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注文住宅の基礎知識

注文住宅の相場はどのくらい?費用の内訳や予算計画を立てる際のポイントも!

更新日 2025.02.13 / 公開日 2025.02.13
#一戸建て #注文住宅 #コスト #新築 #マイホーム

注文住宅の費用相場は、おおよそ4,000万円です。費用には、建築費用のほか土地取得費用や諸費用なども含まれます。しかし、注文住宅にかかる費用はどのくらいの広さの家を建てたいか、どこに家を建てるのかなどによって幅があります。今回は、注文住宅の費用相場のほか、内訳や予算計画を立てる際のポイントなどをご紹介。注文住宅を建てることを検討している方は、是非参考にしてください。

白のカウンターキッチンと木目のリビングダイニング
目次

模型の家と解説する作業服の男性
写真②模型の家と解説する作業服の男性-min.jpg 89.56 KB
注文住宅は、住宅の構造や木材の種類、窓の仕様など家づくりのさまざまな項目について、依頼する方が自由に選択できる住宅のことです。間取りや外観、トイレ、キッチン、外壁の色などを自由に決められるため、自分だけのマイホームを建てられます。また、予算面でも自分たちに合わせて調整できるのがメリット。しかし、こだわりのマイホームを建てるために理想を盛り込みすぎてしまうと、予算オーバーになるケースは少なくありません。さらに土地探しからスタートする場合は、土地と建物の費用のバランスも考えなければならず、より綿密に資金計画を考える必要があります。理想の注文住宅を手に入れるためには、相場を把握しながら、自分たちに合った予算を検討することが大切でしょう。

>>参考コラム:注文住宅と建売住宅の違いとは?メリットやデメリットを解説します

円グラフお家とお金を数える男性
写真③円グラフお家とお金を数える男性-min.jpg 81.07 KB
始めに、注文住宅にかかる費用の内訳を見ていきましょう。注文住宅にかかる費用は、建物そのものにかかる建築費用だけではありません。このほかに、土地取得費用や諸経費が含まれます。
注文住宅を建てる際に土地を持っていない場合は、土地取得費を予算として確保しておかなければいけません。土地取得の際は、土地そのものの代金以外に仲介手数料や印紙税といった諸経費が発生します。諸経費は、土地代金の総額の6~10%を確保しておきましょう。土地取得の際にかかる諸費用の内訳は、以下の通りです。

・仲介手数料
・印紙税
・手付金
・不動産取得税
・登記費用 など


なお、土地代金が高くなるほど仲介手数料や印紙税が上がるなど、土地の条件によってより多くの諸費用が多くかかることがあります。また、土地と建物の費用バランスは、「30~40%:60~70%」が理想といわれています。無理のない予算の中で理想とする土地探し・家づくりを進めたい場合は、土地探しの段階から施工会社に相談するのも1つの方法です。

>>参考コラム:注文住宅を建てたい!土地探しに大切な3つのポイントや注意点を解説
建物の本体価格は、工事費用と別途工事費用に分けられます。工事費用は、建物の本体にかかる費用のうち70~80%程度。基礎やハリ、柱などの構造部分や内装・外装、設備など、建物本体にかかる費用が含まれます。具体的には、以下のようなものが工事費用に分類されます。

・基礎工事
・屋根
・外壁
・内装工事
・土台工事
・構造体
・ガラスサッシ工事
・断熱、気密工事
・木製建具、金物工事
・電気、水道、配管、空調工事
・設備工事
・防腐・防蟻処理
・設計にかかる費用 など


別途工事費は、建物本体以外にかかる費用のことで、建物の本体価格の15~20%程度を占めます。具体的には塀や庭、門といった外構工事や電気やガスなどライフラインの引き込み工事などが含まれます。また、地盤調査や地盤の改良工事も工事費用に含まれるものです。注文住宅の費用を考える際は、建物の本体価格だけではなく、別途工事費用も念頭において予算立てをすることにより、想定外の出費を抑えられます。
注文住宅を建てる際は、土地取得費と建物本体の価格以外にも税金や手数料などの諸費用が必要です。諸費用に含まれるものは、以下の通りです。

・印紙代
・建物の登記費用
・住宅ローンに関する手数料、保証料
・火災保険料、地震保険料
・固定資産税・都市計画税・不動産取得税
・地鎮祭、上棟式にかかる費用
・引っ越し費用
・家具家電購入費
など


諸費用の相場は、建築費用の10~20%程度といわれています。つまり、3,000万円の住宅を建てる場合は、300~600万円を想定しておく必要があります。注文住宅の予算に大きく影響するため、十分検討し準備しておきましょう。

