西尾市の災害リスクをチェック
そもそも、西尾市ではどれほどの災害リスクがあるのでしょうか。過去の災害をもとに見ていきましょう。
西尾市には過去に大規模な水害をもたらした矢作川がある
西尾市周辺は南海トラフ大地震のリスクも高い
西尾市のある愛知県には、県中央部にある屏風山・恵那山断層帯及び猿投山断層帯や、伊勢湾内の伊勢湾断層帯など、活断層がいくつか存在しています。1945年には、三河湾を震源として、マグニチュード6.8をおよぼした三河地震も。死者2,000人以上、負傷者3,500人以上、家屋への被害は2万棟にも上る大きな被害をおよぼしました。
南海トラフで発生する大地震のリスクも大きく、愛知県全域が南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されています。西尾市における南海トラフ地震の被害想定によると、最大震度は7。最大の津波高は4.4mにもなり、市域の3分の1が浸水すると予測されています。この被害想定は、近隣の名古屋市や豊橋市を上回るもの。全壊建物数も名古屋市に次いで15,000棟にも上るとされています。
参考元:西尾市|守ろう、支えよう、大好きな故郷参考元:名古屋地方気象台|地震災害の記録参考元:地震本部|愛知県の地震活動の特徴
西尾市のハザードマップで災害リスクが高いエリアをチェック!
このように、洪水や地震・津波のリスクが高い西尾市で注文住宅を考えるのであれば、災害への備えも重要です。災害に強い家をつくるためには、家を建てるエリアをしっかりとチェックしておくのがおすすめ。ここからは、西尾市のハザードマップをもとに、災害リスクが高いエリアを確認していきましょう。
水害や土砂災害のリスクが高いエリア
一級河川である矢作川が流れる西尾市は、その周辺エリアや矢作古川周辺で水害のリスクが高まる傾向にあります。例えば、矢作川北岸にある米津町や矢作古川と広田川が近い三和・室場地区が、5~10m以上の浸水想定エリア。また、吉良地区における矢作古川の東岸一帯も3m以上の浸水が想定されています。
一方で、土砂災害のリスクのあるエリアは多くありません。ただし、西尾市のなかでも東の幡豆地区や、吉良地区など、山地周辺エリアは土砂災害特別警戒区域も点在しているので注意しましょう。
参考元:西尾市|洪水ハザードマップ
地震や津波のリスクが高いエリア
西尾市は液状化のリスクもある?
大地震が起きると、地盤の液状化リスクも高まります。地盤の液状化とは、地震によって地面の土の粒子がゆるみ、地盤全体が液体のようになってしまうこと。液状化によって、地面から水が噴き出したり、不安定になった地盤に建っている建物が沈んだりといった現象が発生します。
そのため、家を建てるなら液状化リスクも考慮しておきたいもの。しかしながら、西尾市は、愛知県のなかでも液状化リスクが極めて高いエリアです。
市内のなかでもとりわけ矢作川と平坂入江に囲まれた周辺エリアや、沿岸部から矢作古川周辺エリアにかけて、広範囲で液状化のリスクが高いとされています。そのため、該当エリアで土地を購入するのであれば、地盤改良など液状化リスクへの備えが必要になるでしょう。
参考元:国土交通省|盛土・宅地防災:液状化現象について>>参考コラム:【注文住宅の耐震関連情報】地震災害が生じやすい場所の特徴とは?
注文住宅を建てるときの災害対策ポイント!
災害リスクの低い土地選びも家づくりのポイントになりますが、住宅そのもののも災害への備えが必要です。ここからは、災害に備える家づくりのポイントを確認していきましょう。
水害・土砂災害への対策
地震への対策
被災したらどうする?西尾市の災害支援制度もチェックしよう
災害リスクの少ない土地を選び、災害に強い家づくりをしていても、被災するリスクはゼロではありません。万が一、被災したときのために、自治体の災害支援制度も確認しておきましょう。
西尾市では、以下のような災害支援制度が活用できます。
● 災害見舞金
● 市県民税の減免
● 所得税・市県民税の所得控除
● 固定資産税・都市計画税の減免
● 国民健康保険税の減免
● 介護保険料の減免
● 納税の猶予 など
支援の申請時には被害状況の写真の提出が求められることが多いため、身の安全を確保したうえで写真に収めておきましょう。これらの支援制度のほかにも、床下・床上浸水などによって消毒薬が必要な場合の消毒液支給や、市営住宅の一時使用などの援助もあります。それぞれ、被害の種類や程度に応じて支援内容が異なるため、西尾市ホームページから詳細を確認してください。
参考元:西尾市|災害の被害にあったとき参考元:西尾市|災害支援制度
西尾市で災害に強い注文住宅ならR+houseネットワークの工務店へ
水害をはじめ、地震による津波や液状化のリスクも高い西尾市では、リスクの少ない土地選びをすることが、災害に強い家づくりの第一歩といえるでしょう。R+houseネットワークの工務店では、プロの立場から土地選びのサポートも行っています。ハザードマップを確認するだけではなく、いえにくい地盤の強度や建物への影響まで、多角的に考えながらご提案やアドバイスをおこなっています。
災害のニュースも多い昨今、水害や地震に強い注文住宅を建てたいと検討している方は、是非R+houseネットワークの工務店へご相談ください。
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