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長崎県の注文住宅の相場と坪単価をチェック!自分の年収から考える予算は?

更新日 2024.09.13 / 公開日 2024.10.24
#マイホーム #一戸建て #新築 #注文住宅 #コスト

家づくりをする際には、エリアの土地や建築の相場を知ることが大切です。また、相場だけではなく、自分の世帯年収に見合った予算を立て、無理のない返済計画を立てることも重要になります。今回は、長崎県の建築費用の相場や、平均年収から考える建築費用について解説していきます。コストを抑えつつも、長崎県の家づくりでは外せないポイントについても紹介しますので、是非参考にしてください。

間接照明でライティングされたおしゃれなリビング
目次

家と相場推移グラフ
写真②家と相場推移グラフ.jpg 85.62 KB
さっそく、長崎県の土地付き注文住宅の相場と坪単価を見てみましょう。ここでは、2023年度に住宅金融支援機構が行った「フラット35利用者調査」のデータを参考にしていきます。(※表・文章中の金額は小数点以下切り捨てで記載しています)

長崎県の平均 全国平均
延床面積 102.9㎡(31.12坪) 111.2㎡(33.63坪)
建設費 3,083万円 3,405万円
坪単価 約99万円 約101万円


長崎県の建設費用の平均は3,083万円で、全国平均と比較すると約320万円安くなっています。また長崎県では、延床面積が全国平均よりも少し狭い結果でした。坪単価は約99万円で、全国平均と比較し一坪あたり約2万円少なくなっています。

参考元:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査 2023年度集計表

FORSALEと書かれた看板と住宅の模型
写真③FORSALEと書かれた看板と住宅の模型.jpg 95.25 KB
次に、長崎県の土地取得費も見てみましょう。同じデータを参考にすると、以下のようになっています。

長崎県の平均 全国平均
敷地面積 240.9㎡(72.87坪) 249.9㎡(75.59坪)
土地取得費 877万円 1,497万円
坪単価 約12万円 約19万円


長崎県の敷地面積は、全国平均と比較して3坪程度狭い傾向があります。また一坪当たり12万円程度で土地を取得していることがわかりました。全国平均と比較すると、安い費用で敷地を確保できる傾向があり、その分建築費用にお金をかけやすいと考えられます。

なお、2024年の公示地価を見ると、長崎県の平均坪単価は約25万円でした。変動率は+0.95%となっており、やや上昇傾向です。市町村別では、以下のようなランキングになっています。

順位 市町村 坪単価平均
1位 長崎市 約42万/坪
2位 時津町 約26万/坪
3位 佐世保市 約23万/坪
4位 長与町 約20万/坪
5位 大村市 約15万/坪
6位 対馬市 約14万/坪
7位 諫早市 約14万/坪
8位 佐々町 約11万/坪
9位 島原市 約10万/坪
10位 平戸市 約7万/坪


市町村により、土地価格には差があります。土地を探す際には、公示地価などを参考にしてみましょう。

参考元:国土交通省 不動産情報ライブラリ
マイホームを取得する際は、住宅そのものの費用や土地代のほか、諸費用もかかります。諸費用とは、住宅購入時に発生する費用のことで、土地売買や新築工事請負契約の印紙税や不動産取得税、土地購入の仲介手数料などです。注文住宅の諸費用は、土地購入費と建物の建築費用を合わせた費用の10~12%が目安といわれています。長崎県の平均土地取得費の877万円と平均建築費の3,083万円を考慮すると、諸費用として450万円程度は準備しておく必要があるでしょう。

参考元:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査 2023年度集計表

>>参考コラム:注文住宅の購入には諸費用がかかる!項目や費用の目安を知っておこう

家とお金に悩む夫婦
写真④家とお金に悩む夫婦.jpg 63.53 KB
これまでと同じフラット35利用者調査のデータを参考に見てみると、長崎県の平均世帯年収は約565万円でした。全国の世帯年収の平均は704万円であり、長崎県の平均世帯年収はやや少ない傾向があります。

年収倍率は、全国平均が7.6倍、長崎県の平均は7.4倍です。年収倍率とは、マイホームを建てるのにかかる全体の費用に対する世帯収入の割合のこと。長崎県の世帯収入である約565万円を当てはめてみると、建築費用は約4,200万円から4,300万円程度と考えておくと良いでしょう。ただし、こちらはあくまでも目安です。ご自身の世帯収入やライフスタイルを考慮し、予算を検討してみましょう。

>>参考コラム:注文住宅を建てるときに資金計画は必要?重要性と計画の立て方を解説
年収に対する住宅ローンの返済比率は、金融機関により異なりますが、一般的には30~40%までといわれています。しかし、年収や子どもの数、教育資金、共働きかどうかなど、それぞれの家庭の事情により、返済比率は変わります。住宅を購入すれば、維持管理費も必要になるため、返済比率は20~25%程度にしておくと安心でしょう。長崎県の平均年収である約565万円を当てはめて計算すると、年間の返済額は約113~141.4万円、月々の返済額は約9.4~11.8万円の範囲で住宅ローンを組むのが理想になります。無理なく返済できるよう、金融機関の金利や返済期間を検討してみましょう。