>>参考コラム:注文住宅の購入には諸費用がかかる!項目や費用の目安を知っておこう

天秤に乗った家とお金のイラスト
写真④天秤に乗った家とお金のイラスト-min.jpg 64.74 KB
ここからは、交通労働省が発表している「令和5年度住宅市場動向調査 報告書」をもとに、注文住宅の本体価格と土地価格の相場を具体的に紹介します。
新築の注文住宅を購入した世帯の金額は、全国平均が約4,034万円でした。この中には土地購入費は含まれません。なお、新築の注文住宅は、延床面積の平均が35.15坪(116.2㎡)で、建築費用の平均坪単価は約114.8万円です。
土地取得費用の相場は、全国平均が1,929万円でした。敷地面積の広さは、平均69.06坪(228.3㎡)。平均坪単価は、約27.9万円です。土地購入費は、三大首都圏に絞ると平均金額が2,813万円になります。一方で、敷地面積は61.83坪(204.4㎡)と全国平均と比較するとやや狭くなり、平均坪単価は約45.5万円です。首都圏においては、土地取得に費用がかかりやすいことが分かるでしょう。

土地価格はエリアにより差が大きく、高いところでは1坪あたり160万円を超える地域もあるほどです。また、変動率が大きなエリアでは、前年度よりも17%以上価格が上がっていることもあり、購入したいタイミングで土地価格が変動している場合があります。土地を探すときは、国土交通省で提示している公示価格などを参考にして相場を確認しておくと良いでしょう。
上述した注文住宅と土地取得費用を合計すると、約5,963万円になります。しかし、この金額はあくまでも平均的なものです。建物の規模や建てるエリアなどにより費用は大きく異なるため、参考として頭の片隅におき、予算を考える際に役立ててみてください。

参考元:国土交通省|令和5年度 住宅市場動向調査 報告書
参考元:国土交通省|令和6年地価公示の概要

>>参考コラム:注文住宅の価格・費用相場は?土地あり・なしでどう変わる? 内訳や予算別の住宅イメージも
>>参考コラム:建売住宅と注文住宅の価格差を比較!それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説

ポイントの文字と色鉛筆
写真⑤ポイントの文字と色鉛筆.jpg 56.66 KB
ここからは、どのくらいの費用でどんな住宅が建てられるか、予算別の注文住宅の特徴を紹介します。
建築費として、2,000万円台の予算を確保できる場合は、工夫することで理想を取り入れた住宅を実現できるでしょう。ただし、平均よりもかけられる費用がやや低く、希望を詰め込みすぎてしまうと、あっさりと予算を超えてしまうことも。予算内に収めたい場合は、予算をかけたい部分と抑える部分をはっきりさせることが大切です。例えば、「システムキッチンはグレードの高いものを採用したいので、内装は控えめにする」「住宅性能にはお金をかけたいので、間取りをシンプルにする」といったような工夫が必要です。

また、建築費だけでなく、家具購入費など家づくり全体にかかる費用バランスを検討することが重要です。新しい家具は買わずに、その分「家の設備にお金を使いたい」というような振り分けをすることで、満足度の高い家づくりができるでしょう。そのためには、まず家族間で優先順位を話し合ってみてください。
3,000万円台の予算が確保できる場合は、理想の家づくりを実現しやすいと考えられます。ただし予算が3,000万円台前半の場合は、お金をかけたいところとコストを抑えたいポイントを見極めて、バランスを取りましょう。例えば、部屋によって床材を変えたり、内装と外装でグレードを調整したりするなど、メリハリを持って優先順位を立て、選択することが大切です。予算の中で実現できることとできないことを選択しなければならないため、プランが定まるまでに時間がかかることが想定されます。家族でどんな家づくりをしたいのか、どんなライフスタイルを望んでいるのかを考えるきっかけにもなるため、じっくりと話し合うと良いでしょう。
予算が4,000万円以上の場合は、理想のマイホームが手に入りやすくなります。設備や間取り、建材なども選択の幅が広がり、中庭や屋上を作るなど、こだわりのある自分だけのマイホームをデザインすることもできます。住宅性能も高められるため、太陽光発電システムやZEHなどの検討も可能になるでしょう。また、床暖房や全館空調、広い土間収納や階段下収納といった設備を取り入れて、快適性を高めることもできます。

ただし、選択の幅が広がるほどどんな家づくりにすれば良いか悩み、時間がかかってしまうことも。スムーズにプランを立てるためには、家族でしっかりと話し合い理想像をはっきりとさせておくことが大切です。重視したいポイントや間取り、欠かせない設備などを明確にしておくと良いでしょう。


