北海道は水害リスクが高い?地勢をチェック
ハザードマップで見る北海道の災害リスクが高いエリア
予期せぬ自然災害に備えて、ハザードマップでは災害リスクの想定エリアを確認できます。北海道で水害や地震、津波それぞれのリスクが高いエリアを確認しておきましょう。
水害・土砂災害リスクが高いエリア
地震・液状化リスクが高いエリア
液状化とは、地震による揺れで地盤が液体状になる現象です。原因はさまざまですが、造成地や扇状地など土の成分や砂の大きさが揃った地盤に、地下水が満たされたときに起こるとされています。
液状化が起こると、木造住宅は傾いたり沈下したりするため、地盤が固い土地を選ぶことが重要です。ハザードマップからは、水害が起こりやすい地域とほぼ同じ範囲で液状化リスクがあることが読み取れます。過去には、2018年9月の北海道胆振東部地震で最大震度7を観測し、札幌市清田区里塚地区の一部道路が液状化によって陥没。住宅や道路に大きな被害があり、亡くなった方も多くいます。なお、里塚地区の地盤はこの経験により対策がとられ、現在は安心して暮らせるエリアになっています。
参考元:国土交通省|重ねるハザードマップ参考元:札幌管区気象台|平成30年北海道胆振東部地震
津波リスクが高いエリア
北海道で受けられる災害支援制度は?
自然災害は、一生のうちいつどこで起こるのか予測できません。
北海道で万が一被災してしまった場合は、災害支援制度を利用しましょう。北海道では、災害により亡くなった方の遺族に対する「弔慰金」と、災害により重傷を負った方本人に「見舞金」を支給しています。金額は、災害応急対策等業務従事中の方で死亡した場合は20万円、重症を負った場合は10万、それ以外の被災者は死亡した場合10万円、重傷者は5万円です。
また、家屋および借家で被災した世帯主には、「北海道住家被害見舞金」制度も。自己所有の家の場合、半壊で10万円、全壊で20万円が支給されます。
参考元:北海道総務部危機対策局危機対策課|北海道の支援制度について
北海道で注文住宅を建てるなら?おすすめ居住エリア
北海道でおすすめの居住エリアは、地盤が強く、高台にあり、海や川、山に近すぎない地域と言えます。さらに、生活する上での利便性もエリア選びにおいては欠かせません。今回はハザードマップをもとに、洪水、土砂災害、地震、液状化、津波の影響を受けにくく、住みやすいエリアをピックアップしました。是非今後の家づくりにお役立てください。
函館市南部の一部エリア
函館市は今後30年以内に大地震が起きる可能性が4.5%と全国的にも低く、北海道で唯一新幹線が開通しているなど安全性・利便性のどちらも高いエリアです。南部は市街地になっており、沿岸部は津波の心配があるものの、内地を選択することで津波によるリスクを避けられます。
特に、杉並町周辺は災害リスクも少なく、路面電車も通っているため住みやすいエリア。そのほか、日吉町や東山、神山、美原など山側に行くほど水害が少ないエリアになります。ただし、川沿いや山の法面付近は土砂崩れのリスクが高まるため、ハザードマップの確認が大切です。
札幌市の山地・丘陵地
札幌市も今後30年の間、震度6弱を超える地震発生の確立が3%未満と、函館市同様被災リスクが低いエリアです。また、都市部ということもあり、インフラや交通網では不便を感じないでしょう。一方で、札幌市の中心部は浸水や液状化のリスクが高めです。
しかし、南区や西区の山地・丘陵地を選べば、浸水や液状化リスクを避けながらも市街地へのアクセスがしやすく、安全性とほど良い利便性を両立させることができます。
ただし、札幌市も山のふもとは土砂崩れの危険性が高まります。下調べをしっかりし、理想的なエリアを見つけましょう。
注文住宅だからこそできる災害対策とは?
北海道の地震・水害に強い家づくりはR+houseネットワークの工務店へお任せください
北海道で注文住宅を建てる際は、水害や地震などの自然災害と向き合う必要があります。しかし、下調べと対策を入念にしておけば、安心できる住まいを実現させることが可能です。ハザードマップで見る土地の環境や予算を考慮しながら、楽しんで家づくりを行いましょう。R+houseネットワークの工務店では、自然豊かな北海道の気候や土地に最適な住宅を、建築家によってプランニングしています。長く、快適に暮らせる住まいをつくりたいとお考えの方は、是非R+houseネットワークの工務店までご相談ください。
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