群馬県にある地方銀行や信用金庫(金利情報:2024年11月末時点)
群馬県内には住宅ローンを取り扱う地銀や信用金庫が多数あります。しかし金融機関によって金利が異なるため同じ金額を借りても返済額に差が生じてしまうのです。
総返済額を少しでも安くするために、さまざまな金融機関の住宅ローンを事前に調べておきましょう。
群馬銀行
群馬銀行は群馬県前橋市に本店を構える地方銀行です。前橋市をはじめ、高崎市や伊勢崎市、富岡市など群馬県全域で営業を行なっています
。国内には159の店舗があり、群馬県内での住宅ローンシェア率はトップクラス。そんな群馬銀行で取り扱う住宅ローンはさまざまで、固定金利や変動金利を選べる基本的な住宅ローン「金利選択プラン」や、夫婦で借りられる「夫婦連生団信付住宅ローン」、親子二世代で借りられる「親子二世代住宅ローン」などが用意されています。中でも、多様なニーズに応えられる複合型住宅ローン「DUALロード」は、変動金利と固定金利を組み合わせられたり、普通の団信保険にがん保障特約を組み合わせられたりできるのが特徴。さまざまなリスクヘッジに対応しているので、いろいろ組み合わせて検討してみるといいでしょう。
以下に、基本的な住宅ローン「金利選択プラン」を新規で借りる際の金利をまとめました。
金利 |
当初期間重視コース |
全期間重視コース |
変動金利 |
ー |
年0.775% |
固定金利(3年) |
年1.125% |
年1.500% |
固定金利(5年) |
年1.275% |
年1.600% |
固定金利(7年) |
年1.375% |
年1.800% |
固定金利(10年) |
年1.475% |
年1.950% |
固定金利(15年) |
年1.675% |
年2.550% |
固定金利(20年) |
年1.750% |
年2.900% |
※2024年11月末時点の適用金利です。※保証料一括前払方式の場合
参考元:群馬銀行|商品ラインアップ
東和銀行
前橋市に本店を置く第二地方銀行の東和銀行。
国内に91店舗を構え、その大半が群馬県と埼玉県に集中しています。住宅ローンの金利タイプは、借入から返済終了まで金利優遇幅(店頭表示金利から一定の金利幅での割引)が変わらない「完済までず~っと楽々プラン」と、借入当初に金利優遇幅が大きい「最初にビッグな割引プラン」の二つ。商品は多くありませんが、給与振込指定で金利が0.1%割引されたり、他の金融機関のローンを一つにまとめられたりといった特徴があります。また、コンパクトマンションやセカンドハウス購入時に利用できる「住宅ローン・ワイド」では事務費用(保証料・手数料・印紙代・火災保険料・登記関係費用等)も住宅ローンに含められるのも魅力です。
金利タイプ |
完済までず~っと楽々プラン |
最初にビッグな割引プラン |
固定金利選択型3年 |
年1.550% |
年1.400% |
固定金利選択型5年 |
年1.650% |
年1.500% |
固定金利選択型7年 |
年1.850% |
- |
固定金利選択型10年 |
年2.000% |
※年1.550% 年1.850% ※基準によって変動あり |
変動金利型 |
年0.765%~年1.025% |
- |
※2024年11月末時点の適用金利です。
参考元:東和銀行|住宅ローン
しののめ信用金庫
富岡市に本店を置くしののめ信用金庫は53の支店を持っており、群馬県をはじめ埼玉県や長野県で営業を行なっています。住宅ローンは、保証会社を介さない「かなエール」、しんきん保証基金の保証が付いた「わが家」、全国保証の保証が付いた「住まいるいちばんネクストⅤ」などがあります。
金利タイプ |
かなエール |
わが家 |
変動金利型 |
年0.765% |
年0.845% |
固定金利 3年 |
- |
年1.40% |
固定金利 5年 |
- |
年1.50% |
固定金利 10年 |
- |
年1.85% |
※2024年11月末時点の最優遇金利です。
参考元:しののめ信用金庫|住宅ローン
いくら借りたらどのくらいの返済額になる?