なお、延床面積は30~38坪程度を確保した住宅を建築できます。3~4人の家族向けの住宅としては一般的な広さで、それぞれの家族やライフスタイルに合わせた間取りを取り入れやすいといえるでしょう。
ここでは、R+houseネットワークの工務店で建てられた注文住宅の事例を紹介しましょう。

コの字型の平屋
写真⑥コの字型の平屋.jpg 199.1 KB
夫婦2人と愛犬が暮らすコの字型の平屋は、外からの視線が気にならないように窓の高さが工夫されているのが特徴です。延床面積26.55坪の平屋には、趣味を楽しむためのこだわりがたくさん詰まっています。コの字空間は、エントランスと中庭が兼ねられており、リビングからもアクセス可能。趣味であるカヌーの手入れや薪を管理するのにぴったりの空間が広がっています。

>>施工事例:千葉県印旛郡「夫婦と愛犬の趣味を楽しむ平屋」

大きな窓があり開放的な2階建て
写真⑦大きな窓があり開放的な2階建て.jpg 184.69 KB
大きな窓と吹き抜けが印象的な延床面積33.77坪の2階建て住宅。2階にLDKが設けられており、明るいバルコニーも設置されています。オープンタイプのキッチンは、ダイニングテーブルと一直線につながり、家事動線にも配慮されています。スタディコーナーも近くに配置されており、家事をしつつ子どもの様子を確認できるのも魅力です。

>>施工事例:千葉県山武市「風景と重なる大きな窓の家」

スタイリッシュな2階建て住宅
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夫婦2人と子ども2人の4人家族が暮らす2階建て住宅は、空間を仕切る廊下を極力減らして、子どもにも目が届きやすい、子育てしやすいのが魅力です。キッチンやパントリー、洗面スペース、クローゼットなどは、家事動線を考慮した配置に。リビングやダイニングは、南側の庭に設置されたウッドデッキとつながり、空間に広がりを持たせています。

>>施工事例:茨城県取手市「夫婦と子供2人のこだわりキッチンの2階建て」

R+houseネットワークの工務店では、高いコストパフォーマンスをかなえるため、さまざまな工夫を取り入れています。例えば、高品質な部材をメーカーへ直接発注することで人件費や中間業者にかかる費用をカットして、価格を抑えて仕入れています。また、着工前に十分検討することで、効率よく建築を進められるのもポイント。完成までの時間を短縮し、人件費や経費削減にも努めています。R+houseネットワークでは、建築家と工務店がお客様の予算に合わせて、理想の住まいを手に入れるお手伝いをします。注文住宅を検討している方は、是非、お近くのR+houseネットワークの工務店にご相談ください。

>>参考コラム:建築家と注文住宅を建てる魅力とは? 3つのメリットと建築家住宅の実例

話し合ってリストを作る夫婦
写真⑨話し合いリストを作る夫婦-min.jpg 80.22 KB
家づくりをする際には、デザインや間取り、性能などを考えますが、予算を切り離して考えることはできません。家づくりにおける予算計画のポイントを見てみましょう。
家づくりをする際は、家族構成とライフスタイルに合わせて延床面積や部屋数を検討することが大切です。部屋数や延床面積は費用を大きく左右するポイントにもなります。坪数が大きくなればなるほど費用がかさみ、10坪違うと1,000万円以上も差が生じることがあるため、慎重に検討しましょう。

延床面積や部屋数を検討する際は、将来的に家族構成やライフスタイルがどのように変化するか考慮することが大切です。子どもが生まれたり成長して独立したりすると、その時々で必要な間取りや部屋数は変化します。ライフステージに合わせて部屋の用途を変更できるような工夫を取り入れることもポイントでしょう。このように長期的な視点で間取りや部屋数を考えると、適した延床面積が検討しやすくなります。
必要な土地の広さは、住宅の延床面積に応じて検討しましょう。延床面積が30坪の住宅を建てる場合、2階建て住宅にするのであれば、1階の床面積は15坪必要です。建ぺい率や容積率により、必要な土地の広さは変わります。また、庭や駐車場を確保するかどうかによっても左右されます。心地よく快適に生活できるのに必要な広さを、予算も含めて検討しましょう。
家づくりを進める際には、家を建てるエリアも考えなければいけません。土地探しをする際は、どんな生活環境で暮らしたいのかをはっきりさせましょう。通勤や通学にはどのくらいの時間がかかるか、買い物できるスポット、病院、駅などの利便性、日当たりなど、考慮すべき点はたくさんあります。住環境は、快適な暮らしのためには欠かせない要素であるため、十分検討したうえでエリアを絞りましょう。

