島根県の特徴
島根県での一戸建てに必要な維持費と特徴
一戸建てにかかる主な維持費は、税金、保険料、水道光熱費です。それぞれについて以下で詳しく紹介していきます。
税金
住まいの税金には、固定資産税と都市計画税があります。それぞれの特徴を以下にまとめました。
【固定資産税】
毎年1月1日時点で所有している土地や家屋を対象に、所有者が払う税金です。一括または4回に分けて払うことができます。税額は「評価額×1.4%(標準税率)」で算出可能。評価額は建物の規模や築年数、構造、土地の面積や形状、道路との接し方などを項目として、各自治体が評価します。
【都市計画税】
毎年1月1日時点で市街化区域内に所有している土地や家屋を対象に、所有者が払う税金です。固定資産税と同様に、一括または4回に分けて払うことができます。税額は「評価額×0.3%」で算出可能。税額は条件によって大きく異なるため一概に「いくら」とは言えませんが、固定資産税と都市計画税を合わせた平均額が年間10~15万円程度とされています。
保険料
住宅における主な保険は火災保険と地震保険。それぞれについて以下で見ていきましょう。
【火災保険】
火災保険は、建物と家財を守る保険。火災だけでなく落雷や破裂・爆発による損害も補償対象です。住む地域によっては水災や風災、雪災などの損害に対する補償を選択することも可能。
【地震保険】
地震保険は、地震による火災や損壊、津波による損害を補償できる保険。火災保険と一緒に加入するのが一般的です。
保険料の目安は、地震保険なしの場合は年間3~6万円程度、地震保険ありの場合は年間8〜11万円程度となります。※
※2022年に東京都で建築された100㎡の木造一戸建て住宅の場合
水道光熱費
建物の劣化を維持するための費用
新築住宅も月日が建てばメンテナンスをする必要があります。ここでは築年数別に、メンテナンス箇所と費用の目安を紹介していきましょう。費用相場は地域や設備の使い方によって異なるため、あくまで目安としてご覧ください。
【築年数〜5年】
築年数5年目まではメンテナンスについて考えることはあまりないでしょう。しかし、雨や風などでちょっとした劣化が生じている箇所もあるかもしれません。大きな劣化になる前に修理しておくのがおすすめです。5年目の頃には駆除剤散布などシロアリ対策が必要になります。シロアリ対策にかかる費用の相場は1㎡あたり1,000〜2,000円ほどで、1坪あたり3,000〜12,000円ほどです。シロアリ対策は5年ごと行うのが一般的。これを怠っていると、駆除費用や修理代が余計にかさむため、定期的な対策をきちんと行いましょう。
【築年数5〜10年】
築年数が10年ころになると、様々な箇所にメンテナンスが必要になってきます。以下で修繕内容と費用相場について見ていきましょう。
修繕内容 |
費用相場 |
シロアリ対策 |
5〜15万円 |
屋根の部品交換 |
5〜20万円 |
クロス貼り替え |
60万円前後 |
外壁塗り替え |
100〜200万円 |
給湯器交換 |
20〜40万円 |
火災警報器交換 |
8,000円/1箇所 |
【築年数10〜20年】
これまでやってきた箇所のメンテナンスに加え、水回りの設備交換も必要になるケースがあります。また、築年数が20年を超えると外側の塗装だけで修繕できず、丸ごとの交換になる場合もあるため、メンテナンス費がかさむ可能性があることを頭に入れておきましょう。
修繕内容 |
費用相場 |
シロアリ対策 |
5〜10万円 |
外壁塗り替え |
150〜200万円 |
クロス貼り替え |
60万円前後 |
屋根交換 |
450万円 |
水回り交換 |
数百万円 |
給湯器交換 |
20〜40万円 |
【築年数20〜30年】
これまでの修繕箇所に加え、ユニットバスやトイレ、キッチンなども交換が必要になるでしょう。
修繕内容 |
費用相場 |
外壁貼り替え |
150〜250万円 |
クロス貼り替え |
30〜60万円 |
ユニットバス交換 |
40〜80万円 |
トイレ交換 |
10〜30万円 |
キッチン交換 |
30〜60万円 |
【築年数30年〜】