参考元:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査 2023年度集計表

>>参考コラム:住宅ローンは金利が大事!0.1%の違いで返済額はどのくらい変わるのか解説

コストダウンと鉛筆
写真⑤コストダウンと鉛筆.jpg 62.32 KB
ここからは、マイホーム購入にかかる予算を抑えるためのポイントを紹介してきます。しかし、ただ予算を抑えるだけでは家づくりに後悔が生じてしまうことも。費用を抑えつつも、納得できる家づくりをするためには、以下の点に注意してみましょう。
マイホームを建てる際には、デザインや設備、間取り、性能など、さまざまな面でこだわりたいポイントが生じます。しかし、すべてにおいてこだわりすぎてしまうと、どうしても予算を超えてしまいます。優先順位を立てておくと、予算を超えそうになったときに削るポイントを判断しやすくなり、予算オーバーを防ぐことにもつながるでしょう。そのため、家づくりを始める前に、あらかじめ家族内で話し合っておくことがおすすめです。

>>参考コラム:注文住宅のこだわりを予算内で叶えるには?優先順位や失敗事例をご紹介
土地購入が必要な場合は、そのための資金も必要です。土地購入費にかける予算を軽減できれば、その分住宅にかける費用をアップできたり、予算オーバーを防げたりすることにつながるでしょう。例えば日当たりが悪い土地や形状が複雑な土地などは、安い傾向があります。

R+houseでは、条件が悪い土地でも魅力あるプランを考えますので、是非ご相談ください。

>>参考コラム:注文住宅を建てたい!土地探しに大切な3つのポイントや注意点を解説
注文住宅のプランを作成している時点で予算オーバーになりそうなときは、次のような点を見直してみましょう。

● 総2階や壁の凹凸を減らす、屋根の形状を片流れや切妻にするなど、シンプルな形状の建物にする
●  部屋数を減らす、和室はなくす、玄関ホールを作らないなど、間取りを検討する
●  水回りのランクを下げる、照明やエアコンは自分たちでつけるなど設備面を見直す
●  カーテンのオーダーを依頼せず後付けにする

これらを見直すことは、コストダウンにつながります。ただし、住宅性能を下げすぎたためにランニングコストがかかる住宅になってしまった事例や、セキュリティ面を削ることにより住んでみたらやや不安を感じてしまうという事例も少なくありません。後悔のないコスト削減をかなえるためには、ハウスメーカーの方に相談してみると安心でしょう。

高気密高断熱の家
写真⑥高気密高断熱の家.jpg 80.24 KB
コストダウンを図りつつも、長崎県で家づくりをする際は、日差しを遮る工夫が大切です。長崎県では、夏は35℃を超える猛暑日となることはほとんどありませんが、30℃を超える真夏日になることが多々あります。また、夜間の気温が下がりにくく、熱帯夜になる日が多いのも特徴です。夏の日差しや夜間の気温上昇を避けるためには、断熱性や気密性を重視した家づくりをすると良いでしょう。高断熱、高気密の住宅にすると、室内の気温が外気に左右されにくくなり、室内の温度を一定に保ちやすくなります。また、冷暖房の効率が上がるため冷暖房費の節約にもなるでしょう。

R+houseでは、断熱性が高いR+パネルを隙間なく使用することで高い気密性が得られるのが特徴です。また断熱性能は、国の断熱基準を超えるHEAT20が掲げるG2グレードを標準仕様としています。HEAT20とは、住宅の省エネルギー化を図るために住宅・建材生産者団体の有志や研究者により構成されている団体です。R+houseの断熱性・気密性を取り入れて、季節にかかわらず快適に暮らせる家づくりを手に入れましょう。

参考元:気象庁|長崎(長崎県) 平年値(年・月ごとの値) 主な要素
参考元:長崎県|気候変動情報(現状と予測)|長崎県の気候変動の現状
参考元:気象庁|観測開始からの毎月の値|長崎(長崎県) 日最高気温の月平均値(℃)
参考元:福岡管区気象台|九州・山口県のこれまでの気候の変化(観測成果)

>>参考コラム:注文住宅を建てるなら性能が重要!住宅性能の種類からメリットまで解説

外灯に照らされた美しい外観
写真⑦愛知県_外灯に照らされた美しい外観.JPG 386.96 KB
長崎県は、全国平均と比較するとやや安い費用でマイホームを取得できる傾向があることがわかりました。しかし家づくりをする際には、土地購入や建物の建築費用のほかにも諸費用がかかります。また、家を建てた後にかかる維持管理費のほか、生活していくうえで必要な教育資金や老後の資金などトータル的に考えて予算を立てることが大切です。ご自分の世帯収入を考慮し、無理のない資金計画を立てましょう。

R+houseネットワークの工務店では、家を建てる際に必要な部材をメーカーに直接発注するシステムを導入することで、中間業者にかかる費用や人件費の削減を実現しています。この仕組みは、お客さまの建築費用のコストダウンにも反映されます。資金計画や住宅ローンの相談にも乗りますので、長崎県で注文住宅をお考えの際は、是非R+ネットワークの工務店にご相談ください。

>>長崎県で建てるコストパフォーマンスの高い注文住宅!R+houseネットワークのコストのしくみについてはこちら
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