ただし、予算との兼ね合いも大切です。土地にお金をかけすぎてしまうと、建物本体の費用を削ることになりかねません。土地探しから家づくりをスタートする場合は、前述したように予算のバランスを考慮しましょう。

>>参考コラム:注文住宅を建てるときに資金計画は必要?重要性と計画の立て方を解説
予算内で家づくりを進めるためには、家族の中で家づくりの優先順位をつけることが大切です。デザインや間取り、設備など、希望をすべて取り込んでしまうと、あっという間に予算オーバーになってしまいます。優先順位を考えるときは、デザイン、住宅性能、設備などから、自分たちにとって必要不可欠な部分はどこか考えてみましょう。今住んでいる住宅の中で、不満に感じている部分を洗い出してみることもおすすめです。

>>参考コラム:注文住宅のこだわりを予算内で叶えるには?優先順位や失敗事例をご紹介
予算内で満足できる注文住宅を建てるには、性能や価格のバランスが良い住宅会社を選ぶことも重要です。建築価格や坪単価は、住宅会社によりさまざまですが、相場よりも安い価格の住宅会社の場合、耐久性が低い建材を使用していることがあります。その場合、メンテナンスに費用がかかってしまい、住みはじめてから想定外のお金がかかってしまうことがあるでしょう。注文住宅は、長く住むことを想定して建てる方が多いと思います。住宅会社を選ぶときは、使用している建材や性能などをしっかりと確認しましょう。また、アフターサービスや補償内容も把握しておくと安心です。
住宅ローンを利用する場合は、無理のない範囲で住宅ローンを設定しましょう。年収や年齢、今後のライフプランを考慮したうえで、生活を圧迫しない返済額を検討することが理想の家づくりには重要です。

ローンの書類と電卓とお金のイラスト
写真⑩ローンの書類と電卓とお金のイラスト-min.jpg 75.9 KB
2023年度の住宅市場動向調査の報告書を参考に、住宅ローンを組んでいる世帯の返済期間や月々の返済額を紹介します。また、返済額の計算方法も確認しておきましょう。
調査によると、住宅ローンを利用している世帯は、新築の注文住宅を建てた世帯のうちの約79.5%。住宅ローンの返済期間は、35年以上に設定している方が約68.1%と最も多く見られました。一般的な返済期間は35年以内ですが、年齢によっては制限されます。
年間返済額は全国平均で155.2万円。月々の返済額に計算すると、約13万円になります。年収に対する年間あたりの返済額の割合「返済負担率」は19.4%でした。

参考元:国土交通省|令和5年度住宅市場動向調査 報告書
住宅ローンを組む際に重要なのは、自分の年収に対して借入れられる金額や無理なく返せる返済額などです。まずはシミュレーションして、月々の返済額などを確認してみましょう。計算する際には「返済方法」「金利」「借入金額」「返済年数」を把握する必要があります。

・返済方法

住宅ローンの返済方法は、「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類があります。元利均等返済は月々の返済額が一定のため、返済計画を立てやすいのがメリット。元金均等返済は、毎月の返済額のうち元本額が一定で利息部分が変動します。契約当初の返済額が大きい一方で、元本額が減るのが早く、利息の総支払額も抑えられます。ライフスタイルや返済計画に合わせ、よく考えて選択しましょう。

・金利

金利が1%の場合と3%の場合とでは、返済額に大きな差が生じます。金利には、固定金利と変動金利の2種類があり、固定金利は返済期間中金利が変わりません。一方変動金利は、経済状況などにより金利が変動します。同時期で比較した場合、一般的には固定金利の方が金利が高い傾向にあります。金融機関により金利に差があるため、いくつかの金融機関を比較しておくと良いでしょう。

>>参考コラム:住宅ローンは金利が大事!0.1%の違いで返済額はどのくらい変わるのか解説

・借入金額

借入金額は、しっかり把握していないと月々の返済額が正しく計算できません。まずは、住宅を建てる際にどのくらいの費用が必要になるのか、頭金をいくら用意できるのか把握し、借入金額をできる限り正確に設定しましょう。

・返済回数

住宅ローンは、毎月1回のペースで返済するのが一般的です。そのため、返済回数を把握する際は、返済年数×12ヵ月で計算します。なお、ボーナス月に返済額を増やせる仕組みがあるため、シミュレーションサイトを利用する際は設定しておくとより詳細に計算できるでしょう。

しかし、住宅ローンに関する計算はやや複雑で、通常の電卓で求めることは困難です。さまざまな金融機関のウェブサイトで、シミュレーションツールが公開されているため、そちらを利用してみると良いでしょう。シミュレーションツールを使用すると、現在の年収から可能な借入額を調べられたり、毎月の返済額をもとに借入可能額を計算できたりします。家づくりのプランを左右するため、できるだけ早い段階でシミュレーションして、予算の上限額を把握しておくと良いでしょう。

>>参考コラム:金利上昇に備えるために…住宅ローンの組み方はこう考える!