日本の住宅は一般的に30年が寿命だと言われています。これまでのメンテナンスに加えて、耐震性についてもきちんとチェックしてもらいましょう。メンテナンスする箇所が多い場合は、リフォームが必要になるケースもあります。リフォームが必要になった場合の費用目安は800〜2,000万円ほど。定期的にメンテナンスを行っておくことで、リフォームの費用を最小限にできるでしょう。
注文住宅を建てる際の注意点
設備や内装など、デザインばかりを重視して家づくりをすると、メンテナンスが必要になった場合に「部品がない」「メンテナンスできる人がいない」などという事態が起こりかねません。部品交換で済むような劣化でも、本体丸ごと交換しなくてはならないケースが発生し、費用が高額になる場合もあるでしょう。
ディテールや品質、見た目ばかりにとらわれず、メンテナンスのしやすさにも目を向けて家づくりを行うことが大切です。
家づくりのタイミングでできる対策
ここでは、家づくりのタイミングできる、維持費を抑えるために効果的な対策を紹介していきます。維持費を抑えて家づくりをしたい方はぜひ試してみてください。
対策①:耐久性に優れた素材を採用する
耐久性に優れた素材を採用して家を建てれば、メンテナンスの回数を抑えられ維持費の節約になるでしょう。耐久性に優れた素材は少々値段が高いかもしれません。しかし、結果的に費用の節約につながります。
対策②:省エネ性能に配慮する
省エネ性能が高い住宅は冷暖房を効率的に使えるため、光熱費の節約になります。また、太陽光発電システムを導入すれば、さらなる光熱費の節約が期待できるでしょう。電気代の高騰が騒がれている昨今ですが、今後も値上がりが予想されています。
そのため、高性能住宅で省エネを実現することにより、電気代を抑えることが重要です。R+houseでは、高断熱・高気密設計で省エネ住宅を実現しています。電気代削減をお考えの場合は、R+houseへご相談ください。
>>参考コラム:注文住宅を建てるなら性能が重要!住宅性能の種類からメリットまで解説
対策③:劣化はすぐに直す
もし家に劣化を見つけたら放置せずにすぐに直すことが大切です。小さな劣化のうちに修理しておけば少額で済んだものが、放置していたことによって大きな劣化となり、修理代も嵩んでしまった、というのはよくある話。日頃からセルフチェックを行い、劣化を見つけたら早めに修理してもらいましょう。
対策④:日頃から家をきれいに使う
普段の生活で、「そもそもメンテナンスが必要ない家」を目指すことも大切です。日頃から家をきれいに使うことはもちろん、掃除をこまめにして清潔な状態を保ちましょう。
夏と冬の光熱費
政府統計のポータルサイト「e-Stat」が公開している2023年の上下水道光熱費(2人以上の世帯)を以下にまとめました。1〜3月を春、4〜6月を夏、7〜9月を秋、10〜12月を冬としています。
|
電気代 |
ガス代 |
他の光熱費 |
上下水道代 |
春(1〜3月) |
17,723円 |
8,051円 |
2,573円 |
5,240円 |
夏(4〜6月) |
11,354円 |
5,766円 |
725円 |
5,070円 |
秋(7〜9月) |
9,885円 |
3,352円 |
271円 |
4,957円 |
冬(10〜12月) |
10,099円 |
3,667円 |
1,530円 |
5,158円 |
調査結果を見ると、電気代やガス代は1〜3月に高くなりやすい傾向にあるようです。これは、夏の冷房費よりも冬の暖房費の方が高いことや、冬の方がお風呂を沸かす頻度が多くなることなどが要因と考えられます。
上下水道代は一年を通してあまり変化はありませんが、1〜3月の料金が高くなっています。これは、洗い物の際、水がお湯になるのを待っていたり、お風呂にお湯をためる頻度が多くなったりすることなどが要因でしょう。
参考元:e-Stat|家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 四半期
※2023年の各四半期を参照
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