注文住宅と建売住宅は何が違うの?
写真②住宅の疑問-min.jpg 57.97 KB新築の家を購入するには、主に2つの選択肢があります。1つは土地を用意して家を建てる注文住宅、もう1つは土地と建物がセットで購入できる建売住宅です。
注文住宅は土地を持っている方や、好きな土地に住みたい方、こだわりのマイホームを作りたい方におすすめです。建売住宅は、建物と土地をまとめて購入できるため、土地探しと家探しを一気に済ませられます。
注文住宅や建売住宅には、それぞれ向いている人に特徴があります。どちらにするか悩んでいる方はメリット・デメリットを比較して、自分に合う方を選ぶようにしましょう。ここからは注文住宅と建売住宅のメリットとデメリットを解説します。
注文住宅のメリット&デメリットをご紹介
写真③住宅模型-min.jpg 51.38 KB注文住宅のメリットやデメリットはどんなものでしょうか。詳細を紹介しましょう。
注文住宅のメリットとは
注文住宅のメリットは、自由度の高さにあります。家の間取りやデザイン、窓の数や断熱材の種類や厚み、床材や壁材などすべて自由に選ぶことが可能です。土地の特性や、契約したハウスメーカーとの制約も加味する必要がありますが、施主の希望に沿った住宅が建てられます。
家族の人数に合わせた個室や趣味の部屋など好きな間取りの家にできるのはもちろん、おしゃれな壁紙や外観を選べるのもメリットの1つ。予算に応じてコストをかける箇所と節約する部分を調整したり、収納棚を取り付けるなど造作家具を作ったりすることもできます。また、家が建築される過程を見守ることができ、担当してくれる大工さんと関係性が築ける点もメリットといえるでしょう。
注文住宅のデメリットとは
注文住宅は完成までに時間がかかることがデメリットといえます。土地を持っていない場合は、まず土地探しから始めなければならず、土地の購入、ハウスメーカーの決定、建物の契約と、手続きが煩雑な点もデメリットになりえます。
また建物の間取りや材料の1つ1つをどれにするか決めなければなりません。よりよい材料を選びたくなり、予算をオーバーしてしまうケースもあります。注文住宅を建てるには時間や手間がかかる点は考慮しておいた方がいいでしょう。
建築条件付き土地とは?
注文住宅の1つに建築条件付き土地というものがあります。ハウスメーカーの分譲地など、建物を建てる会社が決まっている土地を指します。注文住宅の自由度の高さを持ちながら、土地探しの労力を減らせるため、近年選ぶ人が多いようです。ただし、建築条件付き土地が気に入ったからといって、土地だけ購入して別のハウスメーカーに建物を注文する、といったことはできません。制約やルールについては提供元に問い合わせ、契約やキャンセルついてはよく確認しましょう。
建売住宅のメリット&デメリットをご紹介
写真④建売住宅のイメージ-min.jpg 89.12 KBここからは建売住宅のメリットとデメリットをご紹介します。
建売住宅のメリットとは?
建売住宅は建物と土地をセット購入できるので、契約完了から短期間で住み始められる点がメリットといえます。建築前の建売住宅でも住宅に関する打合せは少なく、建物が完成済の場合は建築の完成を待つ必要もありません。多くの建売住宅はハウスメーカーが材料をまとめて仕入れ、同じ形態の住宅を建てることでコストを抑えています。そのため比較的割安に住宅の購入が可能です。契約から入居までの期間の短さと、コストの面でメリットが大きいといえるでしょう。
建売住宅のデメリットとは?
建売住宅は、土地や建物の自由度が低い点がデメリットになります。利便性の高い土地かどうか、家族の人数に合った間取りかどうかはその建売住宅の規格によるところが大きいです。そのため、こだわりの要件があっても希望をかなえられないこともあるでしょう。また完成済の建売住宅を購入する場合、建築の過程をチェックできない点もデメリットといえます。
注文住宅と建売住宅を比べてみました!
写真⑤案内をするビジネスマン-min.jpg 37.95 KB注文住宅と建売住宅のメリットやデメリットを踏まえて、ここからは注文住宅と建売住宅の違いについて紹介しましょう。
注文住宅と建売住宅の所要資金はどう違う?
