注文住宅を建てるときにかかる費用は?
家づくりをするときにかかる費用の内訳は、大きく分けて「土地の購入にかかる費用」と「建物の建築にかかる費用」です。はじめに、宮崎県の平均坪単価や建築費用などをチェックして、家づくりにかかるお金の相場観を掴んでいきましょう。
【土地の購入にかかる費用】宮崎県の坪単価は?
家を建てるときに、1坪(約3.3㎡)あたりにかかる費用を坪単価といいます。坪単価は、本体価格÷延床面積(坪)で算出可能です。宮崎県の坪単価平均(2024年公示地価)は、県全体で約13万円/坪(小数点第1位以下は切り捨て。以下も同様)でした。都道府県別にみると、坪単価平均の全国順位は41位/47都道府県、前年からの変動率は-0.05%でやや下落傾向となっています。宮崎県の中で坪単価平均が最も高い市町村は「宮崎市」で約20万円/坪、2番目に高いのが「延岡市」で約11万円/坪でした。また、変動率が上昇している市町村は、宮崎市、延岡市に加えて、日向市と三股町となりました。
住宅地における公示地価に限定してみると、宮崎県内は前年比+0.1%となり、25年ぶりに上昇傾向となりました。住宅地として注目されているのは、立地の良い宮崎駅の東側、自然災害の被害が少ない宮崎市内の高台などで、地価が上昇中です。参考元:国土交通省 不動産情報ライブラリ>>参考コラム:注文住宅の坪単価とは?坪・㎡(平米)の広さの目安を解説!
坪単価に付帯工事費は含まれていないので注意!
土地の購入にかかる費用は、坪単価を参考にして考えられますが、注意したいのは「注文住宅を建てるためには、本体工事費以外にも付帯工事費がかかる」ということです。付帯工事費とは、給排水・ガスの配管、電気配線の引き込み工事、地盤改良工事など。坪単価を計算するときの「本体価格」は、建物本体をつくるためにかかる費用のことですが、付帯工事費は含まれていません。坪単価を基準にして予算を検討すると、気づいたら予算オーバーになる可能性も。必要となる付帯工事を確認しながら、予算を考えるように注意しましょう。
【建物の建築にかかる費用】宮崎県の建築費用の相場は?
宮崎県で注文住宅を建てる場合、建築費用はどのくらいかかるのでしょうか。
住宅金支援機構「2023年度フラット35利用者調査結果」によると、宮崎県で土地付き注文住宅を購入した方の建築費相場は、3,230万円となりました。全国平均の3,405万円と比べると、宮崎県は175万円ほど低いことが分かります。
参考元:住宅金融支援機構|2023年度フラット35利用者調査結果
年収いくらあれば宮崎県で注文住宅を建てられる?
建てる家の予算について、自分の年収(世帯年収)を基準に考える方も少なくありません。年収がいくらあれば、宮崎県で注文住宅を建てられるのでしょうか。
「2023年度フラット35利用者調査結果」をみると、宮崎県で土地付きの注文住宅を購入した方の世帯年収は587万円となっています。全国平均704万円と比べると、117万円低いことが分かりました。
【年収別】自分はいくらの家が建てられる?
家を建てるときに、多くの方が活用する住宅ローン。自分はどのくらいの家が建てられるのか、把握していますか。年収別に、建てられる住宅の予算を考えてみましょう。
建てられる住宅の予算は、年収倍率から考えることが可能です。
住宅の予算は、年収の6~8倍がひとつの指標となります。例えば、世帯年収を約587万円(宮崎県で土地付きの注文住宅を購入した方の平均世帯年収)とすると、3,522~4,696万円が住宅予算の目安です。下記には、年収400~900万円の6~8倍の金額をまとめました。自分の年収倍率から、建てられる住宅の予算を考えてみましょう。
年収 | 年収の6倍 | 年収の7倍 | 年収の8倍 |
400万円 | 2,400万円 | 2,800万円 | 3,200万円 |
500万円 | 3,000万円 | 3,500万円 | 4,000万円 |
600万円 | 3,600万円 | 4,200万円 | 4,800万円 |
700万円 | 4,200万円 | 4,900万円 | 5,600万円 |
800万円 | 4,800万円 | 5,600万円 | 6,400万円 |
900万円 | 5,400万円 | 6,300万円 | 7,200万円 |
毎月のローンの返済額はどのくらい?
