太田市の特徴
写真②太田市美術館・図書館.jpg 199.28 KB群馬県南東部にある太田市は自動車製造業を中心とした工業都市。年間平均気温は14~15℃と比較的温暖で、利根川や渡良瀬川など豊かな水源を持ち、自然豊かな街でもあります。東京都内まで東武鉄道1本で行くことができ、北関東自動車道を使えば車でも都心へアクセスしやすい場所です。市内には戦国時代につくられた山城で、国指定遺跡の金山城跡が一部復元されており、城好きが集まるスポットになっています。2017年にオープンした、太田駅の北口に太田市美術館・図書館では、大人も子どもも展示やイベントを楽しめます。緑や公園も多く、ほどよい自然環境のもとでのびのび暮らしたい方の家づくりにおすすめしたい街です。
太田市で受けられる住宅取得支援制度や税額控除とは?
太田市ではどのような補助金があるのか、住宅関連の支援制度から見てみましょう。予算に達した場合、締め切りよりも早く受付が終了する場合があります。R+houseネットワークの工務店では補助金申請もサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください。
太田市移住者まちなか住宅取得支援金
東京圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)から太田市へ移住し、市内で定住するため居住誘導区域内の住宅を取得した場合、太田市移住者まちなか住宅取得支援金10万円が交付されます。また申請時に同一世帯内に18歳未満の方がいる場合、人数に関係なく20万円が加算されます。交付の対象者となる要件は以下のとおりです。
<太田市移住者まちなか住宅取得支援金の対象者>
・申請日が転入から2年未満であること
・転入日の直前10年間のうち、通算5年以上東京圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に在住していたこと
・対象となる住宅に申請日から5年間定住することを誓約していること
・申請年度の前年度に、市区町村税の滞納がないこと
・対象者や同一世帯員が暴力団員でないこと
・移住者としてアンケートや広報活動に協力すると誓約すること
また、対象となる住宅が居住誘導区域内にあり、自らが居住する目的で2023年1月1日以降に建築請負契約や売買契約をしていること、住宅の取得が転入前一年以内か転入後二年以内であることが要件です。居住誘導区は、太田駅周辺を中心とした指定の地域となります。太田市への移住を考えている方は、活用してみてはいかがでしょうか。
参考元:太田市|太田市移住者まちなか住宅取得支援金
太田市住宅リフォーム支援事業補助金
太田市では、市内経済を活性化させつつ、住宅所有者の居住環境向上のため、登録事業者を利用して住宅リフォームする方に補助金を交付しています。対象となるのは、市内に住宅を所有していて、世帯全員に市税等の滞納がない方です。また、リフォームする建物に、補助金申請日の時点で2年以上継続して住んでいることや、過去5年度(申請年度を含まない)リフォーム補助金を利用していないことも条件となっています。
補助金は工事費用の30%、もしくは20万円を上限として、太田市デジタル金券「OTAKO」で交付されます。「OTAKO」は、スマートフォンのアプリや専用カードでチャージしてQRコードで決済するタイプのデジタル通貨で、市内の加盟店で利用ができます。
対象となる建物は申請日の前日までに10年が経過した登記済みの建物であること、住宅用火災警報器が設置されていることなど、いくつか要件があります。リフォーム補助金制度に登録している施工業者を利用して、補助対象となる工事費用が税込10万円以上の場合が補助金交付の対象です。対象工事の具体例は以下のとおりです。
<補助対象となる工事の具体例>
工事区分 |
工事内容 |
屋根 |
屋根の葺替、棟瓦の積直、破風・雨樋改修 |
防水 |
ウレタン防水、FRP 防水、シート防水、シーリング打替改修 |
外壁・塗装 |
外壁の張替改修、屋根・外壁・内装の塗装改修 |
