額の相場です。福岡県では、固定資産納税所に従い、4月・7月・12月・2月の計4回に分けて固定資産税を納めます。
参考元:福岡県|県が課税する固定資産税
都市計画税
都市計画税とは、都市計画事業または土地区画整理事業などの費用にあてられる税金のことです。毎年1月1日時点で、固定資産税の納税義務者のうち、市街化区域内に土地や家屋を所有している方が納めます。都市計画税も固定資産同様に、年4回に分けて納めることになっています。
参考元:福岡市|都市計画税
水道光熱費
水道光熱費は、電気やガス、水道を使用する際に発生する費用です。福岡市の平均的な電気・ガス・水道の料金は、2023年のデータによると以下のようになっています。(2人以上の世帯)
・電気代:9,314円/月
・ガス代:6,036円/月
・上下水道料:5,433円/月
水道光熱費は、生活を送るうえで重要な費用の一つ。なかでも、光熱費は気温が大きく影響する費用です。室温と外気温との差が大きくなる冬は、夏に比べると電気代が高くなる傾向にあります。さらに、冬は日照時間が短く、夏よりも電気をつけている時間が長くなることで、電気代へ影響するとされています。
福岡県は気温が0℃以下になる冬日は少ないですが、積雪が見られる日もあるため光熱費に影響を与える場合もあるかもしれません。また、最高気温が31~33.5℃の真夏日が多い福岡県では、冷房の使用量にも注意が必要です。
水道光熱費は、季節や気温だけでなく、家族の人数や年齢、生活パターンによっても異なるため、大体の目安として考えておくと良いでしょう。
参考元:e-Stat|家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出
建物の劣化を防ぐための費用
一般的に一戸建て住宅は、建築してから10年ほど経った頃から劣化が目立ち始めます。
そのため、快適に住めるように建物を維持するには、定期的な点検やメンテナンスが必要となります。劣化状態がひどいと、リフォームの検討が必要になる場合もあるでしょう。
一戸建てで点検やメンテナンスが必要になる主な箇所は、屋根・外壁・クロス・水回り・床です。以下で、それぞれ詳しく解説します。
屋根
雨や風、紫外線が常に当たっている屋根は、特に劣化が早い箇所とされています。可能であれば5年周期で点検を行い、15~20年ほどで全面葺き替え(ふきかえ)を検討すると良いでしょう。
費用はおよそ150万円かかり、屋根の工事は足場を組むこともあるため、高額になりやすい傾向にあります。
外壁
雨風にさらされやすい外壁も屋根同様に、劣化の早い箇所といえます。外壁は、3年くらいの周期で点検を行い、建築から15年ほどで全面補修を検討してみましょう。外壁の場合、全てを替える大掛かりな工事になると、200万円以上の補修費用がかかるケースもあります。
外壁は、触って指に白い粉のようなものがついたり、外壁素材の間を埋めるゴムが剥がれていたりすると劣化のサインです。屋根と違い自身でもチェックできる場所のため、注意しておくと良いでしょう。
クロス
クロスは、時間の経過とともに剥がれてくる箇所のため、張り替えが必要になります。特に、湿気の多い洗面所やトイレなどのクロスは、劣化が早い傾向にあります。6畳ほどの部屋であれば、5万円前後での張り替えが可能なケースが多いです。
クロスの張り替えは、10年ほどを目安に行うのが一般的とされていますが、剥がれや浮きが見られずキレイな場合は必要ないので、そのまま様子を見ても問題ないでしょう。
水回り
使用頻度の高いキッチンや浴室、トイレなどの水回りも劣化の早い箇所とされているため、定期的なメンテナンスが必要となります。浴室やトイレの寿命は約20年、換気扇やガスコンロなどのキッチン機器は、10~15年ほどが交換のタイミングとされています。
水回りの交換で特に費用がかかるのはキッチンや浴室です。グレードによって価格に差が出ますが、だいたい100万円前後の費用がかかることを覚えておきましょう。
床
フローリングなどの床も定期的なメンテナンスが必要な箇所の一つ。特に、床下の目に見えない部分の劣化は、思っている以上に進んでいる場合もあるので注意が必要です。
フローリングは3年周期くらいで点検を行い、3~25年ほどで全面取り替えを検討するのがおすすめです。床下は5年周期で点検をし、5年ごとに防腐・防蟻処理を検討しましょう。
注文住宅を建てる際の注意点!
