【基礎知識】ハザードマップとは?
ハザードマップとは、洪水や土砂災害、地震などのリスクがどのくらいあるかを示した地図のこと。想定浸水深や予想震度とともに、避難場所も記されています。
なお、ひとつのハザードマップにすべての災害予想が網羅されているわけではありません。自治体が災害ごとに作成しているため、さまざまな種類があります。
【ハザードマップの種類】
・洪水ハザードマップ
・津波ハザードマップ
・内水(ないすい)ハザードマップ
・土砂災害ハザードマップ
・揺れやすさマップ など
高崎市では、洪水災害と土砂災害のリスクをまとめた「高崎市ハザードマップ」や、マグニチュード8の地震発生時の震度を予測した「揺れやすさマップ」などが公開されています。
参考元:高崎市|高崎市ハザードマップ参考元:高崎市|揺れやすさマップ
ハザードマップで確認!高崎市における災害リスク
では、高崎市のハザードマップで災害リスクをチェックしていきましょう。
高崎市の水害リスク
高崎市内には「利根川」をはじめ「烏川」「碓氷川」「鏑川」といった河川が流れており、過去には大きな災害をもたらしています。1935年9月に発生した豪雨では、烏川や碓氷川が決壊。高崎市内で、家屋の流失・全半壊が13棟、床上浸水が818棟、床下浸水が712棟という甚大な被害が生じました。
2019年の「令和元年東日本台風」では、烏川や井野川で氾濫危険水位に到達。氾濫は起きませんでしたが、高崎市吉井町の大沢川では川岸を保護する「ふとんかご」が崩壊するほど危険が差し迫りました。
参考元:高崎市|第44回昭和10年の大水害と7兵士の殉職参考元:群馬県|令和元年 洪水記録
高崎市で浸水しやすいエリア
高崎市の土砂災害リスク
高崎市で土砂災害の危険性が高いエリア
高崎市内には、土砂災害のリスクが高いエリアが点在しています。群馬県が告示している、高崎市の土砂災害特別警戒区域を一部ピックアップしました。
・薬師谷
・薬師沢
・北大平沢
・小塚谷
・下山ノ根
・保古里沢
・東岩城川 などこれらのエリアでは土石流や急傾斜地の崩落の危険性が指摘されています。
参考元:群馬県|土砂災害警戒区域等の指定について(高崎市)
高崎市の地震災害リスク
高崎市で揺れやすいエリア
高崎市の南側を走る「関東平野北西縁断層帯」でマグニチュード8の地震が発生した場合、市内の最大震度は7と想定されています。高崎市の揺れやすさマップから、震度6強以上が懸念されるエリアを見てみましょう。
震度7 | 木部町、根小屋町 など |
震度6強 | 石原町、豊岡町、貝沢町、若田町、本郷町、上里見町 など |
断層帯に近い高崎市南部ほど、大きな地震の揺れが懸念されます。
参考元:高崎市|揺れやすさマップ
高崎市の液状化リスク
高崎市で災害に強い注文住宅を建てるヒント
注文住宅を建てる際は、周囲より土地が隆起している高台を選ぶのがおすすめです。というのも、高台は大雨や洪水の影響を受けにくいため。さらに、高台は地盤が固く引き締まっているケースが多く、地震が起きても揺れにくく、液状化リスクも低い傾向にあります。
高崎市内には、いくつか高台エリアがあります。
・寺尾
・剣崎
・吉井町南陽台 など
ただし、高台とはいえ災害発生時に被害がないとは限りません。災害に強い家にするには、水害・地震対策を講じましょう。
水害対策を万全にする
建物への水害対策は、主に次の4つの方法があります。
・敷地全体に土を盛って地盤をかさ上げする
・住宅の基礎を想定浸水深より高くする
・防水性にすぐれた外壁にする
・建物の周囲を防水性の塀で囲む河川が多い高崎市では、洪水に備えて水害対策を施しておくに越したことはないでしょう。また、万が一浸水してしまったときに住宅内の設備に支障がないよう、コンセントを高い場所に設置したり、1階と2階でブレーカーを分けたりするのも有効です。
>>参考コラム:注文住宅でできる水害対策は?ハザードマップの見方や高リスクな場所も紹介
耐震性を確保する
地盤の強度をチェックする
注文住宅の耐震性を高めても、建っている土地の地盤が弱いと十分な地震対策になりません。耐震性の効果を発揮するには、強固な地盤が求められます。そのため、注文住宅の建築前に土地の地盤調査を行い、状況に応じた地盤改良が必要です。
R+houseネットワークの工務店では、地盤調査や改良も請け負っています。
高崎市による被災時のサポート
自然災害で被災した際、高崎市ではさまざまな支援を実施しています。例えば、2024年9月の大雨で被害があった住宅に対して、建物内の消毒や廃棄物の処理、見舞金の支給などが行われました。
万全を期しても災害による被害は完全には防げません。公的なサポートが手厚いのは、マイホームを持つうえで心強いでしょう。
参考元:高崎市|9月8日から9日の大雨で被害にあわれた方へ
高崎市で自然災害に強い注文住宅ならR+houseネットワークの工務店にお任せください
日本全国どこに住んでいても、自然災害のリスクは否定できません。高崎市は河川が多いため、とくに水害に要注意です。今回紹介した注文住宅の災害対策や、高崎市のエリア情報を参考に、安心できるマイホームを手に入れましょう。
R+houseネットワークの工務店では、建築家とタッグを組み、高性能かつデザイン性に優れた家づくりを行っています。さらに、建築資材をメーカーに直発注し、仲介や保管にかかるコストをカット。品質を確保しながら手が届きやすい価格を実現できます。マイホーム計画を立てる際は、お近くのR+houseネットワークの工務店にご相談ください。
>>高崎市で建てる災害に強い注文住宅!R+houseネットワークの住宅性能について詳しくはこちら