愛知県のハザードマップを確認
愛知県が公開しているハザードマップを災害別に解説します。災害が発生しやすい場所も合わせて見ていきましょう。
地盤ハザードマップ
水害ハザードマップ
愛知県においては、洪水浸水想定区域を28河川指定しています。今回は、流域面積が大きい河川であり、洪水によって重大な損害がある区域である「洪水予報河川」に注目してみてみましょう。区域は以下の通りです。
洪水予報河川 | 地域 |
庄内川水系 新川 | 名古屋市、清須市、北名古屋市、豊山町、あま市、蟹江町、大治町 |
日光川水系 日光川 | 名古屋市、一宮市、稲沢市、津島市、愛西市、弥富市、あま市、蟹江町、飛島村 |
天白川水系 天白川 | 名古屋市 |
境川水系 境川 | 豊明市、大府市、東浦町、刈谷市、知立市、豊田市 |
境川水系 逢妻川 | 豊明市、大府市、東浦町、刈谷市、知立市、豊田市 |
名古屋地区エリア、尾張中西部・海部地区エリア、知多地区エリア、西三河エリアの一部地域において、河川が氾濫した際に水害による被害が大きいことが分かります。2000年の9月に起きた「東海豪雨災害」では、名古屋市西区の新川周辺で大規模な浸水が発生しました。
洪水浸水想定区域においては、大雨による堤防の決壊・河川の越水が起きた場合に床上・床下浸水が生じる可能性があることを想定してください。
参考元:愛知県|愛知県 洪水浸水想定区域図参考元:名古屋地方気象台|平成12年(2000年)9月11日~12日東海豪雨
津波ハザードマップ
愛知県は令和元年7月30日に、26市町村を津波災害警戒区域に指定しました。区域は以下の通りです。
名古屋市(中村区・瑞穂区・熱田区・中川区・港区・南区・緑区)、豊橋市、半田市、豊川市、津島市、碧南市、刈谷市、安城市、西尾市、蒲郡市、常滑市、東海市、大府市、知多市、高浜市、田原市、愛西市、弥富市、あま市、蟹江町、飛島村、阿久比町、東浦町、南知多町、美浜町、武豊町 |
愛知県においては、大きい津波が発生した際に、生命の危険がある地域がかなり多いことが分かります
。特に、愛知県の太平洋に面した三河湾沿いの地域、名古屋地区エリア、尾張中西部・海部地区エリアの沿岸部に広く被害が生じる恐れがあると予想されています。1945年に発生したマグニチュード6.8の「三河地震」では、三河沿岸部で小規模ながらも津波を観測しているというデータも。津波災害警戒区域に指定されている、海に近いエリアには気をつけましょう。
参考元:愛知県|津波災害警戒区域の指定について参考元:内閣府|第4章 三河地震の災害の概要
愛知県の地震による液状化リスクは?
愛知県で注文住宅を建てるならどこのエリアがおすすめ?
ハザードマップから考えると、愛知県内では三河湾沿岸部・三河山地の麓を中心に災害による被害を多く受けています。また、名古屋地区においては水害・液状化のリスクがあります。
そのため、災害による被害を避けたい場合は、愛知県の尾張北東部地区エリアやその他エリアの高台に注文住宅を建てるのがおすすめ。名古屋市であれば「星ヶ丘(名古屋市千種区)」、豊田市であれば豊田市美術館のある「小坂本町」などが高台です。注文住宅の土地選びでは、その場所が高台かどうか確認しておきましょう。
愛知県で家づくりをする際の災害対策
ハザードマップや液状化現象についての項目で確認した通り、愛知県では過去に大雨や地震など災害よる被害が多く発生しています。特に、「南海トラフ地震」が発生した場合、広範囲で震度6弱を計測し、津波・土砂崩れ・液状化現象・建物倒壊などの恐れがあるとされています。注文住宅を建てる際に注意したい具体的な災害対策を見てみましょう。
参考元:愛知県|南海トラフ地震について
水害対策
地震対策
地震対策には、揺れに耐える「耐震構造」、揺れを吸収する「制震構造」、揺れを伝えにくくする「免震構造」の3つがあげられます。ホームメーカーや工務店によって、地震に対する建物の強度を示してしている「耐震等級」の基準が異なるので、確認しておくのも大切です。地震で起きてしまう液状化を防ぐには、振動を抑えたり、地盤内の水を抜いておいたりする「地盤改良」が有効です。
R+houseネットワークの工務店では、事前に地盤を調査して地盤改良を行い、建築士が建物の強度をしっかりチェックします。さらに、耐震等級3の最高等級を基準としており、強い揺れでも崩壊しないような家づくりをしています。注文住宅を建てる際には、R+houseネットワークの工務店に是非ご相談ください。
>>参考コラム:耐震とは?快適な暮らしに必要な耐震の知識|メリット・デメリットも解説>>参考コラム:耐震等級が高い住宅のメリットとは?地震対策の3つの工法についても紹介
愛知県で被災した際に受けられる保険・保証
愛知県では、被災した方に迅速な支援ができるように被災者支援・相談窓口を設置。個人に対しては、生活安定のための支援金や税金の減免、事業者に対しては融資制度を設けるなどの措置を取っています。
住宅に関しては、罹災証明を交付された場合に住宅金融支援機構が支援金を融資してくれる制度も整えています。参考元:愛知県|被災者支援・相談窓口
愛知県で注文住宅を建てる際には土地選びを重視して
ハザードマップを見て分かった通り、愛知県は水害・地震などによる災害被害に注意が必要な土地です。注文住宅を建てる際には災害の発生が少ないエリアや高台を確認して、場所選びをするといいでしょう。R+houseネットワークの工務店では、地盤を調査して地盤改良を行うほか、面で建物を支える耐震パネル構造も採用。
災害に強く、長く住み続けられる家づくりを行っています。愛知県で注文住宅を建てる際には、R+houseネットワークの工務店に是非ご相談ください。
>>愛知県で安心安全なマイホームが建てられる、R+houseネットワークの高性能住宅について詳しくはこちら