注文住宅を建てる際、素材とディテールにこだわったおしゃれな外観や設備には注意が必要です。屋根や外壁、床などは素材によってメンテナンス方法も頻度も異なり、工事の手間も変わります。
おしゃれな外観や設備のため、素材とディテールにこだわりすぎるあまり、実際に住み始めてからメンテナンスに大幅な費用がかかってしまったケースもあります。>>参考コラム:注文住宅のこだわりを予算内で叶えるには?優先順位や失敗事例をご紹介
家づくりのタイミングでできる対策
長く快適な暮らしを続けるために必要不可欠な維持費。ここでは、維持費をなるべく抑えるために、家づくりのタイミングでできる対策について解説します。
劣化に強い外装材を選ぶ
屋根や外壁などのメンテナンス費用は、他の箇所に比べて大幅にかかる傾向にあります。建築時にコストを抑えようとして、外装材に安い物を選んでしまうと、劣化が早く進み余計にメンテナンス費用がかかる場合も考えられるでしょう。
最近では、メンテナンスの回数を抑えられる外装材も登場しています。そのため、今後のメンテナンス費用を考慮して、多少イニシャルコストが高くなっても検討してみる余地はあります。
太陽光発電を設置する
建築の段階で、太陽光発電を屋根に設置するのも光熱費を抑える対策の一つです。太陽光発電は、つくった電力を使えるだけでなく、余った電力を売ることができます。
また、太陽光発電の導入にあわせて電気料金プランを見直すことで、さらに電気代を抑えることにも繋がるでしょう。
高断熱・高気密な省エネ住宅にする
高断熱・高気密な省エネ住宅を検討するのも、家づくりのタイミングでできる対策です。住宅の断熱性と気密性が高くなれば、室内は外気の影響を受けにくくなり、冷暖房の効率が上がります。冷暖房の効率を上げられるということは、毎月かかる光熱費の削減に繋がるでしょう。
R+houseの住宅は、「夏は涼しく、冬は暖かい」高断熱・高気密に、とことんこだわっています。R+house独自の「R+houseパネル」を使用することで、国が定める基準を大幅に上回る高性能を追求した快適な住宅の提供を可能にします。
>>参考コラム:注文住宅を建てるなら性能が重要!住宅性能の種類からメリットまで解説
アフターフォローが充実している工務店に依頼する
住み続けていれば、住宅の劣化は自然と起こるものです。そのため、住み始めてからどのくらいでメンテナンスが必要になり、どの程度の費用がかかるのかを検討しておくことも大切です。
住宅のトラブルに対して、適した対応ができるアフターフォローの充実している工務店を選べば安心でしょう。
福岡県での注文住宅はR+houseネットワークの工務店にお任せ!
注文住宅を建てる際は、建築にかかる費用だけでなく、住み始めてから必要な維持費もしっかり把握しておくことが大切です。固定資産税や都市計画税、光熱費、住宅修繕にかかるメンテナンス費用も忘れてはいけません。
R+houseネットワークの工務店では、高性能な住宅の維持やお客様がより快適な生活を送れるよう定期的な点検・メンテナンスのメニューを充実させています。お客様の夢のマイホームを長期にわたり、サポートできる体制を整えています。
福岡県で、住宅の維持費を抑えられる高性能住宅を検討中の方は、是非R+houseネットワークの工務店にご相談ください。
>>福岡県で叶えるランニングコストを抑えたマイホーム!R+houseについてはこちら