岡崎市の地形と災害の歴史
東海豪雨
平成20年8月末豪雨
気象庁岡崎観測所では、2008年8月29日未明に時間雨量146.5mmと、観測史上最大の雨を記録。日本列島縦断するように停滞していた前線の影響で、当時の愛知県内には南からの湿った空気が流れ込み、各地で雷雲を発生させました。岡崎市では、視界が遮られるほどの猛烈な豪雨となりました。
この時、岡崎市内では、全国で初めてとなる全市民146,000世帯へ避難勧告が発令。この豪雨で2名の方が亡くなり、床下・床上浸水の被害が3,000棟以上、家屋の全壊・半壊が9棟と甚大な被害が報告されています。参考元:愛知県|平成20年8月末豪雨の被害状況と浸水対策参考元:岡崎市社会福祉協議会|災害
ハザードマップをチェック!岡崎市で考えられる災害リスク
岡崎市で注文住宅を建てる際は、水害をはじめとする自然災害に注意しなければいけません。岡崎市の各種ハザードマップをもとに、災害のリスクが高いエリアをチェックしましょう。
水害に気をつけるべきエリア
矢作川が流れる岡崎市西部は、水害に特に注意が必要です。名古屋鉄道東岡崎駅や、JR岡崎駅よりも西側のエリアでは、水害のリスクが非常に高くなっています。特に、愛知環状鉄道北岡崎駅周辺では、矢作川流域に48時間最大雨量683mmの想定最大規模の雨が降った場合、10から20m未満の浸水が想定されています。これは、5階床上浸水から7階床上浸水の被害が出る可能性を示しています。
参考元:岡崎市|岡崎市水害対応ガイドブック
土砂災害に気をつけるべきエリア
地震発生時に液状化に気をつけるべきエリア
岡崎市は海岸から距離があるため、地震が発生しても津波の心配はありませんが、液状化のリスクがあります。液状化とは、地震発生時に地盤が液体のようになる現象のことです。通常、砂の粒子が結びついて地盤を支えていますが、地震の振動によって粒子がバラバラになり、地下水に浮いた状態に。建物は水よりも重いため、傾いたり沈んだりしてしまいます。
岡崎市ハザードマップ南海トラフ巨大地震被害想定(液状化_理論上最大想定モデル)によると、液状化の可能性が非常に高いエリアは以下の通りです。
・【西部】大樹寺・森越町・中園町・八帖南町など
・【南西部】赤渋町・宮地町・上三ツ町・正名町など
・【中央部】太平町
岡崎平野が広がる岡崎市西部では、液状化の危険が極めて高くなっています。さらに、太平町のように、周辺は液状化の危険が極めて低いものの、ピンポイントでリスクが高いエリアがあるので、土地選びでは注意が必要です。
参考元:愛知県|南海トラフ地震の震度分布参考元:岡崎市|岡崎市わが街ガイド ハザードマップ>>参考コラム:【注文住宅の耐震関連情報】地震災害が生じやすい場所の特徴とは?
万が一岡崎市で被災した際に受けられる保証は?
岡崎市では、市内で発生した豪雨・洪水・地震・竜巻などの自然災害で住宅が被災した場合に「岡崎市被災者生活再建支援金」の支給が受けられます。基礎支援金と加算支援金に分かれており、被害状況や住宅の再建方法によってそれぞれの支給額が変わります。被災時に2人以上の世帯に支給される金額は、以下の通りです。
基礎支援金 | 支給額 | 加算支援金 | 支給額 | 合計 |
家屋が全壊した場合 | 100万円 | 新たに住宅を建てる・購入する | 200万円 | 300万円 |
家屋が全壊した場合 | 100万円 | 住宅の一部を補修・改修する | 100万円 | 200万円 |
家屋が全壊した場合 | 100万円 | 賃貸に引っ越す | 50万円 | 150万円 |
家屋が大規模半壊した場合 | 50万円 | 新たに住宅を建てる・購入する | 200万円 | 250万円 |
家屋が大規模半壊した場合 | 50万円 | 住宅の一部を補修・改修する | 100万円 | 150万円 |
家屋が大規模半壊した場合 | 50万円 | 賃貸に引っ越す | 50万円 | 100万円 |
また、岡崎市で火災や風水害などの自然災害に合った場合、災害見舞金が支給されます。自然災害による床上浸水では、2人以上の世帯の場合5万円が支給されます。
参考元:岡崎市|岡崎市被災者生活再建支援金について参考元:岡崎市|岡崎市被災者生活再建支援金支給要綱参考元:岡崎市|災害見舞金の支給
岡崎市で水害に強いエリアはどこ?
岡崎市で注文住宅を建てるなら、水害のリスクが少ない高台を選ぶと良いでしょう。ここからは、岡崎市で家を建てる際におすすめのエリアをご紹介します。
JR岡崎駅の東側
名古屋鉄道 美合駅周辺エリア
岡崎市で災害に強い家を建てる方法
岡崎市で注文住宅を建てる際に、災害に強い家にするにはどのような方法があるのでしょうか。家づくりにおける、災害対策のポイントをチェックしてみましょう。
水害対策
地震・液状化対策
購入した土地に液状化の可能性があると判明した場合は、地盤改良工事でリスクを軽減できます。ただし、100万円を超える工事費用が必要なうえ、すでに建物が建っている場合は、工事自体ができないことも。地盤の強さは、土地購入前にチェックしておきましょう。
また、地震で家が倒壊しないようにするのも重要です。建物自体の強度を高める「耐震構造」を採用したり、建物に揺れを伝えない「免震構造」にしたりと、地震対策を怠らないようにしましょう。>>参考コラム:耐震とは?快適な暮らしに必要な耐震の知識|メリット・デメリットも解説
岡崎市で注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店へ
岡崎市で注文住宅を建てるなら、浸水や土砂崩れといった水害のリスクを事前に確認して土地を選びましょう。また、地震や液状化の対策をしておくとより安心です。とはいえ、希望を叶える土地はなかなか見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまうことも珍しくありません。土地探しに迷ったら、R+houseネットワークの工務店へご相談ください。家づくりのポイントを詳しくお伝えし、ご予算に合う土地をご提案させていただきます。
また、R+houseネットワークの工務店では、床と壁を「面」で支える「耐震パネル工法」により、風や地震の揺れに強い家を実現。耐震等級3を標準とする、高い耐震性が特徴です。岡崎市で災害に強い家を建てるなら、耐震性に優れた家づくりを得意とするR+houseネットワークの工務店にお任せください。
>>岡崎市で建てる災害に強い注文住宅!R+houseネットワークの住宅性能について詳しくはこちら