アイデアを思いつくイメージ
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予算を念頭におきながら注文住宅を建てようと思っていても、プランを検討しているうちについ予算オーバーになってしまう方も多いでしょう。費用を抑えながらも、自分だけのマイホームを手に入れるためのコツを紹介します。
複雑な外観の住宅は、外壁の面積が大きくなるため使用する建材が増えるので費用が高くなります。建築の手間もかかるため、人件費もかさんでしまうでしょう。費用を抑えたい場合は、凹凸が少ない、シンプルな形状の外観を選ぶことがポイントです。例えば、四角いデザインにしたり片流れの屋根にしたりすると費用を抑えられます。また、1階と2階の延床面積や造りをほぼ同じにすると基礎工事にかかる費用や壁、建材の費用を抑えられるため、よりコスト削減につなげられます。
一般的に延床面積は、少ない方が建築費用を抑えられます。家族構成やライフスタイルを考慮したうえで、延床面積を最小限に抑えると良いでしょう。そのためには、子どもの人数分だけ部屋が必要か、廊下や玄関は広すぎないかなど、将来的な視点も含めて考えてみることが重要です。条件次第では延床面積にカウントされない、ロフトを取り入れるといった工夫を取り入れるのも良いでしょう。
キッチンや浴室などの設備は、最新のグレードを選ばないことで数十万円~数百万円のコスト削減がかなうことがあります。耐久性が限られている食洗器やトイレ、キッチン設備などは、いずれ交換が必要になることを考慮し、設備のグレードを落としてコスト削減を図ると良いでしょう。
間取りをシンプルにすることもコストカットにつながります。部屋数を減らすことは、ドアや壁紙、壁材を減らすことになり、費用を抑えるポイントになります。建築時には子ども部屋の仕切りを設けずに必要になった時点で検討したり、各部屋に収納を設けるのではなくファミリークローゼットを設けたりするのも工夫の1つです。壁を減らしたシンプルな間取りは、風通しや見通しが良くなり、広々とした開放的な空間にもなるため、取り入れてみると良いでしょう。

>>参考コラム:注文住宅にはなぜりんご型の間取りが良い?メリットや設計時の注意点を解説
キッチンやお風呂、トイレなどの水回りは、近くにまとめて設置することがおすすめです。水回りは近くに配置する方が、配管が短くなりコストダウンにつながります。またトイレは各階に設けるのではなく、1階のみにすると数十万円軽減できます。将来のメンテナンス費用も削減できるため、意外に大きなコストカットに繋がるかもしれません。また、家事動線が短くなったり掃除の手間を省けたりするといったメリットも生まれるでしょう。
バルコニーは、おしゃれで取り入れたいと考える方も多いかもしれませんが、床の防水加工や排水設備、外壁工事など費用がかかるスペースです。場合によっては100万円程度かかることもあります。アウトドアスペースやセカンドリビングとして使用する場合には、家具や機材を購入する必要が生じることから、さらにコストがかかるかもしれません。また、メンテナンスにもお金がかかります。コスト面を考えるのであれば、バルコニーは取り入れないことを検討しても良いでしょう。

アドバイスする人
写真⑫アドバイスする人-min.jpg 81.4 KB
注文住宅の相場は、約4,000万円以上。土地代を含めるとさらに費用がかかります。そのため家づくりをする際には、予算を十分に検討し、資金計画を立てることが重要です。土地探しから家づくりをスタートする際には、住宅会社に相談しながら行うと理想の住まいに合わせた土地探しができます。また住宅社を選ぶときは、費用と性能などのバランスが良いところを選ぶと、満足度が上がるでしょう。

R+houseネットワークの工務店では、建築家と連携して予算や土地の条件に合わせてコストパフォーマンスの高い理想の家づくりをサポートします。設計や部材調達の工夫によって大幅なコストカットを実現し、手が届く価格での家づくりに尽力しています。家づくりにまつわるさまざまな相談にも対応していますので、是非お近くのR+houseネットワークの工務店までご相談ください。

>>理想のマイホームを手の届く価格で叶えよう!R+houseネットワークのコストのしくみについてはこちら
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