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注文住宅にワークスペースは必要?メリット・デメリットと間取りの事例をご紹介

更新日 2024.08.16 / 公開日 2024.03.01
#趣味室 #ワークスペース

注文住宅で多いワークスペースの事例。自宅にワークスペースがあれば、さまざまな用途に活用でき、暮らしの満足度も向上します。しかしきちんと間取りを計画しなければ、空間を無駄にしてしまうことも。今回はワークスペースのメリット・デメリットとともに、ワークスペースを快適にするコツや施工事例をご紹介します。

キッチン横の仕事スペース
目次
ワークスペースは「書斎」と似ていますが、異なるのは用途の幅の広さです。書斎は個人が使うひとつの部屋であるのに対し、ワークスペースの使い方はさまざま。まずは代表的な用途をご紹介しますので、参考にしてみてください。
近年リモートワークやWeb会議などが普及し、自宅で仕事をされる方が増えました。リラックスしてしまいがちな自宅で効率的に仕事を進めるには、集中できる環境が必要です。
カフェなどの公共の場では気になるセキュリティ面も、自宅のワークスペースなら不安が残りません。また勤務形態が在宅でない方でも、仕事を持ち帰って作業を行う際に活躍します。
ミシンや画材を使った制作活動、パソコンゲームや読書など、デスク上で行う趣味を持っている方にはワークスペースがぴったりです。ワークスペースは使う人が定められていないため、間取り次第では大人から子どもまで自由に使えるのが魅力。また家計簿や書類の記入といった、ちょっとした作業を行うスペースとしても便利です。

家小物の上の天秤棒とメリットとデメリットの文字
写真②家小物の上の天秤棒とメリットとデメリットの文字-min.jpg 90.69 KB

ワークスペースを採用することで得られるメリットをご紹介します。
ワークスペースには、書類やデスクまわりでよく使う道具を一緒にしておくことがほとんどです。ものに特定の居場所があることで整理整頓がしやすく、リビングなどの共有スペースと仕切られていることで、ものが散らかりにくい環境に。また、もし作業を中断することがあっても、都度片付ける必要がありません。
ワークスペースの用途によりますが、パソコンを置けるほどのスペースがあれば十分仕事や作業を行えます。デッドスペースをうまく利用することで、コンパクトな住宅でも取り入れることが可能です。
ワークスペースは家の中でもさらにプライベート感のある空間。使い勝手のよさを追求したり、落ち着く内装にしたりと、好みのデザインやレイアウトを実現しやすいでしょう。自分だけの特別な空間は、仕事や作業のモチベーションも上がります。
続いて、ワークスペースのデメリットを見ていきましょう。
せっかくワークスペースを設けても、使いにくいと感じることで使用頻度が下がる場合があります。また個室でない限りほかの空間との境界はあいまいなので、家族の生活音が気になって集中できないこともあるでしょう。
ワークスペースの広さやこだわり、使いたい建材によってはコストが増える場合があります。例えばデスクや収納棚を造作にするのか、既存の家具を使うのかによっても費用が変わります。
ワークスペースを個室にしたり扉で区切ったりすると、家族の存在を感じにくく、またこもりっきりになり家族との会話が減る場合があります。仕事と家族の時間のバランスを考え、間取りを工夫しましょう。
ワークスペースを活かすには、使い勝手をよくすることがポイントです。快適なワークスペースにするために、コツを押さえておきましょう。
ワークスペースのスタイルは家族構成や仕事・趣味の内容によってさまざまです。静かな空間がいいのか、それとも子どもを見守りながら作業ができる空間がいいのかによっても間取りのプランニングが異なります。使う人や使う時間、どんな目的で取り入れたいのか明確にすることがポイントです。
ワークスペースは多くのものを置くことが予想されます。パソコンひとつとっても、モニターやプリンター、コードなど周辺機器でごちゃつきがち。また必要な本や書類、文房具がすぐ手にとれると作業効率も上がるものです。ワークスペースを利用するシーンを思い浮かべながら、最適な収納を計画しましょう。
ワークスペースのコンセントはパソコンを使う方には必須ですが、照明や充電器、冷暖房器具などコンセントを必要とする製品を使用することも想定しておきましょう。コンセントの位置次第で配線がすっきりするほか、手元の高さに合わせるなどの工夫で使い勝手も向上します。
ワークスペースだからと用途を仕事や趣味に限定すると、将来的に使わなくなる可能性もあります。子どもの学習スペースや家事スペースとしても使えるような間取りにしておくと、空間を無駄にしなくて済むでしょう。今は個室として使いたい場合でも、手軽に撤去できる間仕切り壁などで工夫すれば、用途が変わった際に開放的な空間に変えることも可能です。
ワークスペースの間取りは主に個室・半個室・オープンの3タイプに分けられます。弊社の施工事例とともに、それぞれの魅力をお伝えしましょう。

