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注文住宅の基礎知識

平屋に向いている土地選びと敷地条件は?家族人数別の必要な土地面積も紹介

更新日 2025.02.18 / 公開日 2025.02.17
#注文住宅 #平屋 #新築 #一戸建て #マイホーム

周りに高い建物がなく日当たりや風通しが良好で、広さに余裕のある水害リスクの低い土地が平屋には向いています。年々選択する方が増えている平屋は、土地選びが重要です。この記事では、平屋に向いている土地や家族人数に応じた土地面積の目安、施工事例などを紹介していきます。快適に暮らせる平屋を建てたい方は是非この記事を参考にしてください。

シックなグレーの外観の平屋の家
目次

笑顔でポイント解説するスーツの女性
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平屋にはどのような特徴があるのでしょうか。そもそも平屋とは、すべての生活空間をワンフロアに納めた、基本的に階段移動が必要のない住宅のこと。平屋に対して「古くから伝わる日本家屋」のイメージを持つ方も多いかもしれませんが、昨今ではおしゃれで機能的、年代問わず住みやすいと、多くの方が平屋を選択しています。平屋は階段がないためバリアフリー。高齢者と一緒に住んでいる方や、将来を見据えて住宅を建てたい方におすすめです。また、平屋は水平移動だけで家事が済むため、効率的な生活動線が叶います。家族との距離が近く、顔を合わせやすいことも平屋が持つ魅力の一つ。さらに、2階部分の重さがない平屋は構造的に安定しているため、高い耐震性を備えられることに加え、大きな開口部を設けた開放的な空間を作り出すことも可能です。一方で、広い土地が必要、建物の高さが低いため周辺環境の影響を受けやすいなどといったデメリットがあるでしょう。しかし、上手な土地選びによってデメリットを解消できる場合もあります。

参考元:政府統計の総合窓口(e-Stat)|建築着工統計調査 建築物着工統計

>>参考コラム:注文住宅で平屋が注目されている理由とは?平屋のメリットやデメリットも紹介

住宅街の空き地を見つめる男性
写真③住宅街の空き地を見つめる男性-min .jpg 80.36 KB
ここでは、平屋に向いている土地選びのポイントを紹介していきます。
住宅を建てる際は、「建ぺい率」と「容積率」について知っておく必要があります。
建ぺい率とは「土地に対する建築面積の割合」のこと。広さが60坪(約198㎡)の、建ペい率が50%と80%の土地を例に挙げます。建ペい率が50%の土地は30坪(約99㎡)、80%の土地は48坪(約159㎡)の住宅が建てられることになります。よって、広い土地面積を必要とする平屋の土地選びには、建ぺい率にも注目しましょう。
容積率とは、「土地に対する延床面積の割合」のこと。1階部分とそれ以上の階の延床面積を合計した割合を指すため、平屋の場合は建ぺい率も容積率も同じです。

>>参考コラム:建ぺい率と容積率に詳しくなろう!マイホームの土地を購入する前に要チェック
土地には、広さや価格、周辺環境、学区など様々な条件があります。しかし、すべての希望がそろった条件の土地が見つかるとは限りません。そのため、土地に求める条件に優先順位をつけておくのがおすすめ。土地選びに迷ったらその優先順位を思い出してみましょう。

>>参考コラム:注文住宅を建てたい!土地探しに大切な3つのポイントや注意点を解説

重要ポイントを示すイラスト
写真④重要ポイントを示すイラスト-min .jpg 43.88 KB

ここでは平屋に向いている土地を紹介していきます。そもそも住宅を建てる際は土地選びが重要とされていますが、中でも周辺環境の影響を受けやすい平屋は、特に上手な土地選びが求められます。平屋には多くのメリットがありますが、平屋に向かない土地を選んでしまうとメリットを十分に活かせないことも。平屋に向いている土地をきちんと見極め、メリットを最大限活かせるよう是非以下を参考にしてください。
ワンフロアにすべての生活空間を納める必要がある平屋は、同じ延床面積をもつ2階建住宅よりも広い面積の土地が必要です。広い土地は価格が高くなりやすいため、駅前や市街地から離れた郊外の土地がおすすめ。広さに余裕がある土地なら間取りの自由度も上がり、伸び伸びと暮らせる理想の住まいが完成するでしょう。
垂直避難が難しい平屋は水害に注意が必要です。どのような家でも建築前に水害リスクについてチェックすべきですが、平屋は特にその重要度が高くなります。平屋を建てる土地探しをする際は必ず地域のハザードマップを確認し水害リスクの有無や程度をチェックしましょう。