毎月のローンの返済額は、各家庭の家計や貯蓄状況によってさまざまです。子どもがいる場合は、子どもの成長に合わせて教育費などの支出が大きく変動するケースも想定されます。各ご家庭の状況に合わせて、無理のない返済ができるよう返済プランは慎重に検討しましょう。
一般的には、住宅ローンの返済額は「年間返済額が年収に占める割合(返済負担率)が25%以内であれば安心」といわれています。
「2023年度フラット35利用者調査結果」をみると、宮崎県で注文住宅を建てた世帯では、平均3,496万円の住宅ローンを組み、返済負担率25.6%で毎月12.1万円を返済していることが分かりました。この結果はあくまでも全体の平均値なので、住宅ローンの組み方(返済の仕方)はよく考えて決めていきましょう。
>>参考コラム:注文住宅を建てるときに資金計画は必要?重要性と計画の立て方を解説
家づくりでコストを抑える方法は?見直しポイントを紹介!
ここでは、少しでも家づくりにかかるコストを抑えるため、見直しポイントを紹介します。家づくりの計画段階で予算オーバーして困ったときは、是非参考にしてください。
見直しポイント | コストダウンできる内容 |
建物の形 | シンプルな箱型にすると、外壁の表面積が小さくできるので、施工費・材料費が節約できる。 |
間取り(窓・ドアの数) | 部屋・窓・ドアの数を少なくすると、クロスなど材料費を節約できる。 |
設備・機能 | 不要な設備・機能は省くと、大幅なコストダウンにつながる。 |
水回り | 水回りを近くにまとめる・トイレを2階につくらないことで、配管にかかるコストが節約できる。 |
和室 | 和室をつくらないことで、工費が安くなる。 |
収納 | 収納場所をまとめると、材料費・施工費が節約できる。 |
>>参考コラム:注文住宅のこだわりを予算内で叶えるには?優先順位や失敗事例をご紹介
宮崎県の家づくりで重視すべきポイント
宮崎県は、地理的にも台風や雨などの影響を受けやすく、とくに梅雨時期の集中豪雨などによって大きな被害が発生している地域でもあります。大雨によって河川が増水・氾濫したり、土砂災害が発生したりするケースも多いエリアです。また、四万十層・シラスといった軟弱な地質であることから、宮崎県で家づくりをするときには自然災害の被害に遭わないためにも備えが大切になります。
土地を決めるときには、必ず近くにある河川・がけ崩れが起きる場所がないかを確認しましょう。また、プロに同行してもらい土地の地盤強度・土質をチェックするなど、地盤調査は必ず行うようにしてください。地盤改良費がかかるケースもありますが、宮崎県での家づくりで重視すべきポイントなので、コスト削減は行わないようにしましょう。R+houseでは、住宅の耐久性・耐震性を重視した家づくりにこだわっています。構造専門の建築家が、住宅の安全性を検証。許容応力度計算を行い、構造安全性レベルの高い住宅を提供しています。また、マイホームが不同沈下しないためにも家を建てる土地の地盤チェックも入念に行います。地盤調査・解析で地盤改良工事の必要性を判断し、改良工事が必要な場合には地盤に合わせた工法をご提案します。地盤改良などでお困りの場合も、是非ご相談ください。
参考元:宮崎県県土整備部|災害記憶の伝承>>参考コラム:注文住宅でできる水害対策は?ハザードマップの見方や高リスクな場所も紹介
宮崎県で注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店にお問い合わせください
これからの家づくりで役立つ、宮崎県の坪単価・建築費用などを紹介しました。家を建てるには、土地・建物に関連するもの、地盤改良などにおいて、さまざまな費用がかかります。「こんなことにもお金がかかるなんて知らなかった!」とならないためにも、注文住宅にかかる費用を把握して、家づくりの計画を立てていきましょう。
R+houseネットワークの工務店は、全国に220店舗以上あります。高いデザイン性と機能性で、お客様に理想の注文住宅をお届けします。具体的な資金相談も承りますので、是非お気軽にお近くのR+houseネットワークの工務店までご来店ください。
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