群馬県の一戸建てにかかる定期的な維持費
注文住宅を建てる際には建築費だけでなく、維持費も意識する必要があります。ここでは、群馬県において、注文住宅を維持する際にかかる費用をまとめました。
固定資産税
土地や戸建て住宅などの所有者は、固定資産税の支払い義務があります
。群馬県の固定資産税は、課税標準額×1.4%。基本的には、課税台帳に登録されている評価額が課税標準額です。しかし、住宅用地など特例措置が適用された場合は、固定資産税が軽減され、評価額よりも低くなります。
参考元:総務省|固定資産税参考元:群馬県|市町村税のお知らせ
都市計画税
都市計画税とは、都市計画事業もしくは土地区画整理事業の費用のために、各市町村に収める税金です。都市計画税の課税があるかどうかは各地域にゆだねられており、群馬県においては、市街化区域内に土地または家屋の所有者に納税義務があります。
固定資産税の評価額に、市町村ごとに定められた税率をかけた額を納めなければなりません。納期は、固定資産税同様、年4回に分かれています。
参考元:総務省|都市計画税参考元:群馬県|市町村税のお知らせ
火災保険料
注文住宅を建てたら万が一に備えるため、保険に加入する必要があります。住宅ローンを組む場合は、火災保険の加入が条件です。
群馬県において、2022年度に火災保険に新規加入した方の保険料の相場は、1件あたり約4.6万円。保険料は年々増加傾向にあります。火災保険の補償は、火災や落雷、雪災、水災、盗難などで損害が生じた居住用建物や家財が対象です。近年、自然災害によって支払われる保険金が増えているため、金額も上がっていると考えられます。
参考元:損害保険料率算出機構|2023年度(2022年度統計)火災保険・地震保険の概況
地震保険料
水道光熱費
群馬県の夏と冬の水道光熱費比較
政府統計の総合窓口 e-Statの「<品目分類>1世帯当たり1か月間の支出金額,購入数量及び平均価格」の2023年度のデータをもとに、群馬県前橋市の夏季(7~9月)と冬季(12~2月)のデータをまとめました。
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水道代 |
電気代 |
ガス代 |
7月 |
4,725円 |
7,381円 |
4,291円 |
8月 |
4,657円 |
9,156円 |
3,582円 |
9月 |
5,625円 |
10,276円 |
2,781円 |
12月 |
4,262円 |
8,247円 |
4,879円 |
1月 |
4,903円 |
10,446円 |
7,319円 |
2月 |
5,389円 |
13,549円 |
7,454円 |
・水道代
合計(夏季):15,007円
合計(冬季):14,554円
・電気代
合計(夏季):26,813円
合計(冬季):32,242円
・ガス代
合計(夏季):10,654円
合計(冬季):19,652円
群馬県前橋市では、水道代を除く光熱費は夏よりも冬にかかる傾向に。冬は、夏よりも外気温との差が大きく、暖房を使用する際の電力消費量も多くなることが原因のひとつとして考えられます。
参考元:e-Stat政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 月次 ※2023年7月~9月、12月~2024年2月の「表番号4-1 <品目分類>1世帯当たり1か月間の支出金額,購入数量及び平均価格 都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯・勤労者世帯・無職世帯」を参照
群馬県の住宅にかかるメンテナンス費
注文住宅を維持するためには、メンテナンス費用も必要です。群馬県の注文住宅でかかるメンテナンス費用を紹介します。
経年劣化による修繕費
注文住宅では入居7年目以降に、水まわりや給湯器などの設備機器を中心に不具合が目立ち始める家庭が多くあります。さらに、ドアや窓の閉まりが悪くなったり、湿気やカビが目立ってきたりと、長く住めば住むほど劣化・故障によるトラブルも。
国土交通省の「中古住宅における不具合の発生状況について」によると、新築戸建て住宅の不具合解消に平均60万円かかっています。また、汚れや故障が気になったタイミングで、リフォームを検討する家庭も少なくありません。
参考元:国土交通省|中古住宅における不具合の発生状況について
除雪費用や大雪の影響による修繕費がかかるエリアも
群馬県は、山岳地と平野部が混在しています。冬は寒く、北部の山岳エリアでは冬場の気温が-10℃以下になる日も。また、冬期の積雪も多く、降水量は1,700mm以上になります。そのため、冬には除雪や雪下ろしの費用が必要です。
さらに、大雪によって家屋などに破損が生じた場合、修繕費用がかかるケースもあります。参考元:前橋地方気象台|群馬県の気候特性
群馬県で維持費を節約するための注文住宅づくりのコツ
注文住宅は建てるだけでなく、維持していくのにもお金がかかることがわかりました。しかし、家づくりのタイミングで工夫すると、維持費を抑えられます。ここからは、家づくりの段階でできる維持費の節約のコツを紹介します。
住宅性能を高める
注文住宅を建てる際に断熱性能・気密性能を高めると、光熱費を抑えられます。高断熱・高気密住宅では外気温の影響が少なく、一年を通して室温が保たれています。そのため、冷暖房の効きがよく、電気代をはじめとする光熱費の節約が可能です。また、光熱費を抑える方法には、太陽光発電システムを設置するといった選択肢も。太陽光発電を導入すると、「電気代高騰の影響を受けない」「売電収入が得られる」などのメリットもあります。
>>参考コラム:注文住宅を建てるなら性能が重要!住宅性能の種類からメリットまで解説
耐久性に優れた素材や施工方法を採用する
注文住宅を建てる際に、耐久性の高い素材や施工方法を採用することもポイントです。例えば、シロアリの侵入を防ぐ基礎施工や耐震性に優れた家づくり、結露やカビの発生を抑える換気システムを採用する方法です。劣化しにくい家づくりをすると、メンテナンスの回数を減らせるので、修繕費が少なくなります。
アフターサポートをチェックする
注文住宅を建てる際には、アフターサポートがしっかりしている工務店を選びましょう。どれだけ大切に住み続けていても、必ず進んでしまう経年劣化。劣化を放置していると、修繕しなければならない部分が大きくなってしまい、大規模な修繕工事が必要になります。修繕費を最小限に抑えるためには、定期点検を行ってくれる工務店を選ぶのがおすすめです。さらに、設備のフリーメンテナンスや長期修繕計画サービスなどのアフターフォローを行っている工務店もあるので事前にチェックしてみてください。
除雪の負担を軽減できる家づくり
家の上につもった雪が何もしなくても地面へ落ちるよう、屋根の形を工夫すると雪下ろしの負担が減ります。また、融雪システムを導入すると、屋根の形にこだわらなくても雪下ろしにコストをかける必要がなくなるでしょう。屋根以外の工夫では、敷地の下に設置できるロードヒーティングと呼ばれる雪を融かすシステムもあり、地面近くに積もった雪が融けるため、除雪作業がラクになります。
群馬県で注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店にお任せください
注文住宅の維持費を少なくするためにも、住宅性能を高めることは必要不可欠です。高断熱・高気密住宅は生活費を抑えるだけでなく、ヒートショックの予防や防音効果などさまざまなメリットがあります。
R+houseネットワークの工務店では、断熱性や気密性、耐震性に優れた家づくりが得意です。実際に、R+houseで家づくりをした方からも「高断熱・高気密を実感している」「以前の住まいよりも光熱費が下がった」との声をいただいています。群馬県で維持費を抑える高性能な家づくりをしたい方は、是非一度R+houseへご相談ください。
>>群馬県でランニングコストを抑えられる家づくりができる!「R+house」についてはこちら