建具 |
屋内外建具改修・交換、ガラスの交換、襖表・障子・網戸の張替、二重サッシ・アコーディオンカーテン・シャッター・戸袋の設置 |
内装 |
床材・壁材・天井材の張替及び下地改修、防音・断熱改修、間仕切壁の設置、段差解消、手すりの設置、その他木工事等 |
タイル・畳 |
タイルの張替、下地補修、畳の入れ替え・表替・裏返し |
増築 |
増築 ※確認申請を必要とする増改築の場合に限り確認申請書副本の写しの添付が必要 |
基礎 |
基礎・土台・柱・壁その他構造部分の改修・補強 |
構造 |
基礎・土台・柱・壁その他構造部分の改修・補強 |
水回り |
キッチン、ユニットバス、洗面台、便器(一体型の場合手洗含む)の入れ替えまたは新設及びこれらに関連して行う配管・配線等 ※上記の部分改修は認められません。 |
電気 |
住宅用火災警報器(未設置の住宅は必ず設置してください)の設置 |
その他 |
上記すべての工事に関連して行う仮設工事、取外再設置工事及び解体工事等 ※諸経費、値引き、消費税等は支払い総額のうち、補助対象工事費の率分のみ認められます |
2025年度の受付期間:2025年4月7日(月)~2026年1月30日(金)
※受付期間内であっても予算額に達した場合は受付が締め切られます。
参考元:太田市| 太田市住宅リフォーム支援事業補助金のご案内
空家除却補助事業補助金
写真③ショベルカーで解体される家.jpg 66.85 KB太田市では土地の有効活用や地域活性化のために、空き家を除却する費用の一部を補助しています。市内に所在する空き家のうち、おおむね一年以上居住の実態がない空き家で、個人が所有している一戸建ての住宅や長屋が制度の対象となります。店舗などと併用している住宅の場合は、居住用の床面積が延床面積の1/2以上である住宅が補助金の対象です。申請者は、過去にこの補助金を利用したことがなく、空き家の所有者もしくは相続人か、所有者や相続人に同意を得た敷地の所有者です。
空き家に共有者や相続人がいる場合や空き家に所有権以外の権利設定がある場合などは権利者の人数分同意書が必要になります。また、同意書は不要ですが、空き家の所有者と敷地の所有者が別である場合は、双方の同意を得たうえで申請しなければなりません。
補助金額は、以下のうち少ないほうの金額が交付されます。
・補助対象工事費の1/2
・延床面積(㎡)×13,000円×1/2
・50万円
対象工事は以下のとおりです。
・空き家の全部を除却する工事
・市内に事業所を有する個人事業主または市内に本社や本店を有する法人で、解体工事に必要な建設業法の許可、または建設リサイクル法の解体工事業の登録を受けたものによる工事
なお、補助金の交付が決定される前に工事に着手した場合や、倉庫や門扉、車庫や植木、家財道具や給排水管、給湯器、太陽光パネルの撤去費などは補助の対象外です。
2025年度の申請受付期間:2025年4月15日(火)~2025年9月30日(火)まで
参考元:太田市|空家除却補助事業補助金
住宅用再エネ機器導入報奨金
太田市では市内の住宅で再生可能エネルギーを利用した機器を設置する方を対象に、太田市デジタル金券(OTAKO)を支給しています。支給対象は2025年4月1日から2026年3月31日までの間に太田市に所有する自宅に以下の支給対象機器を設置し、太田市に住民登録がある方です。なお、表題登記のない住宅や法人・事業所は対象外です。
報奨金の申請は、申請者本人や同一世帯の世帯員に、市県民税や固定資産税、軽自動車税や国民健康保険税の滞納がない場合に限ります。設置機器は新品の場合のみ補助対象となり、対象機器や支給金額は以下のとおりです。
<2025年度住宅用再エネ機器導入報奨金>
対象機器 |
要件 |
支給金額 太田市デジタル金券(OTAKO) |
太陽光発電システム |
・発電出力が2kW以上であること ・既存のシステムへの増設(パネルのみの増設など)は対象外とします。 |
5万円 |
定置用リチウムイオン蓄電池システム |