住宅ローンを利用する際は、借入額に対する返済額がどのくらいになるのかを把握しておくと、返済スケジュールを立てやすいでしょう。ここでは群馬銀行で住宅ローンを組んだ場合を想定し、返済額シミュレーションをまとめました。
金利タイプ |
借入額2,000万円 毎月返済額 |
借入額3,000万円 毎月返済額 |
変動金利型(0.775%) |
54,384円 |
81,576円 |
固定金利期間3年(1.5%) |
61,236円 |
91,855円 |
固定金利期間5年(1.6%) |
62,221円 |
93,331円 |
固定金利期間7年(1.8%) |
64,218円 |
96,327円 |
固定金利期間10年(1.95%) |
65,740円 |
98,610円 |
固定金利期間15年(2.55%) |
72,036円 |
108,054円 |
固定金利期間20年(2.9%) |
75,858円 |
113,787円 |
※2024年11月末時点
※ボーナス返済金額0円
※返済期間35年
住宅ローンの借入額は「返済比率(年収に占める年間返済額の割合)」が目安となり、各金融機関は返済比率をもとに購入者の借入額を決めていきます。
金融機関の多くは返済比率を約30〜40%に設定していますが、これはあくまでも「借りられる上限」です。無理なく返済していくには、約20〜25%を目安にしましょう。
R+houseでは、資金計画の相談も可能です。ライフプランなどを考慮し、住宅ローンの商品のご提案もさせていただきます。
参考元:群馬銀行|住宅ローン お借入れシミュレーション>>参考コラム:【群馬県】注文住宅の建築費用相場と坪単価!年収をふまえた住宅ローンは?>>参考コラム:住宅ローンは金利が大事!0.1%の違いで返済額はどのくらい変わるのか解説
住宅ローンを組む際の流れや注意点
ここからは、住宅ローンを組む際の流れや注意点をご紹介します。
住宅ローンを契約するまでの流れ
住宅ローンを利用する場合、基本的に以下の流れで進んでいきます。
ステップ1.仮審査の申し込み
ステップ2.仮審査の結果通知
ステップ3.本審査の申し込み
ステップ4.本審査の結果通知
ステップ5.住宅ローン契約
ステップ6.融資実行
一般的に仮審査の申し込みから仮審査の結果通知が届くまでに約1週間かかります。また仮審査を通り、本審査の申し込みから本審査の結果通知が届くまでの期間は10日〜2週間前後が目安です。
住宅ローンの仮審査の申し込みから融資実行までは約1ヶ月半を要します。もし契約書類に不備があった場合は融資実行が間に合わず、家の引き渡しが遅れてしまうことも考えられます。住宅ローンの契約をスムーズに進めるためにも、事前に必要書類などを確認しておくと安心です。
住宅ローンに組み込めない費用とは?
注文住宅を建築する際は、建物本体や土地の他に多くの費用がかかりますが、費用すべてを住宅ローンに組み込めるわけではありません。住宅ローンは基本的に「家を建築するために必要な費用である」とされています。
<住宅ローンに組み込める費用>
・土地の取得費
・本体にかかる工事費
・別途工事費(太陽光発電設備や条件付きの外構など)
・設計管理費
・オプションを追加した場合の費用
・諸費用(事務手数料や保証料など)
<住宅ローンに組み込めない費用>
・固定資産税や都市計画税、不動産取得税などの税金
・引越し費用
・家具や家電の購入費用
・エクステリア・外構費用
余裕があるなら頭金を用意しよう
団体信用生命保険(団信)の検討も必要
団体信用生命保険(団信)とは、「契約者に万が一のことが起こった際に備える保険」のこと。団信に加入しておくと、住宅ローン契約者が死亡したり、高度障害状態となったりした場合、住宅ローンの残高を支払う必要がなくなります。
団信に加入していないと、契約者に万が一のことがあった場合は家族が住宅ローンを返済しなければなりません。
団信への加入は必須ではありませんが、もしもの時に家族を守るためにも加入を検討しましょう。
群馬県で注文住宅や住宅ローンのご相談ならR+houseネットワークの工務店へ