東京都で一戸建て!維持費はどのくらいかかる?
マイホームの維持費を考えるときには、その地域の気候の特徴を理解しておくことも大切になります。東京都(中心部)の夏は高温多湿であり、冬は乾燥して晴れる日が多いのが特徴的。気温が最も高くなるのは8月上旬で、最も低くなるのは1月下旬です。
近年、東京都の気候は気候変動の影響を受けて、さまざまな変化がみられています。例えば、東京都(千代田区)の年間平均気温は、100年あたり約2.5度上昇。
1990年以降、猛暑日や熱帯夜が増加傾向にあります。都市化が進んでいる東京都ではアスファルトが多く、ヒートアイランド現象(気温の高温域が出現する現象)がみられるのも特徴的です。
これらの情報を踏まえて、住宅の維持費について考えてみましょう。今回は、水道・光熱費や固定資産税・都市計画税について見ていきます。
参考元:国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター|地勢・地質・気候(東京都)参考元:気象庁|東京都参考元:東京管区気象台|東京都の気候変動
東京都における水道・光熱費はどのくらいかかる?
東京都に住むと、どのくらいの水道・光熱費がかかるのでしょうか。全国との比較、季節ごとの変化も合わせて見ていきましょう。
<水道・光熱費 全国平均と東京都の比較(2023年)>
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年間平均 |
月平均 |
全国 |
286,262円 |
23,855円 |
東京都(東京都区部) |
273,129円 |
22,760円 |
※月平均は、年間平均を12で割って算出しています。(小数点以下は切り捨て)
東京都の水道・光熱費(2023年)を全国と比較すると、年間で約1.3万円安いことが分かりました。東京都は、冬に厳しい寒さに悩まされるような豪雪地帯ではないため、光熱費が平均以上にかかるといった心配はないでしょう。
<東京都における水道・光熱費 冬と夏の比較(2023~2024年)>
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2023年 12月 |
1月 |
2月 |
… |
2024年 6月 |
7月 |
8月 |
東京都(東京都区部) |
19,011円 |
22,493円 |
25,110円 |
… |
18,067円 |
16,381円 |
20,069円 |
・2023年12月~2024年2月
3ヵ月合計:66,614円
月平均:22,204円・2024年6月~2024年8月
3ヵ月合計:54,517円
月平均:18,172円※月平均は、3ヵ月合計を3で割って算出しています。(小数点以下は切り捨て)
他の季節と比べて、冬や夏は冷暖房機器の使用で電気代が高くなる季節ですが、金額はどのくらいかかるのでしょうか。
冬(2023年12~2024年2月)と夏(2024年6~8月)の季節ごとの光熱費を比べると、冬のほうが約1.2万円高いことが分かりました。冬の光熱費が高くなる理由としては、日照時間が短く電気をつけている時間が長くなったり、外気温と室内温度設定の差が大きくなったりすることが考えられるでしょう。
参考元:総務省統計局|家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上の世帯)
固定資産税と都市計画税
固定資産税は、土地や建物(固定資産)を所有する方にかかる市町村税のことです。東京都の固定資産税の特徴としては、多摩・島しょ地域の固定資産は市町村が課税し、東京23区にある土地や建物については、東京都が都税として課税。また、東京都は全国的に見ても地価が高いエリアであるため、固定資産税も高くなっています。
納める額は、土地や建物によってそれぞれ異なります。家屋にかかる固定資産税は算式で求められます。下記をもとに確認してみましょう。
・家屋にかかる固定資産税
課税台帳に登録されている価格(課税標準額)×税率1.4%
なお、新築住宅の場合は、条件に当てはまる場合に納税額の減額が適用される場合もあります。
都市計画税は、都市整備などに充てられる税金で、市街化区域内に土地や家を所有する方にかかる税金のことです。固定資産税と同じ市町村税ですが、23区内は都税として課税されます。
家屋にかかる都市計画税は、下記の算式で求められます。
・家屋にかかる都市計画税
家にかかる費用は他にもいろいろ!住宅の劣化を防ぐための費用
住宅を維持するための費用には、光熱費や固定資産税だけでなく、住宅の劣化を防止するためのメンテナンスもお金がかかります。
メンテナンス・リフォーム費用
一戸建ては、住宅のメンテナンス・リフォームを計画的に行うことが必要です。
一戸建てのメンテナンス費用は、建築費の1%×築年数が目安になります。築年数や立地条件などによって異なりますが、内装や外装など部位ごとにメンテナンス・リフォームのための費用が定期的に発生することを念頭に置いておきましょう。
参考元:国土交通省|リフォームの内容と価格について
防蟻対策
一戸建てのシロアリ被害を予防するためには、住宅に専用薬剤を撒いたり塗ったりする防蟻対策が必要です。防蟻処理には、主に土壌処理と木部処理の2つの方法があります。防蟻対策は、シロアリが発生しない状態で行うものであるため、家を建てたタイミングで実施するケースが多くなっています。
注文住宅を建てるときに注意するポイント
注文住宅は建売住宅とは異なり、家づくりのさまざまな過程において、自分たちで選択する内容が多く、自由度が高いことが魅力的です。しかし、土地選びや間取り、デザインなどに悩んでしまい「家づくりに時間がかかって疲れてしまった」といった声も聞かれます
。また、住宅のディテールや品質にこだわりすぎると、いつの間にか予算オーバーになってしまったというケースも。そんな悩みに直面したときは、家づくりにおける優先順位がつけられていない可能性があります。
予算がオーバーしてしまったら、建物の形状を安いデザインに変更したり、設備・性能などのランクを下げたりして費用を削っていきましょう。>>参考コラム:注文住宅のこだわりを予算内で叶えるには?優先順位や失敗事例をご紹介
注文住宅にかかる費用を安く抑えよう!家づくりでできるさまざまな工夫
維持費やメンテナンスなどでさまざまなコストがかかる一戸建て。高性能注文住宅を選んで、寿命の長い家を建てるのがおすすめです。家づくりでできるさまざまな工夫についてご紹介します。
高断熱・高気密住宅を選ぶ
太陽光発電システムを取り入れる
使用するエネルギーを削減できる、太陽光発電システムなどの最新設備を導入するのもおすすめです。また、太陽光発電システムを備えておくことで、いざというときの災害対策にもなります。
アフターメンテナンスの手厚い施工会社に依頼する
マイホームの資産価値を維持するためには、アフターメンテナンスも欠かせません。アフターメンテナンスの手厚い会社かどうかは、メンテナンススケジュールを作ってくれるかどうかでチェックしてみましょう。また、もしものために「住宅完成保証制度(新築住宅を建設するとき、事業者倒産などで工事が中断した場合完成までサポートする制度)」が使える施工会社を選ぶのがおすすめです。
R+houseでは、お客様がマイホームで長く快適に暮らすために、定期点検・メンテナンスなどのアフターサポートメニューを充実させています。60年間にわたってマイホームを守る、アフターサポートプログラムをご希望のお客様は、契約の際にR+house店舗で申し込みください。
東京都で注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店にお任せください
今回は、マイホームを維持するために必要な費用について紹介しました。注文住宅を建てるときは、住宅のデザインや品質にこだわりたくなってしまい、維持費がかかることをつい忘れがちに。家を建てたあとのコストも考えながら家づくりをすることが大切です。
R+houseネットワークの工務店では、デザイン性と機能性に優れた住宅を、お客様の手の届くコストでご提案します。東京都内のエリアで注文住宅を建てたいと思っている方は、是非R+houseネットワークの工務店までご相談ください。
>>東京都でランニングコストを抑えられる注文住宅が叶う「R+house」についてはこちら