・常時住宅用太陽光発電システムと接続し、蓄えた電力を当該住宅で利用できるもの ・一般社団法人環境共創イニシアチブのネット・ゼロ・エネルギー・ハウス補助事業の蓄電システム製品登録を受けた製品 ※申請には、パッケージ型番の記入が必要となります。 ・蓄電容量の合計が4kWh以上であるもの |
5万円 |
昼間沸上げ形家庭用ヒートポンプ給湯器(おひさまエコキュート) |
・常時住宅用太陽光発電システムと接続し、再生可能エネルギーを当該住宅で利用できるもの ・メーカーが「おひさまエコキュート」として販売しているもの ※太陽光発電システムと連携する機能があっても、通常のエコキュートは対象外です。 |
2万円 |
2025年度申請受付期間:2025年4月1日(火)~2026年3月31日(火)
参考元:太田市|令和7年度住宅用再エネ機器導入報奨金の申請を受付けています
住宅ローン減税・住宅借入金等特別税額控除について
写真④住宅ローン.jpg 71.72 KB無理のない負担で、ニーズに応じた住宅取得を推進するため、住宅ローンを利用して住宅を取得した場合、国は住宅ローンによる所得税を控除しています。2025年度の住宅ローン減税制度は以下のとおりです。2025年度の住宅ローン減税は2024年の水準が引き続き実施され、子育て世帯や若者夫婦世帯への優遇策が続いています。
<新築住宅の場合の住宅ローン減税>
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2024~2025年入居の場合で減税対象となる借入限度額(※1) |
控除期間 |
床面積要件 |
長期優良住宅・低炭素住宅 |
子育て世帯・若者夫婦世帯:5,000万円 その他の世帯:4,500万円 |
13年間 |
50㎡ ※4 |
ZEH水準省エネ住宅(※2) |
子育て世帯・若者夫婦世帯:4,500万円 その他の世帯:3,500万円 |
13年間 |
50㎡ ※4 |
省エネ基準適合住宅(※3) |
子育て世帯・若者夫婦世帯:4,000万円 その他の世帯:3,000万円 |
13年間 |
50㎡ ※4 |
その他の新築住宅 |
0円 |
- |
- |
※1 借入限度額とは住宅ローン減税の対象となる、年末ローン残高の上限のことです
※2 日本住宅性能表示基準における断熱等性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6以上の性能を有する住宅
※3 省エネ基準適合住宅は、日本住宅性能表示基準における断熱等性能等級4以上、かつ一次エネルギー消費量等級4以上の性能を有する住宅
※4 新築住宅の場合、2025年末までに建築確認した40㎡以上の住宅で、申請者の所得要件1,000万円以内であれば減税対象
ただし2022年から2025年までに住宅に入居し、所得税の住宅借入金等特別控除(住宅ローン減税)を受けている方のうち、所得税額から控除しきれない場合は、下のような計算に基づき、翌年度の市民税や県民税が減額されます。
2022年中に入居し、特別特例取得(※)の場合 |
以下のいずれか小さい額 1.所得税の住宅借入金等特別控除可能額の内、所得税から控除しきれなかった金額 2.所得税の課税所得金額等の7%(最高136,500円) |
上記以外の場合 |
以下のいずれか小さい額 1.所得税の住宅借入金等特別控除可能額の内、所得税から控除しきれなかった金額 2.所得税の課税所得金額等の5%(最高97,500円) |
※特別特例取得とは、住宅の対価の額または費用に含まれる消費税等の税率10%で取得した住宅のうち、次の期間に契約したものを指します。
・注文住宅の場合:2020年10月~2021年9月末まで
・分譲住宅の場合:2020年12月~2021年11月末まで
参考元:国土交通省|住宅ローン減税参考元:太田市|住宅借入金等特別税額控除(市民税・県民税からの住宅ローン控除)について>>参考コラム:【最新版】住宅関連補助金や税制優遇制度は?新築やリフォームで使える!>>参考コラム:群馬県で受けられる補助金は?住宅や暮らしに関するお得な支援制度
太田市で受けられる医療費助成や子育て支援とは?