>>参考コラム:注文住宅でできる水害対策は?ハザードマップの見方や高リスクな場所も紹介
周辺環境の影響を受けやすい平屋は、周りに高い建物があると日当たりや風通しが悪くなりやすい傾向にあります。平屋を建てるには、建築物の高さに制限がある「第一種低層住居専用地域」や「第二種低層住居専用地域」の土地がおすすめです。しかし、住宅密集地などでは、日当たりや風通しに影響を与えることもあるでしょう。R+houseは、自然の力を活用して省エネかつ快適な暮らしを叶える「パッシブデザイン」を大切にしています。太陽光や風の通り道などを計算しデザインに取り入れる手法で、地球にもお財布にも優しい暮らしやすい住まいが完成するでしょう。

広さの記載がある売地や空き地のイラスト
写真⑤広さの記載がある売地や空き地のイラスト.jpg 28.1 KB

2人家族の場合、平均的な家の広さは約22〜25坪(約73〜83㎡)といわれており、これに庭や駐車スペース、さらには建ぺい率を加味して必要な土地面積を求めます。ここでは、暮らしのイメージを持っていただくために家族構成別に平屋に必要だと言われる土地面積の一般的な目安を紹介していきます。
夫婦のみなど、2人家族の平屋に必要な土地面積は約53坪(約175㎡)といわれています。仮に建ペい率が50%だとすると、住宅を建てられる面積は約27坪(約89㎡)となります。
夫婦と子供1人などの、3人家族の平屋に必要な土地面積の目安は約60坪(約198㎡)といわれています。仮に建ペい率が50%だとすると、住宅を建てられる面積は約30坪(約99㎡)となります。
夫婦と子供2人など、4人家族の平屋に必要な土地面積の目安は約63坪(約208㎡)といわれています。仮に建ペい率が50%だとすると、住宅を建てられる面積は約32坪(約106㎡)となります。
前述のような家族構成別の土地面積はあくまで参考にしましょう。家族構成を想定したときに建てたいエリアで思うようにほしい広さの土地が見つからない方もいるかもしれません。しかし、限られた土地でもスペースをうまく活用できるような住宅設計すれば、問題なく豊かな生活を送ることが可能です。R+houseネットワークでは、一般的な必要床面積にとらわれない空間の広がりを感じるコンパクトな住宅の設計を得意とする建築家と連携して家づくりを進めます。なかなか条件に合う土地に出会えなければ、是非一度R+houseネットワークの工務店へご相談ください。土地探しからサポートができます。
ここでは、家族構成別に平屋の施工事例を紹介していきます。

森を眺められる大きな窓のあるLDK
写真⑥森を眺められる大きな窓のあるLDK.jpg 239.34 KB

子育てを終えた夫婦2人の住まい。「使い勝手の良いサイズ感」と「デザイン性」を両立させたこの住まいは、LDKの西側を全面窓にして健やかな森林を眺められる開放的な空間を実現しました。自然を感じながらゆったりとくつろげる空間が、2人のセカンドライフを彩ってくれるでしょう。

>>施工事例:長野県小諸市「非日常を愉しむ美術館のような家」

大きな窓から海が見えるLDK
写真⑦大きな窓から海が見えるLDK.jpg 271.66 KB

海が大好きなお施主様の平屋。大きさの異なる長方形を温もりのある木の素材でまとめ、玄関ホールでつなぐ形が特徴的です。玄関ホールやリビングの窓からは海が見え、開放感のある癒しの空間が実現しました。海を連想させるグリーンのモザイクタイルを洗面台に配するなど、海とのつながりを演出しています。

>>施工事例:島根県益田市「海を切り取る平屋」

中庭からの明るい光があふれる玄関
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道路に面する壁には窓を設けず、玄関を開けても正面からは中の様子が見えないよう工夫が施されている住まい。土間や中庭を設け、外部空間を建物に取り入れることを意識して建築されたこの住まいは、阿蘇の自然や空を身近に感じられます。室内は、脱衣室とファミリークローゼットをつなげることでスムーズな家事動線を実現しました。

>>施工事例:熊本県阿蘇郡「自然と共存する 土間のある平屋」

>>参考コラム:おしゃれな平屋5選!R+houseネットワークの工務店が実際に手掛けた実例をご紹介!
平屋は、デザインや間取りの自由度が高く、開放的な空間を実現しやすい魅力的な住まい。しかし、土地選びを誤るとその魅力を十分に活かすことができません。後悔しない家づくりをするためには、土地面積や建ぺい率、周辺環境、用途地域などを考慮することが大切です。初めての平屋づくりで不安がある方は、土地選びの段階から平屋の実績が多い工務店へ依頼するのがおすすめ。
R+houseネットワークの工務店では、多くの平屋を手掛けています。平屋を検討している方は是非R+houseネットワークの工務店にご相談ください。

>>建築家と建てる理想の平屋!「R+house」について詳しくはこちら
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