押し入れのような落ち着いた書斎
写真③押し入れのような落ち着いた書斎-min.jpg 69.97 KB

個室タイプはワークスペースと生活空間を完全に区切りたい方に適しています。また生活音や家族の声も気にしたくない場合は、防音パネルを設置するなど防音対策をするとより効果的。

こちらの事例は一見収納スペースのように見えますが、実は寝室に設けた個室タイプのワークスペースになっています。

掘りごたつスタイルの書斎
写真④掘りごたつスタイルの書斎-min.jpg 92.15 KB

中は掘りごたつのようなスタイルになっており、落ち着いた空間で趣味の読書を楽しめます。上部に棚を設けることで、限られた空間でも十分な収納力が実現しました。

白を基調とした寝室と、ダークトーンでまとめられた内装のワークスペースはまるで別世界。おこもり感のある自分だけのプライベート空間が魅力的です。

仕切りで緩やかに仕切られた半個室のワークスペース
写真⑤仕切りで緩やかに仕切られた半個室のワークスペース-min.jpg 71.92 KB

個室より解放感がある空間で、適度に集中したい方におすすめの半個室タイプ。仕切りなどを用いて、ゆるやかにワークスペースを仕切ります。こちらの事例はワークスペースをガラスの扉で仕切ることで、家族の気配を感じながら集中して作業を行うことが可能に。

リビングとの間にガラス扉で仕切られた書斎
写真⑥リビングとの間にガラス扉で仕切られた書斎-min.jpg 89.11 KB

またワークスペースがリビングに面していることで、家事と作業の両立もできます。ワークスペース内に設けた収納はリビングから死角になって見えないため、家族団らんの空間はいつもすっきりとした状態で過ごせるのもメリットです。

ロフトに設けられた書斎
写真⑦ロフトに設けられた書斎-min.jpg 92.21 KB

オープンタイプは、解放感をより求めたい方や、ワークスペースをフレキシブルに利用したい方向けです。レイアウトの自由度が高く、LDKの一部や階段下など家族の共有スペースに設置するのが一般的です。

こちらの事例はLDKと同じ空間にロフトをつくり、ワークスペースにしています。目線の高さを変えることで、家族との会話を楽しみながら作業もできる工夫がされた間取りです。

床座スタイルのワークスペース
写真⑧床座スタイルのワークスペース-min.jpg 90.51 KB

ワークスペースは床座スタイルで、デスクの高さに合わせてコンセント位置が計画されています。ロフトの下は収納になっており、空間を最大限活かした設計です。
注文住宅で人気のワークスペース。デッドスペースを利用しやすく、限られた空間でも取り入れやすい間取りです。目的や過ごしたい環境を考慮して、快適なワークスペースを手に入れましょう。
R+houseネットワークの工務店ではそれぞれの叶えたい理想の暮らしを、専属の建築家がヒアリング。建築家の視点ならではの、デザイン性と実用性を両立させた最適なプランをご提供します。ぜひ家づくりの悩みやご要望をお聞かせください。

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