写真⑤幸せな4人家族.jpg 89.54 KBここからは太田市で受けられる医療費助成に加え、子育て支援制度を紹介します。太田市は独自の子育て支援が充実しており、子育て世帯が住みやすい自治体です。家づくりの際はぜひ参考にしてみてください。
子ども医療費助成
群馬県では少子化対策や子育て環境を充実させるため、太田市をはじめ県内どこでも子どもの医療費が無料となるよう医療費を助成しています。対象となるのは0~18歳(18歳到達後の3月31日まで)の群馬県在住で医療保険に加入している、すべての子どもです。子ども医療費助成に所得制限はなく、受診時の自己負担や窓口での立て替え払いも必要ありません。
助成対象となるのは医療機関を受診した際に、外来や入院でかかる保険診療分の自己負担金です。保険適用外の診断書文書料や予防接種、薬の容器代や入院時にかかった差額ベッド代などは助成の対象外です。助成を受けるには市町村で申請を行い、「福祉医療費受給資格者証」の交付を受ける必要があります。詳しくは市町村役場に問い合わせてみましょう。
参考元:群馬県|子ども医療費助成(子ども医療費無料化の制度)
おむつ給付サービス
太田市では市内の保育園に在園する児童を対象に、紙おむつやおしりふきなどの定期利用を公費負担し、在園時の保護者や保育士のおむつ管理の負担を軽減してます。市内の保育園ではおむつとおしりふきを、サイズや枚数の制限なく使い放題で利用できます。
サービス利用に申請は必要なく、
対象となるのは市内の保育園や認定こども園、小規模保育所、準認可保育施設に通う0~1歳児です。導入するサブスクリプションサービスは、大王製紙エリエールグーンぐんぐん吸収パンツ(パンツタイプ)、大王製紙エリエールグーンプラス敏感肌設計(テープタイプ)。なお、異なるメーカーのおむつを使いたい場合は、保護者負担になります。
参考元:太田市|おおたの子育て支援 おむつ給付サービス
太田市の学校給食費無料化事業・助成事業
写真⑥小学校給食.jpg 75.54 KB太田市では市立小学校、市立中学校(太田中学校を除く)、義務教育学校、市立幼稚園に在籍する児童・生徒・園児を対象に、学校給食を無料化しています。給食費は完全無料のため、請求や手続きも必要ありません。
また、無料化事業の対象外となる太田中学校、県立特別支援学校や私立の小中学校、市外の小中学校に在籍する太田市在住の児童生徒には、太田市デジタル金券(OTAKO)にて給食費相当分が助成されています。また、無償化の対象となる市立小・中学校や義務教育学校に在籍している生徒で、アレルギー疾患などの理由で給食を利用できず弁当を持参している児童生徒も助成の対象です。
参考元:太田市|おおたの子育て支援 令和7年度 学校給食費無料化事業・助成事業
ベーシックサービス(幼保給食費助成事業)
2023年4月分から私立幼稚園、認可保育園、認定こども園に通う1号・2号認定の子どもを対象に、給食費として月額4,400円を上限とした助成が行われています。対象要件は親子ともに太田市に住民登録があり、年少以上の子どもが私立幼稚園や認可保育園、認定こども園に通っていることです。
給食費助成の給付は、まず保護者が園に直接給食費を支払い、後日市から助成金として保護者へOTAKOコインで付与されます。また、市外の対象園に通園している場合も助成対象となり、月額4,400円を上限としたOTAKOコインが年1回まとめて支給されます。なお、市立の公立幼稚園では給食費が無料となっているため、助成はありません。
参考元:太田市|おおたの子育て支援 ベーシックサービス(幼保給食費助成事業)
パパママリフレッシュ事業
太田市では、保護者のリフレッシュなどを目的とした、満1歳または満2歳の子どもの一時預かり事業を行っています。利用目的や理由は問われないため、通院や買い物、リフレッシュなど、子育て中の息抜きに利用するのもおすすめです。
利用できるのは、親子ともに太田市在住で、集団生活が可能な満1歳~満2歳児です。事前登録や事前面談、利用予約が必要なため、利用予定の場合はあらかじめ対象施設へお問い合わせください。
参考元:太田市|おおたの子育て支援 パパママリフレッシュ事業
太田市みらい給付型奨学金
太田市みらい給付型奨学金は2025年度にスタートした、太田市による奨学金制度です。対象となる大学生など50人程度に対して、返還不要の奨学金が年額60万円支給されます。
対象要件は以下のとおりです。
・申請者が一年以上太田市に在住している
・生計維持者が一年以上太田市に住民登録している
・大学等に在学もしくは入学予定
・学力優秀で修学意欲がある
・経済的な理由で修学が困難である
・国や公私の団体などから学資支給や授業料等の免除を受けていない
・太田市の奨学金の支給や貸与を受けていない
参考元:太田市|太田市みらい給付型奨学金
太田市での家づくりはR+houseネットワークの工務店へご相談ください