住宅金融支援機構が公表した「2022年度フラット35利用者調査結果」によると、注文住宅にかかる所要金額は3,717,000円、土地付き注文住宅では4,694,000円、建売住宅は3,719,000円とされています。この調査では注文住宅は予定建設費の金額とされており、土地の費用は含まれていません。そのため土地と建物がセットになった建売住宅は、割安なことがわかります。
参考元:住宅金融支援機構|2022年度フラット35利用者調査結果 調査結果の概要
注文住宅と建売住宅はどちらを選ぶ人が多いのか?
注文住宅と建売住宅の購入までの流れはどう違う?
住宅を購入したい場合、まず予算に合う物件を探し、住宅ローンの審査を経て売買契約を行い、引き渡しとなります。注文住宅と建売住宅では購入までの流れやかかる期間が異なるため、入居したい時期が決まっている場合などは注意しましょう。
注文住宅の場合
注文住宅の場合、まず土地探しと並行して建物を施工するハウスメーカーや工務店を選定します。次に住宅ローンや土地の売買契約、家の設計、建築請負契約を行い、建物の工事が完成後に引き渡し、入居する流れです。土地やハウスメーカーの検討、見積もり提示までに通常2~4か月程度、仮契約から工事請負契約までに約4~5か月、着工から引き渡しまでは3~5か月とされており、トータルで1年~1年半かかるといわれています。設計で悩んで時間をかけてしまったり、資材の調達が遅れたりすると時間はもっとかかるでしょう。注文住宅を建てる際は期間に余裕をもって取り組むのがおすすめです。
建売住宅の場合
一方で建売住宅の場合は、予算に合わせた物件を探し、住宅ローンや住宅の購入申し込み、売買契約を行い、建物が完成していれば引き渡しができます。土地や建物を自由に選べないため、建売住宅をいくつも見て回って気に入るものを探す方が多いようです。すぐに気に入った完成済建売物件が見つかれば、契約から最短約1か月で入居ができますし、慎重に検討する場合は1年以上かかることもあります。一般的には3か月~1年2か月ほどかかるといわれています。
注文住宅はこんな方におすすめ
写真⑥鹿児島県_2つの建物が繋がっている外観-min.jpg 457.15 KB注文住宅は土地を持っている方、住む場所を選びたい方や家の機能やデザインにこだわりたい方におすすめです。家族の人数に合わせた部屋数や間取りをかなえたい場合や、自分好みの家を作り上げたい、という場合も注文住宅がベストな選択でしょう。またコストをかける場所や抑える場所を自分で調整したい方も注文住宅に向いています。モデルハウスや完成見学会などを見て回り、自分にとってどんな家が理想なのかをイメージしながら、予算との折り合いをつけて計画していきましょう。
建売住宅はこんな方におすすめ
写真⑦多角形の土地の一戸建て模型-min.jpg 40.76 KB土地と建物をまとめて購入できる建売住宅は、土地を所有していない方、建売住宅の家や土地が気に入った方、マイホームづくりに手間や時間をかけたくない方におすすめです。土地と建物を比較的割安な価格で購入できるため、コストを抑えたい方にも選ばれています。また完成済の建売住宅なら実際の仕上がりを見て物件を選べるため、その家に住むイメージが湧きやすいでしょう。
自分の理想の注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店へ
写真⑧千葉県_玄関前の菜園が目を引く屋根のカットが特徴的な外観-min.jpg 588.69 KB注文住宅と建売住宅はそれぞれにメリットやデメリットがあります。建売住宅を考えている方も、注文住宅を考えている方も、まずは理想の住まいや予算を考えたうえで、あらゆる選択肢を検討するのがおすすめです。建売住宅や注文住宅の完成見学会などを多く見て回り、住まいのイメージを固めつつ、予算やプランについて住宅会社や工務店に相談しましょう。
R+houseは飽きの来ないデザイン、省エネ性や耐久性と、高いコストパフォーマンスを両立できる注文住宅です。後悔しない家づくりのために、信頼できる住宅会社や工務店を選ぶことはとても大切です。家が欲しいと思ったときは、ぜひR+houseネットワークの店舗にご相談ください。