山口県で注文住宅を建てる際の建築相場は?
国税庁が公表する資料によると、山口県の木造建築費用は約73.6万円/坪(22.3万円/㎡)です。全国平均は約68万円/坪(20.7万円/㎡)であるため、山口県の建築費用は全国平均よりもやや高めであることが分かります。
続いて、山口県の土地代についてです。山口県の住宅地地価公示価格は、34,944円/㎡であり、坪単価にすると115,315円となります。これらを踏まえて、仮に山口県内の50坪(約165㎡)の土地を購入した場合「115,315円/坪×50坪」で計算すると、土地代は約577万0円。平均建坪である35坪の木造住宅を山口県内で建てる場合は、「735,900円/坪×30坪」で建築費用は約2,208万円となります。結果、山口県において、土地代と建築費用を合わせた総額は、およそ2,785万円となるでしょう。
参考元:国税庁|地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり)【令和6年分用】参考元:地価公示・地価調査【地価公示2024年(令和6年)】
【建築費用・土地代以外】注文住宅を建てる際にかかる費用
山口県の平均年収
住宅金融支援機構が公表している資料によると、2023年山口県の平均年収は約780万円となっています。全国平均の約629万円と比べると、山口県の平均年収は全国平均よりも高いことがわかります。
参考元:住宅金融支援機構|2023年度集計表
年収を踏まえて組む住宅ローン!月々の返済額の目安
現在、日本は「超低金利時代」といわれています。住宅ローンは、史上最低水準が続いているため、注文住宅を建てる際に住宅ローンを活用する人は多いでしょう。
住宅ローンを借りる際、ポイントとなるのが現在の年収でどの程度のローンが組めるのか、無理なく月々の返済ができるのかという点です。月々の返済額を検討するための指標に「返済負担率」があります。返済負担率とは、「年収に占める年間返済額の割合」を指し、負担率が小さいほど余裕を持って住宅ローンを返済できます。一般的に理想とされている返済負担率は20~25%以下です。
山口県の平均年収で見てみると、仮に年収780万円なら月々の返済額の目安は、「13~16万円」程度となります。
なお、住宅ローンにおいてローンを組む際の年齢も重要です。ほとんどの金融機関が、「最長35年」と、住宅ローンの返済期間が設定でき、完済年齢が80歳以下とされています。そのため、住宅ローン審査は、80歳になるまでに完済可能かどうかもポイントの一つです。
国土交通省のデータでも、注文住宅を建てた世帯の年齢の割合は、30歳代が多く、ローンを組む年齢も考える必要があるでしょう。
以下では、年収780万円の世帯を例にあげて、どの程度借りられるのか表にまとめました。
返済負担率 | 借入可能額 |
20% | 4,245万円 |
25% | 5,307万円 |
※条件:元利均等、頭金なし、金利1.5%、返済期間35年
参考元:住宅金融支援機構|2023年度集計表参考元:国土交通省|令和4年度住宅市場動向調査報告書
家づくりでコストを抑えるポイント3つ!
家づくりでコストを抑えるポイントは以下の3つです。
・住宅の形
・間取り
・水回りの設備
住宅の形
住宅の形は、コストを抑えるのに注目すべき点でしょう。まずは、外壁の凹凸や柱を少なくできる総2階などのシンプルな家は、デザインが凝っている家よりも建築費用を抑えられます。
また、外壁の凹凸が多くなるほど、補強が必要になりその分費用がかかるため、四角い形の住宅のほうが安くなります。「どうしてもこの形にしたい」というこだわりがなければ、コスト面を考えて住宅の形はシンプルにするのがおすすめです。
間取り
住宅の間取りに注目するのもコストダウンには必要です。まずは部屋数について。住宅において部屋数が増えるほど、建具や壁が必要となりコストがかかります。なるべく建築コストを抑えたいと考えるなら、部屋数を少なくするのがおすすめです。
例えば、将来子供部屋にする予定の部屋は、子供が小さいうちは使わないケースも多いはず。その場合、子供部屋は一つにしておいて、成長して部屋を与える時に間仕切りを入れられるような工夫を施しておくと良いでしょう。
また、新築に和室を設置したいという方もいますが、和室は洋室よりも材料費や工事費がかかる傾向にあります。実際、和室を設置しない場合、数百万単位で節約が可能とされています。
そのほかにも、費用のかかりやすい窓やドア、収納スペースなどを減らすことでコストを抑えられるでしょう。
>>参考コラム:注文住宅にはなぜりんご型の間取りが良い?メリットや設計時の注意点を解説
水回りの設備
キッチンや洗面所、トイレといった水回りをなるべく近い位置に集約するのもコストを抑えるのにおすすめです。水回りを集約し配管を近くすることで、工事費が安くなり住んでからのメンテナンスもしやすくなるのです。
また、水回りがまとまっていると、家事動線の効率化を図ることにも繋がるため、家事をする主婦にとってもメリットは大きくなるでしょう。
なお、水回りの設備のなかでもキッチンは、素材のランクを下げることでコスト削減になります。キッチンのランクにこだわるだけで、数百万単位で金額が変わる場合もあるため、ランクを見直すのも良いでしょう。
注文住宅を建てる際に外せないコストを抑えるポイント
本州の最西端に位置する山口県は、全体的に太平洋側気候ではありますが、日本海側に関しては冬季にくもりの日が多く、積雪量も多めの地域です。年間の平均気温も13℃前後と寒冷な気候といえます。
瀬戸内海側は、一年を通して雨量が少なく、年間の平均気温が15℃前後と比較的暖かい気候といえます。
そんな山口県で注文住宅を建てる場合、断熱性と気密性を意識した家づくりをするのがポイントです。特に日本海側北部の地域は、寒冷な気候で冬季は積雪量が多くなるため、室内の断熱性や気密性の維持は重要な要素となるでしょう。
R+houseネットワークでは、高性能を追求した高断熱高気密な住宅の提供を可能にしており、国の基準を上回る性能が標準仕様となります。
山口県での家づくりは、資金計画のことを考えてコストを抑えることも大切ですが、高性能な家づくりをすることも外せないポイントといえるでしょう。
>>参考コラム:注文住宅を建てるなら性能が重要!住宅性能の種類からメリットまで解説
山口県でコストを抑えつつ高性能な注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店へ!
「こだわりの夢のマイホーム」を実現できるのが注文住宅の魅力といえます。しかし、家づくりのためには、資金計画がとても大切であり、自分の年収に合った家づくりをしていく必要があるでしょう。
R+houseネットワークでは、高性能かつコストを抑えた住宅の提供を可能にします。さらに、コストを考慮しつつ、施主様の希望に添ったデザイン性のある住宅を建築家とつくれます。山口県で注文住宅を検討している方は、R+houseネットワークの工務店にご相談ください。
>>山口県で無理のない予算で建てられる注文住宅!R+houseネットワークのコストのしくみについてはこちら